Aptiva 530改造記 1997年1月〜3月


MWave装着!SoundBlaster Vibra16との共存環境構築(Mar 24 1997)

無事MWaveアダプターの装着を完了しました。もちろん最初はSoundBlaster16(Vibra16)(以下SB16)とFAX/Voice Modemアダプターは外してMWave2.21のインストールを行い、正常に稼動することを確認しました。
ここでネックになりそうなMIDIやSideWinderを使用したゲームなど一通り試してみたところ、やはりMWaveだとGamePadが正常に動作しなかったり音がもたついたりで満足の行く結果が得られなかったことから、SB16を復活させてMWaveをファックスボイスモデムとしてだけ使用できるか試してみることにしました。

まずデバイスマネージャーでMPU401互換デバイス/MWaveオーディオデバイス/MWaveサウンドブラスター互換デバイス/MWaveゲームポートジョイスティックの「デバイスの使用」チェックを外して赤い×印をつけて電源を切りました。それからケースを開けSB16を再度装着、MWaveアダプターからCD-ROMのオーディオケーブルをSB16に接続し直してWindows95を起動。
このSB16はPnPに対応していないので、コントロールパネルのハードウェアから自動検出を行わずにCreative LabsのSB16 or AWE32を追加。再起動。ゲームポートが自動で追加されていないことに気づき、これもコントロールパネルのハードウェアから手動で追加。

一応この手順でSB16から音が出るようになりました。またコミュニケーションセンターを使用してのハンズフリーフォン、ファックスも問題無くできます。こうなると欲が出てきます。MWaveのMIDI機能だけ使用できないものかと試行錯誤してみると、MWaveオーディオデバイスを使用可能にすることで見事MIDIを使用できるようになりました。

ヘッドセットを使用してのハンズフリーフォンは快適そのもの。モデム機能もUSのFTPからダウンロードしたモジュールを使用して33.6Kbps化して今まででは考えられないほどのスピードでネットサーフィンできるようになりました。この共存ができたことから、近い将来SB AWE64 or 32PnPを購入する決心がつきました。

あらためてMWaveアダプターを譲っていただいたUさんにはお礼を申し上げます。ありがとうございました。

現在の構成
製品名 Aptiva 530 Custom
モデル 2144-H3X
(勝手につけてます。IBMではこんなモデル出していません。)
CPU Intel Pentium 133MHz
2次キャッシュ 256KB
主記憶容量 32MB
VRAM 4MB
VIDEO カノープス Power Window DX/4MC
S3 ViRGE DX
補助記憶装置 3Mode FDD×1
E-IDE HDD(1GB)×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
ZIP Drive(Pallarel)×1
AUDIO SoundBlaster16(Vibra16)
MWave DSP Combo
FAX/MODEM MWave DSP Combo(33,600bps DATA/14,400 FAX)
OS Windows95(SP1)
オプション WACOM ARTPAD2
Microsoft SideWinder GamePad
Sony Hundycam SC7
Canon BJC-210J

MWaveアダプター装着予定(Mar 17 1997)

ある方のご厚意でMWaveアダプターを譲ってもらえそうなので、入手でき次第装着する予定です。なにかと嫌われもののMWaveアダプターですが、使いようによっては・・・と思ってますので楽しみです。構成がAptiva Hモデルにますます酷似してきます(^^;)。現段階での構成を以下にまとめます。

現在の構成
製品名 Aptiva 530 Custom
モデル 2144-H3X
(勝手につけてます。IBMではこんなモデル出していません。)
CPU Intel Pentium 133MHz
2次キャッシュ 256KB
主記憶容量 32MB
VRAM 4MB
VIDEO カノープス Power Window DX/4MC
S3 ViRGE DX
補助記憶装置 3Mode FDD×1
E-IDE HDD(1GB)×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
ZIP Drive(Pallarel)×1
AUDIO SoundBlaster16(Vibra16)
FAX/MODEM IBM FAX/VOICE 144
OS Windows95(SP1)
オプション WACOM ARTPAD2
Microsoft SideWinder GamePad
Sony Hundycam SC7

カノープス Power Window DX/4MC装着(Mar 14 1997)

