m-takaのフランス・ボルドー〜スペイン・バルセロナ旅行記





1日目

今回の出発日は「エル・ブジ」の予約の関係で少し遅めの3月25日。

関西出発組は伊丹空港から8時発の予定の全日空NH076便、25分遅れの出発に
成田出発組をやきもきさせながらの10分遅れの9時20分着です。

いつものサベナ・ベルギーではなく、ブリティッシュ・エアBA006便、
これも25分遅れて11時20分成田を出発して、ロンドン経由。

しかし何も口蹄疫が流行中のイギリスを経由せんでも良いんとちゃうん?
もちろん今回もビジネスクラスに相当する「ワールド・トラベラープラス」を利用。
機内時間12時間35分、機内では「トイ・ストーリー2」をやってました。
機内食は昼食に鶏肉のロースト、夕食に和風チキンカレーをセレクト。
カレーはまずまずでしたね。

ロンドンではヒースロー空港からシャトルバス使用でガトウィック空港へ移動、
高速道路では右ハンドル仕様のBMW-M3(しかもエストリル・ブルー!)が追い抜いていきました。
さらにBA6808便に乗り継いで西フランスはナント・アトランティック空港へ。

ホテル着は23時40分でした。




ホテル「La Perouse」 m-takaの泊まった部屋
初日のホテル、「La Perouse(ラ・ベローズ))」です。ナントはエアバスの工場が有ったり、
昔から湾岸都市として貿易で栄えた都市ですが、大きなホテルはほとんど無く、
泊まったホテルも部屋自体はそれほどでもありませんでした。
とは言っても洗面器が総ガラス製だったりして結構モダンなところもありましたね。



2日目

朝食は7時から地下1階で。テーブルがガラス製なのはモダンですが
足下が見えるのは個人的には?ですね。久しぶりにゆで卵食べました(笑)
本日は移動距離が長いと言うことで7時30分の出発。まだ外は薄暗かったです。

 
ナントの街。宮殿と教会です。



ナントからは専用バスにて移動。高速をひたすら南下。途中のドライブインでの休憩では
まだ食事時間でもないのにクレジットカードが使えると言うことで
ラザニア、ポテトサラダなんか食べちゃって皆さん昼食状態。
このメンバー、食べることにかけては遠慮有りません(笑)


車窓から。のどかです。




12時半頃ボルドー着。
13時45分まで一旦自由行動と言うことでワイングッズ店でワインの濾過器?を買いました。
昼食に行った人もいましたが、すでに先のドライブインで食べていたので
ボルドー名物、カヌレと立ち食いピザで済ませました。

  
ボルドーの街。真ん中はフランス海軍の船。


14時半からはフランスの5大シャトーの一つ、「シャトー・ムートン・ロートシルト」を見学。
業者の試飲会があると言うことで我々は試飲をさせてもらえなかったのが残念なところでしたが
夕食用にと言うことで5、6本買っていくことになりました。

 
「シャトー・ムートン・ロートシルト」の畑と見学棟外観。

 

  
左は一次発酵用タンク。真ん中はすでに樽で熟成中の新酒。


1時間ほどのワイナリー見学の後、再び高速に乗り南下。
温泉地・保養地の村、ユージェニー レ バンへ。
20時にユージェニー レ バンにあるオーベルジュ「Les Pres d’Eugenie(レ・プレ・ユージン)」に到着。



30分後にホテル内レストランでミシュラン3ッ星「ミシェル・ゲラール」にて夕食となりました。

今回も前回に引き続き、写真入りでメニューを紹介させて頂きます。
ただし、料理名、内容については十分な説明が出来ないものもありますので
ご了解ください。写真についても他のお客さんもいるところですから
基本的にフラッシュ無しで撮影していますので暗いところでは鮮明ではありません。


メニュー

 
別席(ウエイティング)でアペリティフ(サングリアのようなワインでした。アルコールきつめ)と共に。
左がパイ3種、右はホタテのマリネ。


いざテーブルへ



フォアグラのテリーヌ、ワインのジュレ添え


キノコのスープ ラビオリ添え


オマール海老のポアレ


鳩のロースト


カスタードのミルフィーユと2種類のフルーツソース


プチフール


ワイン

白 :テュルサン98’ バロン・ドゥ・バシャン(ミシェル・ゲラール所有のシャトー)

