m-takaの杭州〜上海旅行記


上海編は手こずりました。

品数が多いのに前菜が全然説明もメニューにもなかったので

分かる範囲でとなってしまいました。

ご存じの方いらっしゃいましたらフォローしてください。

1日目


上海組はメンバーは毎年恒例の旅行メンバー。

かの有名な(一部のマニアの間で(笑))オタク界のカリスマ、岡田斗司夫氏の懐刀?柳瀬君、

女性自身編集部Yさん、NHK料理番組プロデューサーOさんなどを含む14名、

それに香港からの「菊乃井」村田氏、「たん熊北店」栗栖氏、「魚三楼」荒木氏、

「瓢亭」高橋氏(ご子息)、「m-taka.Net」m-taka(笑)を入れて合計19名での中国グルメ旅です。




香港出発組は前日から香港入りしてくれていた近ツのおなじみ山口さんの6人で

10:30にペニンシュラホテルを出発、ドラゴン航空KA-620便にて中国・杭州へ。

上海組はそれぞれ関空、成田から上海入り。上海からバスにて杭州まで長距離移動。

香港組が杭州直行なのに比べるとちょっとしんどかったのでは?

しかも到着時は雨。「雨で長距離移動やったらみんな怒ってんのちゃうかいな」って村田さん心配してました。


空港で運良く別の客を迎えに来ていたシャングリラホテルのワゴンを見つけて乗せて貰う。

肝心の客は来なかったらしく、我々だけで西湖へ。


  
杭州の空港から西湖までの高速道路からの風景。ラブホテルみたいな色の建物は一般の住宅。
何故か窓ガラスはブルーのものが多かったです。


 
杭州シャングリラホテル。客室はなんとびっくり!!ひとりでの利用なのにスイートです。
上の写真、右の部屋と左の部屋、私一人で使ったんですよ。
う〜ん、勿体ない、勿体なすぎる・・・。



西湖周辺も濃霧。暑さはともかく湿気がすごい。

雨が降っている為、西湖観光は中止。ホテル内と目の前の西湖をブラブラ。


夕食は6時半より「楼外楼」で。

日本にも支店がある有名店です。

  
お店の外観と中。とにかく大きい建物で我々の個室まで階段や廊下を結構歩いて行きました。
1階の大食堂だけでも100人ぐらいは行けそうでした。
一体従業員何人ぐらい居るんでしょうね。

  
前菜8品から 鶏2種と海月

  
馬蘭草の炒め物、キャベツの甘酢漬、と、なんだっけ?(笑)

 
ナツメとタケノコ

 
左 小エビのお茶の葉炒め      右 アスパラの炒め物

 
    左 乞食鶏(鶏の包み焼き)  右 すずきの肉入り酸味のあるスープ

 
   左 ハムの蜜漬、蓮の実    右 魚(ハクレン?)の甘酢あん掛け

 
左 揚げ湯葉と甘いクリーム入りフリッター
右 小龍包

 
左 スッポン鍋
右 野菜盛り合せ(青梗菜、モヤシ、椎茸、フクロダケ)

 
左 砂鍋(鴨鍋)         右 杏仁豆腐

 
左 中華風クッキー(月餅風)
右 フルーツ盛り合せ(オレンジ、西瓜、瓜、キウイ)


とにかく、急いでいるのか料理が一気に出てきてしまって雰囲気ぶちこわしの感もあり。

もうちょっとゆっくり出して欲しいなぁ。

乞食鶏は本来なら葉っぱで包んで焼くのですがここではセロファンを使ってました。

また、ハムの蜜煮はこちらでは良く出る様でハムの塩気と表面の甘さとがなかなか絶妙でした。

小海老のお茶の葉炒めもさすがロンジン茶の本場、ちゃんと生葉ですね。

 
部屋を出たところにあった水槽にはブラックバスや亀が。
どんな料理になって出てくるんでしょうね。




2日目

朝食はバイキング。香港から回ってきた私と違って上海メンバーは

初日みたいなもんですからよく食べます。そんなに食べたら昼食大変ですよぉ(笑)

8時20分とちょい早めのチェックアウト(折角ならばもう一泊ぐらいしたかったな・・・スイートだったし。)

西湖の観光に出発です。



続いて西湖クルーズに出発。

 
左の写真の建物、実は船なんですよ。

 
これが西湖の観光船です。誰だったかの別荘

 
霧が出ていると水墨画の世界と言った感じです。


西湖の上に3つ、正三角形の配置で灯籠が作ってあります。
灯籠の明かりが水面に映るようになっているわけです。





反対側の船着き場は西湖に突き出ている小さな島になっているところでしたが

ここからバスが待っている駐車場まではすごい人でした。

西湖は中国有数の観光地と言う事でまるで清水寺のような感じでした。


そしてバスに乗り込んで出発、と、その時・・・。

「靴底がない〜」有名週刊誌「J」(としておきます)の編集部Yさんが悲鳴を上げました。

「靴底ぉ〜???」みんな何のことだか分からない。

「安もんの靴履いてるからやろ〜」「バリーの靴なのにぃ〜」

「バス戻してぇ〜」

とは言ってもこのあたりは駐停車禁止の場所。しかも警官がこっちを見てる。

日本と違って警察は絶対。ヘタするとバスの運転手は失業です(冗談じゃなく、ガイドさんが言ってました)

