「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」は四月二十九日午前十一時より、茨城県笠間市(旧岩間町)の合気神社で執り行われた。当日は新型コロナウィルスの対策をしっかりと配慮しつつ500名近くの参拝者が集まった。
合気神社は修祓に始まり、大祭祝詞、植芝家を始め各界代表の玉串奉奠が行われ、参拝者全員で神言を奏上し、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭に移った。
慰霊祭は祖霊、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、二代道主所縁の参拝者、参拝者代表による玉串奉呈が行われた後、天津祝詞が奏上された。
続いて、植芝守央道主が「一言御礼のご挨拶をさせていただきます。3年ぶりに合気神社大祭並びに合気道改組植芝盛平翁・吉祥丸二代道主の慰霊祭をこうして皆様方にお越しいただきまして
開催できますことを大変嬉しく思っております。また今日こうして皆様方ご多様の中雲行きが怪しい中お集まりいただきましたことに感謝申し上げたいと存じます。
開祖は53年前昭和44年4月26日に亡くなられ、吉祥丸二代道主は平成11年1月4日に亡くなられ23年の歳月が経っております。53年前の登録道場はまだ100を言ってないと思います。
また、海外の普及度も20カ国前後と思います。現在世界国内外百四十の国と地域、国内は2400箇所の登録道場まで広がっております。これは開祖の創始した合気道の素晴らしさゆえでございますが、
素晴らしい合気道を吉祥丸二代道主をはじめとする先達の方々が心血を注いで普及進行されてきている、そして現在の私達につないでくださっているからだと思います。
私たちは開祖の造られた合気道の精神を理解し、日々の稽古を大切にしっかりと修行し、そして社会が少しでも良くなる、世界が平和になることを努めながら歩んでいかなければならないと思っております。
本日はありがとうございました」
と挨拶。この後、植芝充央本部道場長、植芝道主による奉納演武が行われ、午後十二時祭典を終了した。
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