1月24日。幾多の試練を乗り越え、ようやく麒麟の元に辿り着いた自分達を待ち構えていたのは、圧倒的な武力の差でありました。範馬勇次郎(オーガ)に柴千春(ヤンキー)が向かっていくらいの力の差はあったでしょう。もうちょっと判りやすく言うと、フリーザ(戦闘力100万以上)にヤムチャ(戦闘力1000くらい?)が向かっていくくらいでしょうか?さっぱり判りませんね(・ω・)とにかく、彼奴の召喚する四神の一匹すらも倒せないまま、完膚なきまでに打ちのめされた自分達は一つの選択を選ぶ事にしました。即ちそれは・・・<font size="5">初の他LSとの連合軍による討伐</font>です。今まで何を狩るにしても、<b>「今ある戦力でどう戦うか?」</b>を考え、それぞれが自分のジョブに応じた役割を果たすための努力をし、限られた戦力で敵を倒すことを誇りとしていましたが、今回だけは打開策が思いつきませんでした。なんせ、四神をやるのですらフルアラに近い人数が必要で、それに加えてそれの何倍も強い麒麟をやるのに、全員集まっても20数名しかいないLSであるうちが抑えるのは到底無理にしか思えないわけです。まあ、裏世界についての発表を聞いた時から「1LSではなにもできない状況」の可能性は考えていましたし、幸いにして、お互いを好敵手として認め合っていて、個人的な付き合いがある人も結構多かったりするという、まさに協力をし合うのにばっちりのLSがあったので、そのことに関して否定的な感じのある人はいませんでしたので、一つの目的にたいして、2つのLSが協力しあうという、Gilgamesh連合軍(LS名は内緒)が結成されました。合併とかする訳でなく、あくまで麒麟討伐のために結成されたLSなので気楽にやっていけます。そういや最近、「HNMを狩るのにこのジョブはいらない」とか格付けをしたがる人がいますが、自分的には<b>『ああ、なんて発想が貧困なんだ』</b>としか思えないです。理想のメンバーを集めて戦えば、そりゃなんだって勝てるでしょうとも。HNMを狩るためだけに集まって、必要なジョブだけ集めればそういう事も可能でしょうが、毎回、毎回、楽勝の状態で勝てるのが果たして楽しいと言えるのでしょうか?根本的な立場の違いかも知れませんが、自分達はHNMを狩るために集まったのでなく、FFの遊びの一つとして導入されたHNMを、普通のLSが遊びとして狩っているにすぎません。だから、それぞれの思う自分のジョブ、というものに誇りを持っていて、(中には複数ジョブをやることを楽しみとしている人もいますが、それも遊び方の一つでしょう)そのジョブでどう貢献するか?をテーマとし、今ある戦力で挑む事の方に重点が置かれているのです。「HNM用のジョブをあげろよ」とか言う人も時々いますが、とにかく参加できさえすればいいのならそういう手もあるでしょうが、たとえば「黒が足りない」=「黒を増やす」は、一見考えているようで何も考えていないに等しいと自分的には思うのです。そこで柔軟な発想をして「他のジョブで代用できないか?」とか「黒に頼らない他の戦い方はないのか?」とか考えようとは思わないのでしょうか?結局、前向きなようでいて、実は考える事から逃げているだけ、と思ってしまうわけです。まあ先ほど書いたように、HNMを狩るためだけに集まったLSではないから許される事なのかもしれませんし、HNMのために有利なジョブをあげる事が悪い事だとは思いません。100万人いれば、100万通りのプレイスタイルがあるのだから、それぞれが思うスタイルを貫けばいいと思います。あとはそのスタイルのために環境(LS)を犠牲にするか、環境(LS)のために個性を犠牲にするか、そこだけだと思います。で、今回の連合軍というのは「狩れさえすりゃなんでもいいのか?」という感じに思われるかもしれませんが、協力しあって一つの目的を果たすというのは、逆に言うと今までにない遊びだったりするので、自分的には、おおいにアリです。