IBM Aptiva530(214470J)


バックナンバー 1997年1月〜3月

懲りずにベンチマーク(Sep 20 1997)

HDDも速くなった(大容量化に伴ってであって、Ultra-ATAの恩恵にはあずかれない(^^;))こともあり、久久にベンチマークテストを行ってみました。結果は次の通りです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.297 ★ ★ ★
Aptiva 530 Custom
使用機種
Processor Pentium
解像度 1024×768 256色
Display Power Window DX
Memory 80,968Kbyte
OS Windows 95 4.0
Date 1997/ 9/22
SCSI Iomega Parallel Port Zip Interface
HDC Intel 82371SB PCI Bus Master IDE Controller
HDC プライマリIDEコントローラ(デュアルFIFO)
HDC セカンダリDEコントローラ(デュアルFIFO)
A GENERIC NEC FLOPPY DISK
CEF GENERIC IDE DISK TYPE<7
D GENERIC IDE DISK TYPE<7
G IOMEGA ZIP 100 Rev D.08
H MITSUMI CD-ROM !A Rev G.05B
ALL(総合) 10263
CPU 浮動小数点 整数演算
11276 12486
VIDEO 矩形 Text Scroll DirectDraw
22788 7858 10625 213 75
DISK Read(KB/s) Write(KB/s) Cache(KB/s) Drive
7798 7828 11494 C:10MB

結構値が変化していたのに驚きです。ビデオのドライバはずいぶん前にバージョンアップしていたので、その影響とあとは誤差があるでしょう。Aptiva ベンチマークのページと比較して現在2番目の性能といっていいでしょう(^^)。MWaveを外すともう少し出るかもしれません。

Quantum FBST-4300AT増設(Sep 19 1997)

久々の更新。

昨日念願のHDD増設を果たしました。購入したのは表題にある通りQuantum FBST-4300ATでUltra-ATAの4.3GB HDDです。

Ultra-ATAがVXチップのAptivaに増設できるか。通常のE-IDEディスクとしては使用できるはずだとは知っていたのですが、相変わらず小心者の私は購入前30分ほど迷ってしまいました。まぁ認識できなければ誰かに売ってしまおうということで(^^;)購入。

早速取り付けてみたところ、BIOSレベルでの認識はまったく問題なくここで一安心でした。それではとこれまでの構成(Quantum 1GB+標準 Westurn Digital720MB)からの移行を始めたわけですが、ここから苦労しました。Dドライブとしてデータとアプリケーションだけが置いてあった720MB HDDからのコピーは良かったんですが、Cドライブとして使用していた1GB HDDからのコピーがまったくうまく行かない。XCOPYだとLong File Nameは正しくコピーできないんですね。で、取りあえずWinodws95だけを新しいHDDにコピーしてからMSBACKUPで移行しようとしたんですが、これまたレジストリが正しく復元できず、数回バックアップ->復元を繰り返したあげく「諦め」。うまく動作しない部分に関しては再インストール/再設定を決意しました。しかし、それからも大変。先日Internet Explorer 4.0 Preview Release 2をインストールしてメール環境がOutlook Expressに移行されてしまっていたのでIE4.0再導入でシステムが起動しなくなってしまったり、HDDコントローラが正しく認識されずにフリーズする現象が多発したり・・・。

結局20日早朝までかかって取りあえず使える環境まで持っていけました。

Hモデルユーザーの方がHDDを増設するのには今回購入したものはなかなかいいかもしれません。4.3GBで税込み3万3千円強でした。

MWaveのオーディオを使わない場合のデバイスマネージャについて(Jun 18 1997)

どうも先日からMWaveオーディオ機能の調子がおかしくなったので、思い切ってサウンドをSound Blaster 16に任せてしまうことにしました。多くの(?)Aptivaユーザーの方がMWaveのモデム機能だけを残して別のサウンドカードを使用していらっしゃると思います。この時デバイスマネージャーに使用されずに赤い×印付きで表示されるMWaveデバイスを目障りだと思いませんか?

