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■「1998.12.23」だいすき!二人のクリスマス

[No.0000000016]植田

・遊園地

【望】…綺麗だったね、観覧車からの風景。
【小波】ごめん、清川さんを見てたから…。
【望】…やっ。
  (ずっと見られてたのは知ってたけど…。)
  (でも、今日はなんだか嬉しいな。)
【小波】清川さん。
【望】なに?
【小波】寒くない?
【望】そういえばもう日も落ちたし…ちょっと寒いかな。
【小波】まだパレードまで時間があるよ。
ばさっ
【小波】これ、着なよ。
【望】でも、それじゃぷれすてが…。
【小波】平気平気。これでも鍛えてるからね。
【望】(嬉しいけど、これじゃ…よーし。)
ふわっ
【望】こうして…二人で入れば暖かいよ。
【小波】き、清川さん。
【望】ねえ、こうしてると私達ってどう見えるかな?
【小波】どうって?
【望】…恋人どうしって思われるかな。
【小波】違うの?
【望】えっ?
【小波】オレは…そう思われたいな。
【望】(うわー、ぷれすてが照れてる。)
  ほんと?
【小波】清川さんは?
【望】…・・…。
【小波】今、なんて…。
【望】…だ・い・す・き…。
  (言っちゃった。)
【小波】…ほらっ、始まったみたいだよ。
【望】(あっ、ずるい。あたしにだけ言わせて。)
  ねえ、ぷれすては…。
【小波】きれいだよ、行こっ。
【望】(上手くごまかされちゃった。でも…いいか。)
  うん。…ねえ?
【小波】なに?
【望】…来年も…きっとまた来ようね。
【小波】うん!絶対に来よう。
【望】(最高に幸せー。)
  (ちゅっ。)

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