Toneのパソコン遍歴


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第6章

この時点で私は3台のNoteパソコンを所有していました。PC9801NS/T,ThinkPad220,PowerBook140の3台ですが、すでにどの機械も非力でした。何をするにもスペック不足のため諦めなければいけないことばかりで、少々フラストレーションがたまっいたころ、仕事で出かけたWindowsEXPOで出会ったのがThinkPad230Csでした。IBMのブースにできていた人だかり、その中心で行われていたA5サイズパソコン上で再生される動画のデモを見たときのショックは今でも忘れません。それは当時の私にとって夢のマシンと呼べるものでした。
A5ファイルサイズで640×480×256色のカラーノート。CPUは486SX-33MHz、HDD230MB、メモリー最大12MB(当時)でWindows3.1を動作させるのに文句のない仕様(これも当時)。ひとめぼれといって問題無いでしょう。お金のない(あ、これは今も)私に所有しているすべてのNoteパソコンを手放す決心をさせるのに十分でした。さっそく手当たり次第に声をかけ、3台とも売れて現金を手にするとそれを頭金にローンを組んでThinkPad230Csを購入しました。
このマシンは当時私だけでなく多くの人が魅せられて購入したと思われます。これを境に日本のNoteパソコン市場にカラーサブノートと呼ばれるカテゴリーが生まれ、各社ThinkPadと同等かそれより少し上のスペックのサブノートがいっせいに発表されたのは記憶に新しいところです。
この機械はもう一つ私に初めてをもたらしました。当時サポートこそありませんでしたがOS/2 J2.11を導入して使用していたのです。仕事ではOS/2を使用していましたが、職場にあるマシンはまだ当事386DXばかりで、私のThinkPadのほうがOS/2を使うのに便利だったのです(笑)。その後OS/2 Warp V3へのバージョンアップ、私をOS/2フリークにしたのもこの機械だったわけです。主に使用するのはもっぱらWarp+WinOS/2でした。
OS/2のインストールのためIBM PCMCIA SCSIカードとCD-ROMドライブを購入して、インストール後は雑誌の付録CD-ROMを楽しんだりしました。ThinkPad220がDOS/Vの基礎を私に教えてくれましたが、230CsはWindowsとOS/2を教えてくれました。
現在でも用途を限定すれば十分使用に耐える機械です。実は今は父がWindows95で表計算やフリーセル(^^;)に使用しています。

第7章

やっと現在使用しているパソコンにたどり着きました。ThinkPad230Csを使用していて、やっぱりほしくなったのがデスクトップマシンです。ベースとなるデスクトップがあってこそサブノートは生きると考えはじめた私は購入意欲をそそるデスクトップマシンを探していました。しかしDOS/V機と呼ばれる互換機にはなかなか見た目で私を満足させるものが見つかりません(これはいまでもそうです)。IBMがAptivaシリーズを発表し、最初の世代のマシンを見たときにまずデザインをみて「お、なかなか」と思ったのが510/520のデスクトップタイプの機種でした。しかしなぜかこの時は食指が伸びなかったのです。私はさらに待ちAptiva第2世代の発表時にVLバスを削ったモデル530を発見しました。なぜかこの機種に引かれ、購入に至りました。スペックはAptiva530を参照ください。
現在も使用中のこの機械、更なる改造を現在計画中です。詳細は残念ながらここでは書けない内容なのですが、うまく行ったら公開可能な部分をAptiva530のページでご紹介するつもりです。1997年2月現在、このパソコン遍歴ページはここまでです。また新しい機械を購入することがあればまたご紹介します。それでは・・・・

取り合えず 完