今回私自身、この邪魔なデバイス達をデバイスマネージャー画面に表示させないようにしようと思い立ち、設定に成功しましたので報告します。私のマシンのMWaveはV2.3になっていること、今回の設定変更によりモデムのスピーカー音もまったく聞こえなくなることにご注意ください。他バージョンのMWaveドライバで同じ方法でできるかどうかは確認していませんのでご容赦ください。

やり方は簡単で、C:\Windows\INFディレクトリ(隠し属性がついています)にあるMWMED420.INFというファイルをリネームした後、デバイスマネージャーから使用しない「MWave MPU-401 互換デバイス」「MWave オーディオ・デバイス」「MWave サウンド・ブラスター互換デバイス」「MWave ゲームポートジョイ・スティック」を削除して再起動するだけです。こうすることで再起動後削除したデバイス達は「不明なデバイス」としてシステムに検出されますので、ドライバーをインストールしないで進めてしまえば完成です。結果、デバイスマネージャーを開いた直後の表示が次のようになります。

この状態ではどのデバイスを見ても赤い×マークが表示されることはありません。MWaveを外すことなくSoundBlasterシリーズを増設しているユーザーの方は試してみてはどうでしょうか。

モニターを交換。---Aptiva Tモデル付属の6543-476(G50)---(Jun 5 1997)

本日Aptivaのモニターを悩ましいまでに性能の悪かった2115からJ3C等に付属の6543-476(G50として販売されているものと同等)に交換しました。
これまでとまったく同じ画面ではあるのですが、コントラスト/明るさ/細かい文字の明瞭さが段違いで嘘のようにきれいに見えます。もちろん突然画面が黄色くなったりしません(笑)。

ことの発端は先日、NiftyServeのIFBMJでT81を購入なさった会員さんがすでにモニターを持っているのでT81添付のモニターをどうしようか・・・といった書き込みを見かけたことでした。だましだまし2115で我慢してきた私でしたが、その画質の悪さや不安定な動作が許せなくなっていましたのでなんとか譲ってもらえないかとメールで連絡してみたのです。結果幸運にも譲っていただけるというメールをいただいたのです。それからは話がとんとん拍子に進み、本日宅配便で無事私の手元に6543-476が届いたわけです。

今回のモニター交換により私のAptivaはさらに怪しい構成になったわけです。これまでと違った視点でどれだけ怪しいか見てみましょう。

という構成です(笑)。怪しいなんてものじゃありません(^^;)。しかしまぎれもなくAptivaです。もう私は手放せないと思います(^^;)。

今回モニターを譲っていただいた中村さんにこの場であらためてお礼をさせていただきます。ありがとうございました。

ベンチマークで勝負!(May 22 1997)

内輪ネタで恐縮ですが、職場の同僚kentさんのホームページでCyrix搭載自作機と私のAptiva Customがベンチマークテストで比較されました。kentさんのマシンは最近FM-Vのパーツを流用して作成されたCyrix 6x86搭載機で、Matrox Milleniumをつんでいます。CPUのスペックはこちらが少し上のはずですが高速なことで有名なMilleniumを搭載していることもあり、またkentさんの使用したBenchmarkと私が使用したもののバージョンが異なっていたことから、同じ土俵で勝負してみたくなりました。AptivaではCyrix製CPUで127エラーが出ることが知られていますが、Aptiva以外のユーザーの方でCPUの換装を考えている方に少しでも参考になるようkentさんと同じEP82改/かずさん作HDBENCH V2.292を使用してのベンチマークテスト結果をアップロードします。kentさんのホームページと比べることで改造プランの参考になれば幸いです。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.292 ★ ★ ★
Aptiva 530 Custom
使用機種
Processor Pentium
解像度 1024×768 256色
Display Power Window DX
Memory 80,968Kbyte
OS Windows 95 4.0
Date 1997/ 5/22
SCSI Iomega Parallel Port Zip Interface
HDC Intel 82371SB PCI Bus Master IDE Controller
HDC プライマリIDEコントローラ(デュアルFIFO)
HDC セカンダリDEコントローラ(デュアルFIFO)
A GENERIC NEC FLOPPY DISK
C GENERIC IDE DISK TYPE<7
D GENERIC IDE DISK TYPE<7
E IOMEGA ZIP 100 Rev D.08
F MITSUMI CD-ROM !A Rev G.05B
ALL(総合) 8607
CPU 浮動小数点 整数演算
11261 12464
VIDEO 矩形 Text Scroll DirectDraw
15419 9887 8019 208 75
DISK Read(KB/s) Write(KB/s) Cache(KB/s) Drive
5215 5237 97955 C:10MB

