あなたも招待されてたんだ。
清川さんもいたのか。
私だって、パーティーに出てもいいだろ?
い、いや、悪いとは言ってないよ…。
ところで、その服、まだ持ってたんだ。嬉しいよ。
え、覚えてくれてたの?
当たり前だよ。俺が選んだ服だからね。
清川さん、とても可愛いね。
ば、馬鹿。…照れるようなこと言うなよ。
お世辞じゃないつもりだけど…。
友達がいるから、悪いけど、そろそろ行くね。
それじゃ、また。
ああ、どうしよう。
ぷれすて、この服のこと、覚えててくれたんだ…。
せっかくパーティーで会えたのに、恥ずかしくて目が合わせられない。
思わず、友達がいるからなんて言ってきちゃったけど…。
もっと話がしたかったな…。
ただいま。
【母】おかえり。どうだった?
う、うん。楽しかったよ。
【母】そのプレゼントは…例の彼から?
ち、ちが…そ、そういうのじゃなくて…。
【母】ふぅん、それにしちゃ、ずいぶんと大事そうに抱えてるわね。
い、いいじゃない、そんなこと。
それより、お父さんは?
【母】望がいないから寂しいとか言って、お酒飲んで寝ちゃったわよ。
ご、ごめんなさい…。
【母】なに言ってるの。中学のときは水泳水泳で、パーティーなんかも
ロクに行ってなかったから、そっちのほうが心配だったわよ。
ありがとう、お母さん…。
【母】それじゃ、お休み…。
お休みなさい…。