こんな大人数でかからないと倒せない敵、とかシチュエーション的に燃えるじゃありませんか(笑)個々の努力なんか灰燼に帰すほどの戦力差の敵、こういうのはこういうので楽しいのです。もちろん、いつかは最低限の人数で倒すことを目的にしたいですが、今しばらくはこの初の試みを楽しむ事にしましょう。<img src="./images/2004013101.jpg">ってことで、前ふりがずいぶんと長くなりましたが、Gilgamesh連合軍はぞくぞくと会場に集まってまいりました。目指すはル・アビタウ神殿、狙うは麒麟の首。いちおう、連合軍とはいえLSが違うと戦闘スタイルも違うだろうから、混合のアラを作るのでなく、それぞれでアラを作って、片方が麒麟をやっている間は、片方が四神を抑えるという、分担方式を採用することにしました。この日のために、それぞれのLSで麒麟を召喚するための印章は用意し、お互い1回ずつ麒麟と戦う事で話はついております。もちろん、戦利品は印章をだした方の総取りであとくされもなし。ワープに何度も失敗して、なかなか辿り着けない人もいましたが、22:30にはようやく全員が広間に集まり、ついに決戦の時がやってきました。総勢47名、いずれも歴戦のツワモノたちです。先行は我々が麒麟に挑みます。<img src="./images/2004013102.jpg">どーん。開幕にストンガ4炸裂。いきなりメイン盾パーティの3人死亡。含む自分。ダメージ1500オーバーって、メテオ並みじゃありませんか・・・盾役の交代でしばらくつないでもらい、現状維持で耐えようとする自分達。そんな中、さっそく麒麟は四神の一匹、朱雀を召喚。すかさず連合軍が連れ出し、自分達も衰弱から戦線復帰。しかし、状況を聞くと四神を抑えるパーティが少し苦戦中の模様。麒麟部隊も死人がポツポツでて、あまり芳しくない様子。みんな、がんばれ!!苦労して朱雀を倒した頃、容赦なく麒麟は次の四神を召喚しはじめました。今度は青龍だ!さきほどの朱雀戦から休むまもなく青龍に立ち向かわされて、またもや苦戦の様子。そこにダメ押しの玄武召喚。あんたは鬼か!!<img src="./images/2004013103.jpg">もう、かなりズタボロで、あちこちに死体がころがり、かなり劣勢になってまいりました。麒麟パーティの方もかなり劣勢で、魔道士が次々に1撃で倒され、どうしようもない状況に。げに恐ろしきはストンガIVかな・・・こうなったら、マラソンをして時間稼ぎをするしかない!<img src="./images/2004013104.jpg">しかし、麒麟の走る速度はむちゃくちゃ早く、あっという間に追いつかれてランナーは戦死。四神チームも、2匹相手にはなすすべなく、壊滅状態の模様。こりゃダメだ。敗走の準備をしよう・・・リレイズできる人はリレイズかけて・・・LS中に乱れ飛ぶ指示と悲鳴。<img src="./images/2004013105.jpg">私は白虎からのトリプルヒットで死亡。食べても美味くないですよ(;-;)こうして、連合軍による最初の挑戦は敢え無く失敗に終わりました。これ、本当に勝てるのかな・・・?全体の士気が低下しているのがかなり見て取れました・・・しかし、やらなきゃ対策も練れない、明日へ繋がらない!!タイミングがよいのか悪いのか、0:00から土曜日に入ってしまったので1時間の反省会と対策会議が開かれました。そうそう、麒麟の召喚した四神は何もアイテムを落とさず、経験値だけだったそうです。一時期、麒麟の召喚する四神もアイテムを出すのでうまい、とか騒がれてましたがその噂を流した人は、なかなか真偽を確認できないでいて、しかも人のひっかかりそうな部分をうまくつくという、かなりの知能犯ですなぁ・・・期待していたわけじゃないけど、本当だったらどうしようか?