Aptiva Customから見た値のパーセンテージを表にしました。

CPU 浮動小数点 162.54% ○○
整数演算 97.55%
VIDEO 矩形 44.85% ××
492.87% ○○○
テキスト 47.27% ××
スクロール 20.47% ×××
Direct Draw 171.57 ○○
DISK Read 131.76%
Write 181.34% ○○
Cache 81.95% ×
TOTAL 総合力 83.46% ×

ということで結構な差での負けとなりました。今回解像度と色数をあわせてやりましたから条件はかなり似ているはずです。前回のWindSockは16Bitで目安程度にしか成らないことに加えて画面を1152*864*64kで行っていましたから直接比較は意味がなかったのですが今回の結果はそれなりの信頼性があります。
面白いのはたしかに速いMillenmiumが円の描画に弱いと言うこととDirectDraw(2D)でVirge/DXに大きく差をつけられていることです。これはVideo Driverの問題かもしれません。それにしてもスクロールの値の差が致命的ですね。

ベンチマークテストを自己満足のためのツールだと割り切って使うと結構楽しいものです。

P54C 200MHzへの換装とMemory増強(May 17 1997)

というわけで・・・またしてもCPUを変更してしまいました(^^;)。今回はP55C 200MHzも検討したのですが、コストパフォーマンスからP54Cを選択。いっしょにメモリーを購入してきました。なんと133MHzのP54Cはたった3ヶ月で御役御免と相成ったわけです(^^;)。では今回のCPU換装に関してとちょっとメモリに関しても書きます。

これまで明記していませんでしたが、実は私が現在使用しているマザーは本物のAptiva Hモデルのものです。知り合いから譲ってもらったことが2月の改造のきっかけになったのです。HモデルにはAptiva530のようなデスクトップタイプが存在しませんのでライザーカードは別に購入しています。ですからここまで書いてきた改造、周辺機器はすべてHモデルで「おそらく」使用できるものばかりです。
HモデルにはP54C 200MHzまでのモデルしか存在しません。逆にいうと、私が自分のマシンに確実につけられるCPUはP54C 200MHzということです。2月に133MHzを載せて快適ではあったのですが、職場のPCが200MHzのものなってしまったため欲が出ました。メルコから出たMMX用ゲタとP55C 200MHzという組み合わせを考えたのですが、今日の段階で両方そろえると8万円弱の出費となり、ほかにメモリもHDDもほしい私は確実かつすっかり値段が下がったP54C 200MHzに決めたわけです。
今日購入したものは秋葉原まで出向いて探しました。先日Niftyで3万円台後半という情報を得ていたので4万円以下で探したのですが数軒回って、P54C 200MHzは在庫切れだったり5万円台での販売だったりでなかなか情報通りの価格で見つかりません。DOS/Vパラダイスによった後目の前にあったパソコンシティーというショップに入ったところ、\39,300の値札を発見。即決でこの店で購入しました。不良の場合は1週間以内に持ち込みとのことで了解して店をでました。

次にメモリですが、Hモデルはメモリにうるさいことがわかっています。ユーザーの方は追加のメモリ購入の際注意してほしいのですが、「60ns の鈴メッキ」であることが必須、できればEDOであることが望ましいのです。一般的に販売されているメモリのほとんどは金メッキです。また70nsもOKのような記述がマニュアルにあると思いますがこれは使用しないほうがいいです。このようなどちらかと言えば一般的なSIMMメモリをHモデルにつけると予期せぬ動作をすることがあるようです。
前振りが長くなりましたが上記のような理由で鈴メッキのメモリを探していたところさっきのDOS/Vパラダイスで展示されていたEDOメモリが鈴でした。念のため店員さんに鈴メッキであることを確認して2枚購入。こちらは32MB 2枚で39,900円(税込み)でした。