赤 :サンテミリヨン97’ シャトー・オ・ヴィレ

赤 :ムートン・ロートシルト95’(持ち込み)



当日は村田夫妻の結婚記念日でした。
お祝いの花束に照れる村田氏。


 
ミシェル・ゲラールの厨房を拝見。
広々としてきれいです。


結局、夕食は12時過ぎまで続き、寝たのは1時過ぎとなってしまいました。



3日目

この日の朝食はルームサービス。
前日にチェックシートに書いておいてドアの外にぶら下げておくスタイルでした。
ミルクの脂肪分が多いのかコーヒーに固まりが一杯浮かんでました。

この日の出発は9時15分。
世界最大の城壁の街、カルカッソンヌへ。

へ、行く途中で〜(笑)
「カルフールなんぞにちょっと寄ってみましょうか?」という話になり、
日本にも出店が話題になったカルフールへ。
寄ったところではカルフールだけでなく、
マクドナルドやいくつものショップが集まったショッピングセンターが
立ち並ぶところでした。

ところが・・・「20分で出発します」って
ど〜ゆ〜こと ?

トイレに行って戻ってきたら一番奥にある
カルフールの入り口まで行くのがやっとで入ってる時間無し。
仕方ないのでチキンをナンで巻いたやつを買って
食べながらバスに戻ったら、まだ誰も帰ってない。

ちきしょ〜、もっとゆっくりしときゃよかった〜。


14時半にカルカッソンヌ着。
我々は城塞内のホテルに宿泊と言うことでバスが入れないため、
徒歩で城塞内へ。


バスから見た城塞都市


二重になっている城壁


一旦、この日宿泊のホテル「Cite et rest.La Barbacone(シテ・エ・レスト ラ・バルバカン)」にチェックイン。


今日のお部屋はこんな感じ


夕食まで時間があると言うことで
徒歩で城塞都市を出て15分ほど離れている新市街へ。
嫁が(やっと出てきましたね。そう、一緒に行ってたんですよ・・・ ^_^;)
お土産にガマグチの財布を頼まれてるって言うもんでデパートへ。
入ってみたらなんか違うぞ〜、ただのスーパーでした(笑)
でも、有ったんですねぇ〜、ガマグチ。
決してブランド品じゃないですが(と言うよりブランドじゃ作らないだろ〜 ガマグチ。)
買えたんならOKだね♪

街をブラブラして帰ってきたら帰り道は長〜い上り坂。
城塞都市なんだから当たり前と言えば当たり前なんですが・・・(汗、汗、汗)
おかげで夕食前の良い運動になりました。


20時より夕食。
この日もホテル内にあるレストラン「ラ・バルバカン」(ミシュラン1ッ星)での夕食です。
ホテル内だと気が楽でいいですね。


メニュー


メインダイニング隣にあるバーでシャンパンを。


メインダイニングへ移動


フォアグラ入りクリームスープ


海老のハーブ添え レモンバター風味


羊のロースト 2種類のズッキーニ包み


フロマージュ3種とブドウ


3色のアイスクリーム フルーツソース


コーヒークリームのミルフィーユ ラズベリー添え


ワイン

白 :コトー・デュ・ラングドック99’ ラ・クラップ

赤 :ミネルヴォワ98’


23時よりバーで一杯。
私はアルマニャックを、嫁はオレンジジュース(ここのジュースは美味かった)を。
バーコーナーのお姉ちゃんがなかなかの美人で
某H山荘I氏のお気に入りでした♪ 「スカートのスリットが・・・by I」


うっ、写真変になっちゃった(>_<)



4日目

朝食は道路を挟んで向かい側の別棟で。
本格的にバイキングスタイルになってきました。
ここはヨーロッパに来て初めて朝食にパンケーキが有りました。
女性には人気でしたね。
久しぶりにスクランブルエッグにウスターソース掛けて食べたら
なんか美味かったりして・・・(笑)