とかちょっぴりワクワクもしていたので、見事に肩透かしを食らった感じですね(笑)まあ、アイテムが出ないとわかれば、別にアラにこだわって倒す必要もないので、作戦の立てようもあるってもんです。先ほどの戦いでは四神を倒すのに時間がかかりすぎて、次々に召喚されてしまって余計にきつくなり、さらに1匹倒すのもかなり辛いという状況だったので、今回は思い切って召喚された四神を倒すには救援をだして、麒麟をやっているアラ以外の全員でやっちまおうか、ってことになりました。ひょっとしたら、四神で救援を出すと麒麟も救援状態になるかもしれない、という危惧もありましたが、そこはやってみないとわからないね、ってことでこの作戦で行くことに。さあ、3度目の正直なるか? ってことで深夜1:00、総勢53名での死闘は火蓋を切って落とされました。<img src="./images/2004013106.jpg">今回は、自分達は四神を引き付けるフォロー側。麒麟が召喚するのを息をひそめて見守ります。いつくるか解らないので適当にためつづけてましたが、案の定、気合がパンクした頃に召喚されるのでありましたorz最初の一匹目は白虎でしたが、30人近くがこれの処理にあたっていたので、あっという間に撃破。いける!<img src="./images/2004013107.jpg">続いて青龍召喚。何がどの順番でくるかはランダムみたいですね。<img src="./images/2004013108.jpg">百烈が本物に負けず劣らず痛かったのですが、かなりの速度で青龍撃破に成功!こちらの被害は0!<img src="./images/2004013109.jpg">さらに朱雀召喚!連続魔でファイガとフレアの連発にあって、3,4人死んでしまい、かなりヤバイ状況になりかけましたが、なんとか乗り切ることに成功。ぶっちゃけ自分も背中が煤けてました・・・<img src="./images/2004013110.jpg">玄武はインビンで強制的に時間稼ぎされるのが辛いです。が、ここぞとばかりに魔道士部隊の削りが入って、これは楽に勝利。<img src="./images/2004013111.jpg">さあ、4匹倒したぞ、どうでるか?定期的に四神を召喚しつづけるのか、それともこれで終りなのか?しばらく固唾を飲んで見守りましたが、どうやら召喚はこれで打ち止めの模様。よし、あとはメインアラに頑張ってもらうのみ!!と思いきや、麒麟のゲージはぴくりとも減っていません。それどころかナイトが3人、あっさりと戦死してしまって、かなりやばい状況に。いかん!そのとき、どちらからともなく、<b>「ナイトいけます」「ナイトはいれませんか?」</b>といった声があがり、LSの垣根を飛び越え、参加していく姿がありました。うーん、カッコイイ!こうして戦況は一時落ち着いたものの、削り能力はまったくなく、ジリ貧が眼にみえている状況。そしてまた、どちらからともなく、<b>「暗黒を増やすんだ!」「不意だまいけるアタッカーはみんな入って!」「黒いけます!」</b>という怒号が飛び交い、入れ替わり立ち代り、LSの区別なく、一つの目的に向かって突っ走る集団が生まれました。そう、本当の意味でのGilgamesh連合軍の誕生です。・・・激戦は続きました。麒麟の絶望的な攻撃で倒れては回復して、また向かっていくという、不屈の魂を持ったパーティの盾、ナイト&忍者たち。一瞬の煌きをぶつけるが如く、己の力を不意だまにこめてアタックをかけては交代していくアタッカー軍団。一人も死なせるものかと、あらん限りの魔法を使って回復を続ける白魔道士。全ての魔法力を攻撃にかえて、その体に秘めた力で戦う、黒魔道士と召喚士。あるときは魔道士パーティに、あるときは回復に、ある時は盾パーティの補助にの、縁の下の力持ち、赤魔道士&詩人。それぞれの持てる力を遺憾なく発揮しても、麒麟は手ごわい相手でした。