アピオス

アピオスとは

アピオスとはマメ科のつる性多年草植物です。

和名をアメリカホドイモ、学名を『Apios Americana.Medikus』(アピオス・アメリカナ)といい、多くの栄養分と食効果で現在注目されている野菜です。

アピオスの歴史

北アメリカ原産で古代インディアンが大切なエネルギー源として食していたようです。現在もアメリカ北東部から、フロリダ・テキサスなどの土地に広く自生しています。日本には明治時代頃に青森のりんご農家が苗木を北米より輸入した際、苗木の土の中に混ざって日本に渡来したといわれています。

アピオスの形状

アピオスは地下茎にできる球塊を食用にするものですが、成長する段階で5~10センチ間隔で地下茎に節でき、それら各々がちょうどネックレスのように肥大をしていきます。

その肥大した球塊の大きさは約3~6センチほどで、褐色をしており、食味はジャガイモと自然薯を足して二で割ったような感じです。

アピオスの呼び名

『アピオス』の名前の由来ですが、食用のイモの部分の形状が西洋梨に似ているので、西洋梨『アピオン』からこの名前がついたと言われています。

ちなみに日本では、アメリカホドイモ・ホドイモなどと呼ばれますが、この『ホド』というのは漢字で『塊』と書き、かたまりの意味を表すといわれています。その他に芋が程々に美味であるからとか、程々の時間が経ってから根にまたひとつという具合に成長するからとか諸説色々いわれています。

アピオスの花

アピオスは7~9月にかけて紫色のスミレのような濃厚な香りをもつ花が付きます。各々の花自体は小さいく、それらがちょうど藤の花のように密集して咲くようです。

アピオスの収穫時期

10月から11月にかけて、葉が落ち成長が止まりますが、そのまま掘り出さず1ヵ月ほど地中に置いておいたほうが甘みが増します。また、地中にそのまま置いておけば保存しておくことができます。

アピオスの栄養価

古代インディアンがその薬効に注目して食していたアピオスには、非常に高い栄養分が含まれているようです。主成分として、鉄分・繊維質・たんぱく質・カルシウム・ビタミンEの他、ベータカロチンなども含みます。

参考資料:「奇跡のアピオス健康法」星川清親著 より引用させていただきました。

アピオスの保存方法

表面の乾燥に弱いようなので、乾燥しないように湿らせた新聞紙でいもを包み、ビニールで保湿して室内保存すると良いでしょう。(そのままの状態で大体1ヶ月ほど持つようです。)

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