最近の難しい教育現場で日々の地味なご努力に敬意を表します。
1998年以来、すいた市民環境会議は市内の各小中学校のプールに生息するヤゴをゴミとして処分するのでなく、環境教育や情操教育の一つとして活用してほしいと要望してきました。今年も再度、同じお願いをいたします。
吹田市では、学校の先生方が1999年4月に「ヤゴの引っ越し作戦 手引書」(発行:吹田市教育改革研究協議会 環境教育研究会)という立派な冊子を作成されました。
吹田市教育改革研究協議会の「ヤゴ救出アンケート」の結果によりますと、この冊子をもとに昨年は市内の学校・幼稚園の半数以上でプールのヤゴが救出され、2300匹以上のトンボが吹田市内の空へ飛んでいったとのことです。
今年も継続して学校プールのヤゴ救出作業を通じて、より多くの子どもたちに自然の不思議さ、偉大さなどを感じる機会を作っていただきたく思います。
自然環境が減少している吹田市内の現状を考えると、ヤゴを救うことは生物の多様性の一端を担うことになり、このことは環境教育の一環であるとともに、子どもたちが命の大切さを直に感じる良い機会でもあります。 ご協力をお願いいたします。
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