デジカメ代わりにSony ハンディカムを使用したいという欲求と、換装後のビデオ関連の不具合(画面のゆれ)を回避するために先日カノープスのPower Window DX/4MCの購入に踏み切りました。このカード、S3のViRGE/DXを搭載し、ビデオメモリ4MB、ビデオキャプチャー機能標準装備と私の望むスペックを完全に満たすものだったのです。実は会社の昼休みに衝動的に買ってしまったのですが(^^;)。

このカード、PCIが2.1のシステムを要求するのですが、私のマザーが対応しているかは実は確認が取れていませんでした。が、装着したところ見事に認識。ハイレゾフルカラーの環境が眼前に現れたのです(おおげさ)。
さっそく手持ちのハンディカムからキャプチャしたのが右の写真です。どうでしょう、私はかなり満足しているのですが(^^)。

パフォーマンスはさすがViRGE/DX、体感で3DRAGEの1.5倍くらいのスピードはありそうです。特に16bit High ColorモードのDirect DrawがRAGEと比べると速くなってます。

残念ながらラピッドレジュームは使用できない(箱にも明記)ようですが、ラピッドレジュームを捨ててもいいAptiva Hモデルのユーザーにはお勧めのカードではないかと思われます。ちなみにパッケージにはセガラリーチャンピオンシップがバンドルされていて、私も楽しんでいます。

改造手術成功報告(Feb 21 1997)

マザーボード換装に成功しましたので喜びをここに報告します(^^)。今回の材料はタダ同然で256キャッシュといっしょに手に入ったマザーボード(メーカーは秘密)とそれと別に購入した専用ライザーカードと電源ユニット(実は今日現在まだ届いていないので借り物の電源で土日のみ稼働中)、九十九電機で23,800円(税別)で購入したPentium 133MHzと5000円のCPUクーラ−(SANYODENKI)。それに60nsのEDOメモリ8MB×4です。
Aptiva530no筐体はデスクトップ型なので中がぎちぎちに詰まってしまいましたが、なんとか収めて電源投入!もともとのマザーで稼動していたWindows95がHDDをフル回転させながら新しいH./Wを検出しまくります。事前にVGAにしておくのを忘れたため、ATI 3D Rageのドライバーをインストールするのに少々てこずり(それでも2回再起動が増えただけ)ましたが、無事起動しました。
VRAMは2MBあるので早速1024×768×65Kに変更。無事に表示されることを確認後、まずWindSockを動かして見ました(笑)。

換装前 換装後 パーセンテージ
CPU 930 1302 140%
VIDEO 441 1884 427%
DISK 617 2017 327%
MEMORY 92 583 634%
TOTAL 629 1,394 222%

さすがのパフォーマンスです。体感ではもっと速く感じます。ちなみに個人所有のPCとしては私のパソコン歴で最速です(^^;)。また今回Pentiumの133MHzに押さえたのは今後またCPUを買えた時に新たな感動を得るためです(笑)。本当は資金がなかっただけですが。
もう既にAptiva530というよりはHモデルのデスクトップといった感じです。以下にスペックをまとめます。

標準 少し前の構成 現在の構成
製品名 Aptiva 530 Aptiva 530 Custom
モデル 2144-70J ?????
CPU i486DX4 100MHz Am5x86-P75 133MHz Intel Pentium 133MHz
2次キャッシュ 0KB 128KB(MAX) 256KB(PBSRAM)
主記憶容量 8MB 32MB
VRAM 1MB(MAX) 2MB
VIDEO CL-5430 ATI 3D RAGE
補助記憶装置 3Mode FDD×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
3Mode FDD×1
E-IDE HDD(1GB)×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
ZIP Drive(Pallarel)×1
AUDIO SoundBlaster16(Vibra16)
FAX/MODEM IBM FAX/VOICE 144
OS PC-DOS 6.3/V
Windows3.1(IBM)
Warp V3.0
Windows95
オプション WACOM ARTPAD2 WACOM ARTPAD2
Microsoft SideWinder GamePad

Aptiva530 更なる改造手術によるパワーアップ計画(Feb 13 1997)