喜びいさんで帰宅。さっそく取り付けにかかったのですが、ケースを開け、ジャンパーJP3を2-3 4-6に変更、CPUを装着して起動しようとしたところBIOS画面すらあがってきません(^^;)。すわ!故障か?と大いに焦りました。仕方なく改めてばらし、133MHzに差し替えると何事もなかったかのように起動します。CPUの故障かもしれないとこの時点で思いましたが、もう一度200MHzを取り付けてみたところなんとかBIOSが起動。System Informationを確認するとクロック200MHzと正しく認識されています。さすがにほっとしました。ケースを閉じて恒例のWindsockをやってみます。

P54C 133 P54C 200 パーセンテージ
CPU 1302 2005 154%
VIDEO 1884(3D Rage) 3472(Virge/DX) 184%
DISK 2017 2060 102%
MEMORY 583(32MB) 611(80MB) 105%
TOTAL 1,394 1980 142%

と言うわけで今回もおおむね満足の行く結果になりました。SEGA RALLYやVIRTUA COPなどこれまで重たさを感じていたゲームでも体感できる速さです。もちろんメモリも増えてますので一概にCPUだけの差ではありませんが、ますます使いやすくなったことはまちがいありません。

現在の構成
製品名 Aptiva 530 Custom
モデル 2144-H7X
CPU Intel Pentium 200MHz(P54C)
2次キャッシュ 256KB
主記憶容量 80MB
VRAM 4MB
VIDEO カノープス Power Window DX/4MC
S3 ViRGE DX
補助記憶装置 3Mode FDD×1
E-IDE HDD(1GB)×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
ZIP Drive(Pallarel)×1
AUDIO SoundBlaster16(Vibra16)
MWave DSP Combo
FAX/MODEM MWave DSP Combo(33,600bps DATA/14,400 FAX)
OS Windows95(SP1)
オプション WACOM ARTPAD2/Microsoft SideWinder GamePad
Sony Hundycam SC7/Konica Q-mini
Canon BJC-210J

2115モニターのチューニングについて(Apr 20 1997)

Aptivaの486モデルと初期のPentiumモデルに標準で装備される2115カラーディスプレイについて書きます。

このモニターは異様に質が悪く、発売当初から画面が黄色くなる、暗くなる、色や文字がにじむなどの問題を抱えていました。私のAptiva530についている2115も例外ではなく、購入当初から画面が安定せずケーブルを揺らしたりモニターを揺らしたりしながら問題を回避しつづけてきましたが、最近その他に画面の揺れなどの現象が起こり始めたので、分解しての内部の掃除をすることにしました(非常に危険な行為です)。

なかを開けてネジを締め直しているときにディスプレイの調整用のネジが2つ並んでいることに気づきました。試しにモニターのふたを開けた状態でAptivaに接続し、表示しながらこのネジを調整したところ、一つは「ディスプレイの明るさ」もう一つは「ディスプレイのフォーカス」であることがわかりました。今私は画面を1152×864のHighColorで使用しているのですが、このネジを調整することで驚くほど表示の品質が上がったのです。この解像度でも9ポイントのフォントがはっきりと認識できるため、近いうちにモニターを買い足す予定だったのですがしばらく見合わせることにしました。

私がこれまで見てきた2115には前面の調整パネルではどうにもならないほど暗くしか表示できないものや、しょっちゅう画面が黄色くなるものがあったのですが、私と同じ方法で回避できる可能性があるのでモニターの開け方とどこにそのネジがあるかだけ書いておきます。

2115モニターを後ろから見ると深い穴が4つ見えるはずです。その奥にはすこし大き目のプラスドライバーではずせるネジがありますので、まずこれをはずします。次に表示部を下においてすっぽりとカバーをはずせます。調整用ネジはモニターを後ろから見て右側手前にある黒いプラスチックケースにあります。ネジ自身もプラスチックですがプラスドライバーで調整可能です。

保証は効かなくなりますし壊すつもりでないと試せませんが、捨てるつもりのものであればやってみる価値があるかもしれません。また高圧電流が流れるものですから人体にも危険があります。決して安易に取り組まないほうがいいでしょう。