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■「1995.07.xx」きらめき!テスト

[No.0000000006]馬渕

【望】さあ、終った終った。そろそろかえろ。
【みんくん】望〜!一緒に帰ろうよ。
【望】うん、帰ろう。
【みんくん】そういえば、そろそろテストよね。
【望】うん…いやだなぁ…。
【みんくん】あなたって、勉強してるように見えないけど。
【望】してないよ。
【みんくん】あなた…大丈夫?…ってスポーツ推薦だから、関係ないのか。
【望】そんな事無いよ。成績張り出される時って最高に嫌なんだぜ。
【みんくん】まあ、ビリじゃあ、恥ずかしいよねぇ。望がいる限り私は大丈夫ね。
【望】うっるさ〜い!

・時は過ぎて、もうテスト

【望】(げげ、何この問題。まったくわかんない…。)
  (やっぱり、授業中に寝るんじゃなかったなぁ。)
      ・
      ・
      ・
【望】(お、終った…ああ、やっぱりだめだわ。)
  (あ〜あ、もうちょっと、勉強しとけばよかったなぁ…。)

・更に次の日の発表の日

【望】(あぁ…302番…ちょっとひどかったなぁ…。)
  (他の水泳部の人達は…っと、私よりはいい点数よねぇ…。)
  (見るだけ無駄か…。)

【みんくん】望〜!どうだった?
【望】…聞かないでよ。
【みんくん】やっぱりね!よかった!
【望】あんたって、デリカシー無いのねぇ…。
【みんくん】いいじゃないの、赤点補習無いんだし。
  水泳が凄いってのもちょっと羨ましいわ。
【望】(そんなに楽じゃないのに…私だってプレッシャー感じるよ…。)
【みんくん】じゃ、また部活でね。
【望】はいはい。

【望】(あれ、あそこで白くなってる奴って…たしか水泳部の…。)
  (名前なんてったっけ?)
  (同じ赤組だったのに、じれったいな。)
  (まあ、あの様子じゃ、全然ダメだったみたいだね。)
  (前に奴を見て元気になったし、ちょっと励ましといてやるか。)

【小波】(な、なんてことだ…250番…好雄と変わらんじゃないか…。)
  (奴には差をつけてやろうと思ったのに…はあ。)
【好雄】よう、ぷれすて。どうだった?
【小波】なんだ、おまえか。まああの通りだ。
【好雄】なんだ、良かったな。ぎりぎり赤点補習は免れたじゃないか。
  200番台には入ったんだから、いいじゃないか。
【小波】うるさいなぁ、お前と一緒にするなよ…。
  俺の誇りが傷つくじゃないか…。
【好雄】お前、よくそんな酷いことを言えるな…。
ドン!
【望】おい、そんなに気を落すなよ。
  200番台なら、私より良かったんだから。
【小波】えっ?
【望】じゃあな。
タッタッタ…

  (去りぎわに)
【望】この前は、おかげで元気がでたよ〜!ありがとな!
タッタッタ…

【小波】…あ、あれは…清川さん?
【好雄】なんだ、清川さんと知り合いなのか?
【小波】いや、話した事もない…。
【好雄】なんか、ありがとうって言ってたぞ。
【小波】全く心当たりが無いんだけど…。
【好雄】そっか、お前はノータッチなのか、じゃあ、チェックしとこ。
  ボーイッシュで可愛かったな。口説いて見ようかな。
【小波】よ、よせ、お前じゃ俺が清川さんに怨まれる…。

【望】さて、また気持を入れ換えて練習に励もう!
【顧問】よし、清川。また試合に向けてがんばれよ!
【望】はいっ!


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