台湾の高雄出身のWang An-ping(30歳)は、感染したコンピュータ上のデータを盗み、破壊するウイルスPeepを作成したことを認めている。『China Post』によると、Wangは自分の空き時間を使って同ソフトウェアを設計したという。また、当初は企業が商用目的で利用するようにこのソフトウェアを販売するつもりだったが、最終的には自分のウェブサイト上で無償で公開することにしたという。 台湾のインターネット犯罪調査委員会の広報担当Lin Chieh-lungは、「Wangは単に自分のスキルを見せびらかしたかっただけかもしれないが、そのようなプログラムを市場に出せばどういうことになるか、分かっていたはずだ」と述べる。Chieh-lungによると、Wangはプログラムをハッカーの人気ウェブサイトに掲示し、ダウンロードするよう人々に呼びかけていたという。