9時40分ホテル出発。
出発時間が遅めなのは非常に楽です。
再び城塞外までゾロゾロと歩く日本人の一団。
いかにも団体旅行ですな。

途中、フランス/スペインの国境を越えます。
イギリスでの口蹄疫の流行にはヨーロッパ中が深刻になっています。
スペインは特に神経質になっている様で国境ではバスの足回りには
噴霧器で消毒液をかける丁寧さ。
でも乗客には何もしないのね。ちょっと間が抜けてる感じ。

12時半にフィゲラス着。
ダリの美術館前で食事のために一旦解散。
ブラブラと歩いていると広場の向こうを曲がる黒いBMW・・・
あ、E46のクーペだ〜、サイドに・・・

ん?ん?ん?ん?

E46M3だぁ〜〜〜〜!!!
(クルマに興味のない方、失礼しました。取り乱してしまいました。)

思わずデジカメを取り出し走る私!
訳分からないままついて走る嫁!

前後から1枚ずつ撮ったとたん、M3は走り去ってしまいました。
撮れただけでもラッキー♪ (^O^)/
(写真は別コーナーで)

昼食はこの広場のカフェでゴルゴンゾーラのピザ。
美味しかったですよ。

13時半からダリ美術館見学。
ダリの作品は解釈が難しいですね。
美術というものは理解するもの、
芸術は解釈するものと言った感じです。
少なくともダリの芸術は私には理解の範囲を超えています。
すごいと思うものもありましたが、
一方で「わけ分からんおっさんやなぁ。」と言うのもたくさんありました。
でも一番のインパクトは唇や鼻の形の家具?を置いて
上の方から見ると人の顔になるってやつ、
実物はそれほどでもないのに
売店にある写真見たらほとんど野村沙知代にそっくり!
そのころから生きてたんでしょうかねぇ(笑)



ダリ美術館です
 
左の絵、近くで見たら顔ではなく裸婦が真ん中にいるんですよ。

続いておもちゃ博物館へ。
ブリキのおもちゃなどがたくさんありましたが
台湾製?のザンボット3やガンダム(どっかおかしい)があったりもしましたね。


17時頃にホテル「Torremirona(トレミローナ)」に着。
ゴルフ場のクラブハウスがホテルになっているという感じで
周りはすべてゴルフコースと分譲の別荘ばかりでした。
早朝からゴルフしたい人もいたようですが、
スペインでゴルフをするにはライセンスが必要だそうで
外国人の場合はハンディキャップの証明を持ってこなければならないとか。
でも翌朝ラウンドしているのを見てたらどう考えても
平均スコア150以上の腕前のおじいさんばかりでしたけどね。

 
まんまゴルフ場のクラブハウスですね。部屋はきれいです。


19時45分にホテルのロビーに集合。
いよいよ今回の目玉、「エル・ブジ」へ出発です。
バスにてロサスという小さなリゾート地まで移動。
この旅行の少し前に爆弾テロがあったところです。(-_-)゛ウーム

結構きれいなところですが、最近はロシア系マフィアが家族を避難させるために
次々と別荘を買っていっているそうで、週末だけスペインに帰ってくるという生活だそうです。

そんなロサスの街でバスを降り、ここからはタクシーで山道を30分弱ほど走ります。
離合するのが精一杯の道で、しかも谷側はガードレール無し。
運転手は平気でガンガンとばしますが、助手席に座った人は
「生きた心地がしなかった。タイヤ半分ぐらい道から外れていた。」そうです。

山道を抜けた海辺に「エル・ブジ」はありました。
これが現在、世界最高峰と言われている料理を出す店かとは思えないほど
見た目は海辺の普通のレストランと言う感じでした。

ここで食べた料理についてはこちら「m-takaのエル・ブジ体験記」



「エル・ブジ」での食事はさすがに長く、0時までかかってしまいました。
それでも長くは感じなかったのはここにいた時間をそれだけ楽しめたと言うことであるかもしれません。
でも、帰りのタクシー、バスはみんな爆睡してました (^_^;
ホテル着は1時半でした。あ〜眠っ。