何とかターンをして取りに戻って無事事なきを得ました。人騒がせなぁ〜。


続いていったのは「西冷印社」。


 
西湖のほとりにある「西冷印社」。
有名な書家をはじめとする芸術家の作る学術団体の拠点でもあります。
その場で印鑑なども作ってくれます。


続いていったのはロンジン茶を作っている工場。

見学コースではロンジン茶の試飲・販売をやっていました。

 
ロンジン茶を作っているところ。生葉を直接乾燥させて作ります。
飲む時はグラスに直接茶葉を入れて。

おみやげにしっかり買って帰りました。




昼食は「百合花飯店」(リリーハンテン)で。

小さなホテルでしたがなかなか小綺麗な感じでした。


いつもながら個室です。

  
前菜6品から鶏、ナツメ、人参の干物

  
魚の干物、野菜炒め、壷入り鶏

 
左 スペアリブの豆鼓煮込み     右 バナナのフライ

 
 左 魚のフライ           右 牛肉の生姜炒め

 
左 絹さやのにんにく炒め          右 蒸し餃子

 
        左 お粥         右 中華風すいとん(ねこの耳の形)

 
左 春巻              右 胡麻団子

 
左 焼きそば            右 チャーシューパイ

 
左 白玉入りカボチャ餡の揚げ物   右 葱のパイ

 
左 フルーツ        右 エッグタルト

これは、と言う様なインパクトはありませんでしたが

食べやすいものが多く、割合と平均して美味しかったです。

まぁ、無難なところでしょう・・・。


食後はバスにて上海へ移動。

そう言えば「J」のYさん、今度は帽子を忘れてました(笑)

高速途中のサービスエリアで気付いたようですが、どうなったのかな?





上海で最初に行ったのは「上海中医薬大学」。

漢方薬を専門に研究している大学でWHOにも認定されているんだとか。

何故かそんなところに観光コースがあるんですねぇ。



まずは漢方材料の資料室から。

 
穿山甲(アルマジロ)やウミガメ、カワウソにハリネズミ。

 
定番の蛇(マムシ)と虎の足の骨だそうです・・・。


はっきり言って理科の準備室ですね・・・(笑)


このあと、別室で気功を使った有料のクイックマッサージや

医師による無料の診断、漢方薬の即売(これが目的なんだろうなぁ)が

あり、結局ほとんどの人がなにがしか買ってました。

女性はダイエット用の薬を買ってましたが

果たして安全なものだったんでしょうか?

丁度帰国してから中国産のダイエット薬で死亡者が出たりして

問題になりましたからねぇ。

漢方薬と言っても薬の形してましたから怖いですねぇ。




5時半にはホテルに一旦チェックイン。

この年の2月にオープンしたばかりの「上海フォーシーズンズホテル」です。

 
客室は案外普通でした。杭州シャングリラが良すぎただけに・・・(笑)


7時半からはリッツカールトンホテルにある劇場で「上海雑伎団」の見物。

   

   

説明はいらないですね。写真で見るよりも実際はもっとスピーディーで緊張感があります。

1時間半のショーでしたが見応えがありました。




夕食は「圓園」で。最近上海で若者に人気のお店だそうです。

なかなかしゃれた感じのお店でした。


お店の外観

  
ピータン、蒸し鶏、馬蘭草の炒め物

 
三度豆の炒め物、となんだっけ2(笑)

  
蟹の紹興酒漬、、餅入りナツメ

 
    左 角煮          右 腐乳の湯葉包み揚げ

 
左 空豆とハムの炒め物           右 ハム蜜煮   

 
左 白菜と海老の蒸しもの 右 ナマコの煮込み

 
 左 蟹の豆鼓煮込み         右 付け合わせの蒸しパン

 
        左 焼きそば       右 酒粕と黒ごま入り白玉の葛湯風

 
左 地鶏と豚の胃袋の丸ごとスープ         右 西瓜        

 
黒ごま入り白玉の作り方(ごまを一つ一つ入れるのか棒状にしたものを切っていくのか)を
シェフに聞く村田氏。シェフの横はガイドの倪さん。座っているのは添乗の山口さん。

 
疑問が解けてシェフとにっこり握手。料理関係のメンバーと記念写真。

若いシェフでしたがなかなかに良い料理をしていたと思います。

蟹の紹興酒漬は美味しかったなぁ。



この夜は翌朝先に帰ってしまう「たん熊北店」栗栖氏を囲んで

小一時間ほどホテルのバーで飲んでから寝ました。



3日目

朝食はここもバイキング。点心もあったので結構取っちゃいました(^^ゞ

一人で食べてたら「J」のYさんが来たので(一人で参加されてます)