今Aptiva530の更なる改造手術を予定中です。今回はマザーボード、電源、メモリー、CPU、キャッシュを交換するというまったく別のマシンへ生まれ変わらせる予定です。ただし今のところ動作するかすらわからない怪しい組み合わせになっています(^^;)。
うまく行った場合CPUはIntel Pentium 133MHz、VIDEOはATI 3DRAGE、PCIバス、USB装備というスペックになります。

AMD Am5x86-P75 160MHz駆動について(Jan. 17 1997)

CPU換装後、通常133MHz駆動の160MHzクロックアップを行ってみました。ジャンパーを切り替えマザーボードのベースクロックを40MHzにするだけです。
クロックアップは無事成功。ベンチマークもかなりの成績(Windsock V3.30 CPU値で1130)を出すようになりましたが、いくつか問題がありました。ローカルバス接続の5430の表示がたまにおかしくなることと、標準で装着されていたWDの730MB HDDの動作が不安定になったことです。
5430のほうは致命的というほどではなく、時たま画面上のメニューなどがおかしな色で表示される程度で、ゲームなどは問題無く動作していました。またWDのHDDはDOSからの参照ができなくなるようです。すでにQuantumの1080MB HDDをマスターにしてありますからこちらも致命的ではありませんでした。
残念ながら今回購入したCPUクーラーが通常の486用ペルチェなしでしかも警報装置も購入していない状態だったので熱が恐く、今回は動作確認だけにとどまりましたが、CPUクーラーとスペアの5x86が入手できるようなら再度チャレンジしてみようと思います。

AMD Am5x86-P75への換装について(Jan. 15 1997)

1/15にIntel i486-DX4からAMD Am5x86-P75への換装を行いました。改造初心者ながらNiftyServe FIBMJフォーラムのライブラリーで提供されているAptiva(486)技術情報の助けを借り、トラブルなく作業を終了しました。私と同じようにH/Wの改造経験を持たないAptiva530/537ユーザーに少しでも多くの情報を提供するため、簡単にご報告します。また前述のNiftyServe FIBMフォーラムでは486Aptivaユーザーの方々による情報交換が活発に行われていますので、こちらもぜひご参照ください。
今回、CPUを購入したのは秋葉原のコムサテライト(最近では需要が減ったことから在庫を持っているお店が少ないような話をききますので、これからご購入の方は注意が必要かもしれません)。CPU(Am5x86-P75 Type ADZ) \8,000と汎用486CPUクーラー\1,280のみです。
帰宅後換装作業開始。通常の133MHz駆動であれば作業は非常に簡単でした。マザーボードのJP10とかかれたジャンパーを2-3の位置でショートさせ、ZIFソケットに入っているCPUをレバーを押し上げて取り外し、CPUクーラーにCPUを取り付けてからZIFソケットに差すだけ。次の起動では既に体感速度が上がっていました。このとき少しだけ慣れが必要なのがAptivaをばらす作業。十数個のネジを外し、ライザーカード、アダプター、CD-ROM、FDD、フレームをすべて取り外す作業です。マニュアルを熟読することでどこにネジがあるかわかります。
私のマシンではWindSock V3.30で計測した結果(初回)で次のようなパフォーマンス上昇が見られました。

換装前 換装後 パーセンテージ
CPU 811 930 115%
VIDEO 369 441 120%
DISK 522 617 118%
MEMORY 92 92 100%
TOTAL 547 629 115%

今後のチューニングで上下する可能性はありますが、体感速度でそれなりに速くなりました。特にぷよぷよ通がゲームになります(^^;)。以上ご報告でした。

スペック表

標準 現在の構成
製品名 Aptiva 530
モデル 2144-70J
CPU i486DX4 100MHz Am5x86-P75 133MHz
2次キャッシュ 0KB 128KB(MAX)
主記憶容量 8MB 32MB
VRAM 1MB(MAX)
VIDEO CL-5430
補助記憶装置 3Mode FDD×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
3Mode FDD×1
E-IDE HDD(1GB)×1
E-IDE HDD(720MB)×1
E-IDE CD-ROM(4X)×1
ZIP Drive(Pallarel)×1
AUDIO SoundBlaster16(Vibra16)
FAX/MODEM IBM FAX/VOICE 144
OS PC-DOS 6.3/V
Windows3.1(IBM)
Warp V3.0
Windows95
オプション WACOM ARTPAD2