4日目

ホテル出発は10時。前夜が遅かっただけに朝ゆっくり出来るのはありがたいですね。
この日も午前中はバスによる移動、移動、移動・・・。
乗ってる人達は仮眠、熟睡、爆睡・・・。

12時にはバルセロナ着。
ガウディの遺産が数多く残る街です。


バルセロナの凱旋門


サン・パウ病院
ガウディのライバルの一人、モンタネールの作品です。


まずはサグラダファミリア聖家族教会へ。
ガウディの最大の遺産、未だに建築が続くこの建物は
現在、日本人建築家、外尾悦郎氏によって「生誕の門」が完成、
去年訪れた時からさらに工事が進み、見えなかった部分も工事が進んでいる様子が
よく分かる様になってきました。

 
 


続いて行ったのがグエル公園。
前回の「お勧め」にしたところです。
富豪のグエル氏がガウディに作らせた公園で
この山手に住宅街を作る予定もあったらしいのですが、
実際には1軒しか売れなかったそうです。
公園内にはそのための施設もいくつか有りましたが
結局はグエル氏が使っていたようです。


グエル公園

 
独特の形の柱。この上は道路(主に馬車用)でここは人が通るための道だとか。

 
色とりどりのタイルはガラス製のものがほとんど。
劣化せず、濡れるときれいなるので使われたとか。


公園内にあるガウディの家。ガウディの考えた家具などが置かれています。
実際にはサグラダファミリアの建築現場にベッドを持ち込んで
寝泊まりしていたため、ガウディはほとんどここにはいなかったとか。
ガウディの最後はみすぼらしい格好で電車にひかれて病院に運ばれたものの、
誰もガウディとは気がつかなかったため、治療が後回しにされて死んだそうです。
あまりにも寂しいというか、悲しいというか・・・。


17時にホテル「RITZ HOTEL」着。
去年も泊まった豪華なホテルでメインストリートのグラシア通りに近く、
便利なホテルです。

20時半にロビーに集合、バスにて夕食場所ミシュラン1ッ星「ガッチ」へ。


店内はこんな感じです。


メニュー


キノコのラビオリ


ポートワインとフォアグラのムース


牡蠣と鱒の卵 マヨネーズと醤油


干タラとフォアグラ入りアーティチョークのスープ


ポルチーニとピジョンのリゾット


アンコウとイカスミのポテト、人参、小タマネギ、トマト添え


山ウズラのグリル


リンゴのスープ パッションフルーツのソルベ


ヘーゼルナッツ入りチョコレートケーキ柑橘類のソース
ハーブのアイスクリーム添え


ハーブティー


プチフール


ワイン

白 :アレーリャ98’

赤 :リオハ97’



食後希望者だけでフラメンコ見物。
サングリアを飲みながらの1時間半ほどのフラメンコショーです。
去年見たフラメンコは女性だけが踊ってましたが
今年行った店では男性も踊ってました。
お客に女性が多かったので後半は男性中心の構成でしたが
ダイナミックでそれなりに楽しめました。
女性ダンサーも去年の店と違って若い人ばかりでしたね。

 

他の人は黙って見てましたが
ここはやはり手拍子(と言うのかな?)するのがいいです。
フラメンコの手拍子は変則的なので難しいのですが
とにかく手を叩くこと。
段々と雰囲気で自分もラテンのノリになってきます(笑)
その方が絶対に楽しめますよ。

 

ホテル着は2時でした。



5日目

ここも朝食はバイキングスタイル。
ヨーグルトが美味しかったなぁ。

この日は夕食までは自由行動。
神戸から参加の常連さん、金原夫妻と4人で行動することに。

10時前にホテルを出発。歩いて世界遺産でもあるカタルーニャ音楽堂へ。
見学コースは30分おきと言うことで受付で申し込もうとすると
英語での説明があるのは12時、1時、2時の組で今はカタルーニャ語の説明になってしまうとのこと。
カタルーニャ語では聞いても分からないのであきらめて建物を出ることに。
う〜ん、残念。

