TOP>卸売市場とは

卸売市場とは

卸売市場とは?

卸売市場とは、卸売市場法によって定められた、野菜・果物・鮮魚などの生鮮食 料品の卸売りを行う為に設置されたもので、中央卸売市場・地方卸売市場・その他の市場に分類されており(下記別表詳細記載)、商品を適正価格で消費者まで 供給することで地域住民の生活の安定、向上を図る為に重要な役割をもつもの。

卸売市場には、卸売場や冷蔵庫、駐車場など、卸売取引に必要な施設と、それを 執り行う為の卸売業者や仲買業者・関係事業者、それを管理する開設者などが設けられている。

卸売市場区分別表

区分 要件 開設者の許認可等
中央市場 開設を行えるのは都道府県や人口20万人以上の市などの地方公共団体で、農林水産大臣の許可が必要

開設者…農林水産大臣許可

卸売業者…農林水産大臣許可

仲卸業者…開設者許可

売買参加者…開設者承認

地方市場

中央卸売市場以外の卸売市場で、面積は以下規定規模以下のもの

都道府県知事の許可が必要

地方公共団体の他に協同組合や民間企業も開設することができる

青果物卸売市場の場合には300平方メートル以上

水産物卸売市場の場合には200平方メートル以上

精肉市場の場合には150平方メートル以上

花卉市場の場合には200平方メートル以上

開設者…都道府県知事許可

卸売業者…都道府県知事許可

仲卸業者…開設者承認

売買参加者…開設者承認


卸売市場の役割

集荷・品揃え

全国各地および国外から多様な品目・品質の生鮮食料品を集荷しこれらを迅速かつ確実に分荷する仕組みを担う。

価格形成

市場における需要と供給の関係を基に公開の場で公正かつ早急に適正な価格を決定する。

決済

販売代金の徴収や出荷者への決済などの卸売取引に係る金額の確保を行う。

情報の提供

需給情報・価格・入荷量や生鮮食料品に関する情報を収集しこれら情報を公開する。