かぼちゃの歴史
原産地は中央アメリカで、450年ほど前にカンボジアを経て日本に伝わりました。(カボチャの由来は「カンボジアから伝わった瓜だから」だそうです。)
その後、120~130ほど前に西洋カボチャがアメリカより伝わりました。当時はあまり普及しませんでしたが、明治以降に多くの品種を導入して、寒冷地方の北海道や東北地方などの栽培が盛んになり、現在の日本の主流種になっています。
特に「えびす」や「みやこ」はカボチャ全体の生産量の半分を占めます。
かぼちゃの種類
カボチャは瓜科の一年草で世界に約20種類ほどあります。
日本で栽培されている品種は、大きく分けて、日本カボチャ・西洋カボチャ・それらの雑種・べボカボチャの四種類です。ちなみにズッキーニはべボカボチャの一種でカボチャの仲間です。
かぼちゃの栄養価
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低カロリーで、ビタミンや(ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE)、食物繊維を多く含んでいることから、女性の方にお勧めします。
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ミネラル分(亜鉛・マンガン・銅)を多く含んでいて、現代人の不足したミネラルを補給してくれます。
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ベータカロチンが豊富で、体の抗酸化力を助けてくれます。(特にわたや皮の部分に多く含まれています。)
かぼちゃの貯蔵
ほとんどの種類は夏に収穫され、3~4ヶ月ほど貯蔵された後に出荷されます。
これは貯蔵することで南瓜のデンプン質が糖分に分解され、甘味が増して美味しくなるためです。
坊ちゃんかぼちゃとは
一つが約500gの手のひらサイズのミニかぼちゃ。
たんぱく質、ベータカロチン、糖質が、一般的なかぼちゃに比べて約3~4倍も含まれている栄養価の高い野菜です。
食味は普通のカボチャに比べてホクホクで甘く、ミニサイズなので使い切りが出来て便利です。
かぼちゃには、特に皮とわたに多くのビタミンAが含まれていますが、坊ちゃんかぼちゃはラップしてそのまま電子レンジで8分加熱することで、皮やわたの部分も丸ごと食べられます。
坊ちゃんかぼちゃの栽培風景
収穫サイズ
大きさは大体500グラム位で収穫します。
収穫した後は、少し熱を加えて乾燥して熟成させます。こうすることでますます甘くておいしい南瓜になります。
坊ちゃんかぼちゃの花
花が咲いた後にミツバチなどの昆虫が南瓜の受粉を手伝ってくれます。
坊ちゃんかぼちゃの収量
一本のつるに10個から多くて20個ぐらいの南瓜が出来ます。
張ってあるネットをつたわって、伸びるつるから南瓜が文字どうりなっている様子は圧巻されます。
空に浮かぶかぼちゃ
丈夫な棚を組み、上へと伸びるように栽培する事で、あたりの内綺麗な形状の南瓜が出来上がります。
栽培は比較的難しくないので、家庭菜園などでも十分栽培することも出来るそうです。
坊ちゃんかぼちゃの調理方法
ラップに包んで、電子レンジで約8分でそのまま食べられます。特にビタミンなどの栄養価の高い坊ちゃん南瓜は、子供の離乳食として与えても良いでしょう。
その他、煮物や中をくり貫いて詰め物をしてもおいしく食べられます。