やつのストンガIVはメテオ並みの威力で、何度もパーティ壊滅の危機を迎えましたが、Gilgamesh連合軍の不屈の猛攻の前に、ついに魔法力がつきたのか、魔法を使ってこなくなりました。勝機は見えた!!先ほどまでぴくりとも動かなかった麒麟のHPゲージも徐々に傾きはじめ、より激しく戦いは展開されていきました。しかし、麒麟もさるもの、HPを半分くらい削ったところで突如、盾パーティが一人も残らず全滅。いったい、なにごとか!?と思って聞いてみると、なんとアストラルフロウを使ってきたそうです( ̄□ ̄;)ただでさえ強いのに、そんな攻撃まで持っているのか・・・この盾パーティ全滅の状況はかなり焦りましたが、さすがに海千山千の人が多く、戦士さんが一時的に盾をやったり、交代でタゲを回したりとなんとかナイトさんが復活するまで耐え凌いで、立て直すことができました。あとはこのまま削りきるのみ!といっても、簡単なものではありませんでした。MPがなくなっても2回ワンセットのWSは健在、攻撃力もシャレにならない敵で、激戦は続きました。そんな中、気孔弾をうちにいった私はタゲを取ってしまって死亡、レイズ1をもらって起きたらタイミングよく、麒麟の炎を食らってまた死亡という事件があったりしたりしたのですが、瑣末なことです。既にみんな満身創痍で何度も死んでいる人がたくさんいたのですから。<img src="./images/2004013112.jpg">長い長い戦いにもついにピリオドがうたれる時がきました。戦闘開始から2時間半。ついに、麒麟は断末魔の捨て台詞を残して、その巨体を横たえたのでありました。<b>Kirin:・・・・・・人間よ。天晴れであった。 朕は礼を言わねばなるまい・・・・・・。 お陰でこの忌み地より解き放たれるのだからな。</b><img src="./images/2004013113.jpg"><font size="5">Gilgamesh連合軍、ここに麒麟を討ち取ったり!</font>称号は、<b>「キリン キャプティヴェイター」</b>戦利品は、<b>麒麟大袖 防52 MP+30 STR+10 DEX+10 VIT+10 AGI+10 INT+10 MND+10 CHR+10 耐光+50 Lv75〜 戦モ獣吟狩侍忍オリハルコンレイズIIIクエイク</b>でした。麒麟大袖はEXもRareもついていなかったので、ちょっとお借りして記念撮影。<img src="./images/2004013115.jpg"><img src="./images/2004013114.jpg">玄武兜+麒麟大袖+白虎佩楯+朱雀脛当で撮影してみました。うーん、四神+麒麟セットでデザインされているんでしょうね、全部そろうと格好よさげだ!こうなると青龍篭手も欲しいところだけど、モンクにはあまり必要ないのよね・・・そもそも、麒麟大袖がいつ手に入るかも怪しい限りだし・・・ところで、麒麟のドロップアイテムの、レイズIIIとクエイクって・・・そんなの麒麟からじゃなくても取れるし、いらないよ!!もうちょっと夢のあるアイテムにしてください(;´д⊂)なんでこう、ツッコミどころを必ず入れてくれるんだろう・・・ここまでは非常にいい流れだったのに(´・ω・`)まあ、みんなの力で倒せたことがなによりの思い出になるし、今後は裏世界とかは、こういう形でLS同士で協力しあって攻略していくことになるでしょうから、とても実りある成果だったと思います。また連合軍が出撃する日も遠くはないでしょう。参加されたみなさん、お疲れ様&ありがとうございました!なお、ゲーム中の言葉やLSの方針は、私自身だけの考えと思ってください。私はそう思っているけど、LSメンバーの方は違う意見があるかもしれません。あくまで個人日記なので個人の主観で書いております。内容についての文責は全て私にありますので悪しからず。