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■「1997.12.31」だいすき!大晦日

[No.0000000016]植田

・自宅

【望】あーあ、今日で今年も終わりか…。今年も色々あったしなー。
【母】望、あんたそんなに小波君と色々あったの?
【望】ち、違う…わよ、そんなこと…。
【母】そんな事ってどんな事?
【望】もーっ、母さんったら。
【母】はいはい、ところで明日はどうするの?晴れ着?
【望】(そうよね、一度晴れ着で迎えに行って…。)
  うーん、ちょっと待って。
【母】何を考えてるの?そういうのって…。
【望】はいはい、「馬鹿の考え休むにいたり」って言いたいんでしょう。
【母】判ってるんならさっさと決めちゃいなさい。
【望】…やっぱりいいわ、晴れ着は今度にする。
【母】どうして?せっかくお父さんに買ってもらったのに。
【望】だって、いまさらおめかししたら変じゃない。
【母】…男の子ってそんなこと無いわよ。
  連れの女の子が綺麗だと嬉しいものよ。
【望】もうっ、いいの、そんな動き辛い格好なんかしたくないの。
【母】…きっと後悔するわよ。
【望】(そりゃ綺麗な子ならいいわよ。親のひいき目よ。)

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