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一般論として見て下さい。
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塗装業者は景気の良いとき、新築新築に追われてただ予算内に検査さえ通れば良い
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という工事をしてきました。
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塗り替えなんか忙しくて、頼まれても見向きもしませんでした。
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それが今不況になったら、仕事が無いので猫も杓子も塗り替え塗り替えです。
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塗装という作業は同じかもしれませんが、新しいものに塗ることと塗り替えでは違うことが
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たくさんあります。
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基本的に塗られていないものに塗装することと、旧塗膜があるものに塗ることとでは、
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工法も材料も違って当然です。
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新築しかやってこなかった業者が勉強もせず、メーカーに少し聞いただけで施工したら
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失敗して当たり前です。
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特に下請けがほとんどだった業者は、どうやって手を抜いて利益を確保するか!
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ということだけしか頭にありません。
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それだけ元請けにいじめられてきたので仕方ない部分もあります。
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でもそれをやられたお客様は、たまったもんじゃありません。
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塗装の仕事は大きく分けて、2つあると思います。(その他いっぱいありますが)
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1.仕事をとってくる ・・・ 営業
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2.実際の仕事をする ・・・ 施工
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どちらも甲乙付けがたい重要な仕事です。
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仕事量が少なくなっている現在、営業により多く力を入れている業者が目立っています。
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営業力が「生き残りの唯一の道である」と説く人もたくさんいます。
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それも一理あるでしょう。
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しかし、営業力だけで良い施工が伴わない業者は長続きしないと確信しています。
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私は同業者に、声を大にして言いたい。
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「営業に力を入れると同じくらい、塗装業の未来も考えてくれ」と。
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このままでは、アルミやステンレスなどの塗装しなくても良い物に仕事を奪われてしまいます。
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もっと長持ちする塗料を積極的に使って、塗装の良さを営業しようよ。
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手抜きしないで、胸を張って良い仕事をさせて頂きましたとお客さんに報告しようよ。
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良心的な塗装屋さんもたくさんいます。その人達は、塗料の勉強をしたり、
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下地の処理方法を工夫したりと、地道に、そして
長年仕事を続けています。
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下請け専門だった人達の中にも、そうなりたいと努力を惜しまず頑張っている会社もあります。
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そういった考えの人達が多くなれば、塗装も見直されてくると思います。
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ただし、値段競争をしていれば良心的な塗装屋は育ちません。
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塗装業の未来は、良心的な業者とそれに答えるお客の数がどれだけ増えるかにかかっています。
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良い塗料の需要が増えれば、メーカーも変な材料は作らないはずです。
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