ランブラス通りに出てサン・ジョゼップ市場
去年も行ってますが金原夫妻は去年は来れなかったので初めてと言うことでした。
相変わらず人が多いところですがランブラス通りやここの市場あたりは
スリも多いところです。バッグはしっかり持って歩きます。


出ました!去年のお勧めに出した「亀の手」です。
去年食べたものよりも少し大きかった様な。
山盛りで売ってました。

 
やっぱりこちらの肉屋さんはこういうノリになってしまいますね。子羊かな?

 
これも去年と同じ感じですね。
腎臓に頭に脳味噌にモツに金玉、タン。 (-_-)゛ウーム

 
こちらは八百屋さん。ホワイトアスパラは親指ぐらいの太さ。
美味いんだなこれが。

 
魚屋さんです。左は干ダラ。右のヒラメは本当にまん丸です。

 
右は貝の専門店。


サン・ジョゼップ市場を出た後、さらにランブラス通りを港に向かって歩く。
ランブラス通りは大道芸人も多く、銅像や人形のふりをするのが多いのですが
まだ時間が早かったみたいでドラキュラも銅像もメイク中(笑)
逆に本物の蝋人形を見て「人形やろか人間やろか?」と悩んでみたり。
港に出るちょっと前のあたりは絵描きさんが多いところ。
ちょっとパリみたいな感じでした。

港に出る直前で左に折れてピカソ美術館を目指す。
ここも去年行ったところですが、何度見てもピカソの言う人の非凡さには
感心しますね。特に10代の頃の作品はその緻密さ、そして晩年の作品の独特の世界に。
ダリは感覚的に分かりにくい部分が多いのに対してピカソは
若い頃の作品から通してみると分かってくる感じがします。
写真撮影禁止なので写真が撮れないのが実に残念ですが
中には同じ風景を何度も書いているものがあって
その変化が面白いんです。


1時頃に昼食。
パエリヤが美味しい店と言うことで教えてもらっていた「エル・チェ」という店の支店が港のマレマグナムという
大阪で言う天保山の様なところに有るというので行ってみたんですが場所が分からない。
付近のお店の人に聞きながら行くとどうもここらしい。
でも店の名前は「タパス・バー」
違う店なんじゃねーの?と思いながらもとりあえず入ってみる。
ところがメニューのどこにもパエリヤが載ってない。
聞いてみても「ノー、パエリヤ」やっぱ違うんじゃん。
とりあえずビールとタパス(お総菜のこと)2種類を頼んだら
マヨネーズとオレンジ色の辛いソースは共通で一つはフレンチフライポテト、
もう一方は挽肉が中心部に入ったポテトコロッケ。同じ味やん。

馬鹿馬鹿しくなったんで店を出てとりあえずどこでも良いからパエリヤのある店を探そうと
表に出たら向かい側の店のボーイが手招きしている。
よく見たら店のお客はみんなパエリヤ食べてる。
「あっ、こっちだ。」名前が「エル・チペロン」だって。どうやら「エル・チェ」の支店の名前らしい。
結局入ってパエリヤを食べることに。

白ワインを1本頼んで待つこと20分、イカスミのパエリヤとパスタのパエリヤが出てきました。

 
イカスミのパエリヤと短く折ったパスタのパエリヤ

このパスタのパエリヤがくせ者でした。美味しいんですけど
食べてから胃の中でふくれるんですよ。
腹8分目で食べたつもりが・・・。

食事の後、金原夫妻と別れてタクシーで新市街へ。
嫁がエルメスに行きたいと言うことで行ったのですが
スペイン名物シエスタ(昼休み)で店は閉まっている。
仕方がないので4時まで時間をつぶそうとブラブラ。
嫁は靴屋さんでスリッポンを(この旅行4足目・・・(ToT))買う。
私、今回ベルトとネクタイぐらいしか買ってないんですけど・・・。

4時にエルメスに戻るとまだ開いてない。
聞いたら「うちは4時半までシエスタ」だって。
昼寝ばっかりしてんじゃねぇ!!