ご一緒しましたが、いやぁ、味のある人です。天然ですね (^Q^)/^


この日の観光は「豫園」へ。上海を代表する名園です。


 
左は入り口の前にある湖心亭、右は豫園入り口

 
仰山堂と巻雨楼

 
大假山と漸入佳境の廊下。ここでお金持ちの娘がお見合いをしたのだそうです。
あくまでも選ぶ権利は女性にあったそうですが。

 
印象的な風景ですね。
右は龍壁。本物の龍とは足の指の数が違うそうです。
皇帝しか龍を使えなかったので指の数で誤魔化したのだとか。

 
和煦堂の中にある椅子はガジュマルの木から作られたものです。

 
左は玉玲瓏と呼ばれる奇岩。


続いて豫園の隣にある豫園商場のお茶の専門店へ。

ガイドさん差し入れの小龍包を食べながら3種類ほどお茶を試飲。



様々なお茶がいっぱいありました。

 
珍しいジャスミン茶の一種。左のまゆ状の玉がお湯を注ぐと
右の様に花が咲きます。

おみやげに買って帰りましたが最近は日本でも売ってるようです。

ただし、日本だと高いと思いますよ(^^ゞ





お昼は「徐家私菜精作坊」で。

 
お店の雰囲気はこんな感じ。

  
   
前菜6品(春巻、大徳寺麩小海老など)

 
         左 細切りアワビのスープ   右 黒魚、蟹味噌、蟹身の炒めレタス添え   

 
左 海老、蟹実入り餡掛け揚げ麺 右 鴨とカンラン菜の炒め物

 
     左 鴨の揚げ物      右 豚の角煮(ナツメ、ハム入り)

 
左 野菜の炒め物(アミガサダケ、椎茸、青梗菜、ヤングコーン)
右 鶏毛菜(小松菜?)の炒め物

 
左 鶏とアワビとハム、蓴菜のスープ       右 蟹の小龍包       


ナツメ餡と松の実入りの焼き餅


揚げた春雨の様な感じの揚げ麺が面白かったですね。


ここでの村田氏の迷言?

大女将がケミカルピーリングに行くという話に

「ケミカルピーリングみたいなもんで皮膚を焼かんでももうすぐ焼き場で焼いたげるがな」

あのぉ〜、こんな事言って良いんですかね?親子で・・・。

(多分、仲が良いから言えるんでしょー・・・ネッ?)




食後は「瓢亭」の高橋君達と「多倫路文化名人街」と言う骨董品街へ。

私は何も分からないのでただ付いていくだけなんですが

結構面白いものもありましたよ。

村田氏はここで明代?の鉢を買って「これが本物やったら10倍以上はするで」と

大事に抱いて持って帰ったんですが、帰ってから専門家に聞いたら

大したものではなかったらしいです(>_<)


さらに「景徳鎮芸術資器」にも行きましたがこちらは大したことはありませんでした。

どっちにしても私にはイマイチわからん・・・(-_-)゛ウーム


帰りは歩いてホテルまで帰りましたが

初めて上海の街の位置関係が分かりました。

やはり自分の足で歩くに限りますね。





さてさて、最後のディナーは「名軒」。元フランス人の邸宅あとの一棟を改装したお店です。

 
なかなかしゃれた感じです。

  
  
 
前菜8品

 
左 蟹味噌と魚の唇のスープ     右 海老とコーンフレーク 

 
左 蟹とアスパラの炒め物         右 北京ダック    

 
            左 かに玉豆腐    右 アヒルの水かきと干しアワビの煮込み

 
  左 肉入りちまき         右 椎茸と豆苗の炒め物

 
左 蟹味噌入り小龍包        右 マンゴープリン


西瓜、梨、ライチの盛り合せ



ここは文句なしに美味かったですよ。

アワビもそうでしたが水かきも美味かったし♪




最後の夜は上海の夜景を見に黄浦江へ。対岸に見える浦東地区の様子は

CMでもおなじみの夜景。ちょっとかすんで手それがまた綺麗でした。

 
 


このあと、最終日の夜と言う事で打ち上げを兼ねて7人ほどで

「新天地」と呼ばれている地区へ。

私は最初「ナニをするところかな?」と思っていましたが

そうではなくてディスコやクラブ、レストランなどが集まったところで

若者が集まる賑やかなところでした。

どこの店も満員で入れなかったので

漢方料理屋?薬膳?みたいな店でドリンクだけでもOKと言う事で

みんな1杯ずつ飲んでブラブラして帰りました。



4日目

最終日は9時バゲットアウト。11時には浦東の空港に着。

出発前の悪あがきに靴を買おうと思ったのですがサイズが無く断念。

1時間遅れの全日空NH-156便で関空へ。

4時10分関空着。JR特急「はるか」で京都へ。

皆さんお疲れさまでした。





今回も普通の旅行会社ではこの企画は絶対不可能でしょう。
まず第一に参加する人はある意味相当のグルメで且つマニアックな旅行を
求める人でなければならないでしょうから。
プランニング、各ホテル・レストランの予約、メニューのチェックまでを
コーディネーターの方にして頂いたので、
格安ツアーなどと違った楽しさが有ったと思います。


香港編へは一旦前のページへ戻ってください。



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