【みんくん】望〜!どうだった?
…聞かないでよ。
【みんくん】やっぱりね!よかった!
あんたって、デリカシー無いのねぇ…。
【みんくん】いいじゃないの、赤点補習無いんだし。
水泳が凄いってのもちょっと羨ましいわ。
(そんなに楽じゃないのに…私だってプレッシャー感じるよ…。)
【みんくん】じゃ、また部活でね。
はいはい。
(あれ、あそこで白くなってる奴って…たしか水泳部の…。)
(名前なんてったっけ?)
(同じ赤組だったのに、じれったいな。)
(まあ、あの様子じゃ、全然ダメだったみたいだね。)
(前に奴を見て元気になったし、ちょっと励ましといてやるか。)
(な、なんてことだ…250番…好雄と変わらんじゃないか…。)
(奴には差をつけてやろうと思ったのに…はあ。)
【好雄】よう、ぷれすて。どうだった?
なんだ、おまえか。まああの通りだ。
【好雄】なんだ、良かったな。ぎりぎり赤点補習は免れたじゃないか。
200番台には入ったんだから、いいじゃないか。
うるさいなぁ、お前と一緒にするなよ…。
俺の誇りが傷つくじゃないか…。
【好雄】お前、よくそんな酷いことを言えるな…。
ドン!
おい、そんなに気を落すなよ。
200番台なら、私より良かったんだから。
えっ?
じゃあな。
タッタッタ…
(去りぎわに)
この前は、おかげで元気がでたよ〜!ありがとな!
タッタッタ…
…あ、あれは…清川さん?
【好雄】なんだ、清川さんと知り合いなのか?
いや、話した事もない…。
【好雄】なんか、ありがとうって言ってたぞ。
全く心当たりが無いんだけど…。
【好雄】そっか、お前はノータッチなのか、じゃあ、チェックしとこ。
ボーイッシュで可愛かったな。口説いて見ようかな。
よ、よせ、お前じゃ俺が清川さんに怨まれる…。
さて、また気持を入れ換えて練習に励もう!
【顧問】よし、清川。また試合に向けてがんばれよ!
はいっ!