結局あきらめて朝のうちに
ホテルの近くに見つけていた皮の専門店へ。
工場直営店と言うことで安い。
袖丈などは10分で直すというので1着ずつショート丈のコートを。

帰り道で嫁が電卓叩きながら「あそこレート間違ってる、ずるい」と言いだした。
私はペセタで計算していたので気にしていなかったのですが
店のおじさんは日本円まで計算して売り込んできたので
嫁はそれを信じて買ったらしい。
1ペセタ0.7円ぐらいのレートのところをそこの店では0.5円ぐらいで
計算して説明していたので日本円で言われると安く感じてしまう。
それで嫁は決めたらしい。
どちらにせよ日本では絶対に買えない値段には違いないので
納得させることに。やれやれ。

このお店、結構ガイドブックに載っている店ですが、
数年前のガイドブックには0.5円の時代もあったわけで
基本的に買い物をするときのレート計算は自分でするのが
原則ですから別にこのお店を責めても仕方ないと思いますよ。
品質自体は悪くはないですからお店の名誉のために。


夕食はタクシー利用。
20時30分に「ジーン ルック フィゲラス」到着
ここもミシュラン1ッ星です。


 
お店の雰囲気はどうでしょうか。


シェフがご挨拶

メニュー


揚げた小イカとウズラ卵


干ダラとリンゴ


ホタテ貝のハムクランチ乗せと
焼きピーマン・焼きナス・アンチョビのパイ


小イカのフライ


フォアグラのソテー


ウサギのローストと小蛸


アイスクリームとヨーグルト風味のソース


アイスクリームのナッツ乗せストロベリーソース


ワイン

白 :ナバラ98’

赤 :ミゲル・トレス(年代不詳) マス・ボラス



決して味が悪い方ではなかったのですが、
お昼のパスタのパエリヤが効いておなかが一杯。
少し残してしまいました。ご免なさい。

ちなみに村田氏をはじめとする数人の方は
お昼に去年行ったミシュラン3つ星「El Raco de can Fabes」に
行って来たそうで食事終了が17時、ホテル着が18時でそれでも
ここの料理をペロリですからすごいですねぇ。
どんな胃袋してんでしょうか。

23時半ホテル着
明日の出発に備え手荷物の整理。
寝たのは1時近くでした。


6日目

飛行機の時間が遅めと言うことで
ホテル出発は10時。

空港で免税、出国手続きしてから最後の買い物(笑)
ペセタを残して置いても来年からユーロに切り替わる為、
9月以降はクズ当然になってしまいます。
出来るだけ使い切ろうというわけです。

バルセロナ13時発のBA475便でスペインを飛び立ち、
ロンドン・ヒースロー経由でBA007便に乗り換え。
再び11時間45分の飛行機の旅。

機内食は和食が牛肉のみぞれポン酢、洋食がチキンのロースト。
嫁と半分ずつ。チキンの方が美味しかったかなぁ。

時差のことを考えて時計を日本時間に戻して出来るだけ寝る様に。
日本時間7時半に目が覚めてからは出来るだけ起きている様にしました。
朝食はハムとパン。イマイチ。


7日目
日本時間11:30、東京、成田空港着。解散。
京都組は新幹線で5時過ぎ京都着となりました。




旅行費用約50万円。(別にワイン代が2万円、昼食代は自分もち)往復の飛行機代(ビジネスクラス)、
6泊分のホテル宿泊代(朝食付き)、1流レストランでの食事代5回分、
専用のバス代などが入っていますからかなり安かったと思います。
でも普通の旅行会社ではこの料金でこの企画は絶対不可能でしょう。
まず第一に参加する人はある意味相当のグルメで且つマニアックな旅行を
求める人でなければならないでしょうから。
プランニング、各ホテル・レストランの予約、メニューのチェックまでをコーディネーターの方にして頂いたので、
格安ツアーなどと違った楽しさが有ったと思います。




BACK「m-takaのエル・ブジ体験記」