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2002年ピアノ池ヒメガマ刈り取り作戦8月11日  

 吹田市藤白公園ピアノ池は、千里ニュータウン創設時から沈砂池として機能してきましたが、池が浅くなったためヒメガマが繁茂し、穂から種子を多数近隣に飛散させたり、悪臭を漂わせることになっていました。

 2年前から地元住民や吹田の環境団体、専門家の意見を聞き、ピアノ池の改修が行われました。 そのねらいは、
  ・水の流入を図り水質の改善と悪臭の除去
  ・水位を上げることによってヒメガマの後退を促すこと
  ・多様な植物・野鳥・魚類が生息できるよう水面と植物の比率を適正にすることなどでし た。

 ヒメガマは、昨年はかなり後退しましたが、今年になって以前のように勢力を伸ばしています。

 当初の計画のように、ヒメガマの勢力を減退させ、ピアノ池の自然環境保全に努めるために、地元市民、環境団体、吹田市公園室、大阪自然環境保全協会の共同事業で、穂の出ているヒメガマを刈り取ることにしました。
  地図
     

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 今回は、一藤会(地元自治会)、北千里地区公民館、吹田自然観察会、すいた市民環境会議、大阪自然環境保全協会、吹田市緑化公園室の6団体が協力して実施しまし た。
 30名ほどの参加を見込んでいましたが、倍近い60名ほどの人が集まり作業しました。


 池に浮かべるボート型のしっかりしたものが3艘、カヌー形式のものが5艘と、これも参加者の努力で、多く集まりました。

 地元自治会の方がテントが建てられ、作業中の参加者に冷たい麦茶やジュースをふるまってくださり大変助かりました。

 作業は午前中2時間、午後1時間半おこなわれました。

 胴長を着て池の中からヒメガマを鎌で刈り取る部隊、ボートとカヌーに乗って作業をする部隊、陸地で刈り取られたガマを束ねて池の上まで運ぶ部隊などに分かれてすすみました。

 暑さと重労働で、へたばり気味でしたが、ボランティア精神でみんな頑張りまし た。 (公然と池に入れるチャンスって貴重ですから・・・)

 本日の作業で、水面を覆っていたヒメガマの半分以上を刈り取ることができました。

 いろんな関係者がボランティアであつまり、ピアノ池の自然環境を保ちながら、(ヒメガマの衰退のために)この時期に刈り取る作業ができたことは、とても有意義なことでした。

共   催  一藤会(地元自治会)   北千里地区公民館
 すいた市民 環境会議    吹田自然観察会
 大阪自然環境保全協会  北千里カヌークラブ
 吹田市緑化公園室
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