さてさて、本年も始まりましたツール・ド・フランス。
まずは約6キロのプロローグの模様から...。
ご存知の通り、ジロで優勝一歩手前で血液チェックで引っ掛かったために降格となってしまったパンターニは本年のツールの出場を見送りました。血液チェックに引っ掛かった際の処罰、2週間のレース出場停止期間は過ぎています?が、本年のツールのコース設定が山岳の難易度が比較的低く、クライマー向けではないこと、また、数ヶ月後にパンターニの地元であるイタリアで開催される世界選手権の初制覇を優先したということが主な理由としてあげられるようです。世界選手権のための調整レースとしてヴェルタ(ツールドスペイン)への参加が予想されているようです。
昨年度パンターニに屈辱を味わったウルリッヒも右ひざ故障のために本年のツールへの出場は見送ることとなってしまいました。同じく、テレコムのリースはツール前に行われたレースでの骨折(腕?)のため、同じく不参加、これによりテレコムチームはスプリンターのザベルをエースに据え、スプリントジャージねらいでいく模様?です。しかしながら、昨年のツールではスプリントジャージを最終的に着ることはできたものの、チッポリーニ、若手のスティールスの台頭など、ライバルはたくさんいます。本年は、マペイのスティールスとの争いになるのではないでしょうか?ちなみに、本年度、モンカッサンは不参加です。もしかして、昨年までスプリンターであったザベルに総合優勝を狙わせるという意表をついた作戦かも?テレコムチームには本年、ドイツナショナルチャンピオンになったウド・ボルツもいるので、アシストに関しては問題ないようです。そのザベルですが、プロローグでは8分46秒と余りよいタイムでは有りませんでした。やはりスプリント賞ねらい?かな?
ポルティのリシャールビランクに関してはソシエテ・ド・ツール・ド・フランスとしては当初参加させるつもりはなく、一度参加を拒否しましたが、上位組織であるUCIからの命令(圧力)?で参加させざるを得ない状況になってしまったそうです。昨年のドーピング事件の引きがねとなってしまったビランクはブラックナイメージが付いてしまいましたが、フランス地元ファンは彼のツール参戦に大喜びのようで、ビランクがプロローグのスタート地点に姿を現すと大歓声が沸き上がりました。ちなみにビランクのゼッケンは#69、ポルティのエースは本年ジロで優勝したイワン・ゴッティの様です。プロローグでのビランクのタイムは8分30秒とあまりぱっとしませんでした。一度はツールへの参加を拒否され、揚げ句の果ての参加承認、二転三転する状況でコンディショニングどころではなかったのでしょう。ツールは長いので今後の調子如何ではいいところが狙えるかもしれませんが、パンターニ、ウルリッヒ、リース、ジャラベールなどが不参加の本年のツールで、客寄せのためにUCIからのご指名?の感が無きにしもあらず、といった感じがします。
オンセのジャラベールも本年のツールは不参加、ステージレースはもうあきらめた?といったところでしょうか?昨年のツールでもほとんど見せ場が有りませんでしたからね〜。それでも現在UCIのポイントランキングではトップなので、クラシックに的を絞った?のかな?
有力選手がほとんど不参加の本年のツールですが、地元で上がっている優勝候補はアームストロング、オラーノだそうです。
そのアームストロングが、プロローグ(約6キロ)で8分2秒で勝利!です。ここ数年、ガンによる闘病生活のためツールはおろか、自転車レースの世界から完全に姿を消していたアームストロングがツールでの復活です。復活といえば同じアメリカ人、グレッグ・レモンの奇跡を思い出してしまいます。昨年のツールの生中継で中野浩一がコメントしていた言葉が思い出されます。本当に強い選手は怪我や事故で選手生命を脅かされるようなことが有っても必ず、それを克服し、復活して来る....。さすが、スプリント世界チャンプ10連覇を成し遂げたレースマンのお言葉には重みが有ります。そんなことはさておき、このアームストロングの所属するチームはご存知US-POSTALです。US-POSTALといえば、パールイズミ、パールイズミがとうとうイエロージャージをゲットしました。これは快挙です。今ごろ東京は両国のパールイズミの本社では大喜びでしょう。急きょ1999年ツールプロローグ優勝記念、イエロージャージが発売されることを切に望みます。
昨年はBIG MATがOGKのヘルメットを使用していましたが、本年はどこのチームもOGKのヘルメットは使用していなかったようです。
同じく地元優勝候補のオラーノは世界チャンプのジャージをまとい(なんの世界チャンプだったけ?)、8分13秒と上位に食い込むなかなかのタイムです。オラーノ、優勝行けるかな?個人的にはその走りに気迫を感じました。
昨年度3位のアメリカ人、ボビー・ジュリッヒは本年はモトベカンのバイクを駆り、タイムトライアルが得意と言われていますが、8分30秒とさえ無いタイム。やはり昨年の3位はフロック?まだまだ先が有るので解りませんが...。
クリス・ボードマン、昨年までのGANがクレディ・アグリコールと言うチームに変り、デザインもグリーン&ホワイトというGANに比べればちょっとダサイ?ユニホームをまとっての登場ですが、本年は8分18秒とつまずいてしまいました。本年は調子がいまいちなようで、プロローグでイエロージャージをゲットしなければいつイエロージャージを着る事ができるのか?といった感じです。クレディ・アグリコールチームはフレームにルック、トランスミッションにはMAVICのあのメカトロニック(電動変速システム)を使用してきました。一時はUCIのおとがめを食らったメカトロニックですが、MAVIC社の改良によりツール初登場?です。
検討したのが本年からバネストに移籍したツーレで、8分9秒。昨年、色々と取りざたされたフェスティナからバネストへ移籍して気分一新です。毎年優勝候補に挙げられながらなかなか良い成績が残せないツーレ、本年あたり、いけるかも?
昨年度のポルティからマペイに移籍したエディ・メルクスの息子、アクセル・メルクス、本年もツールに参加しています。アクセル・メルクスのフォーム、超前乗りでサドルがケツの穴に刺さってしまいそうです。しかし足が長い!サドルがめちゃくちゃ高い!プロローグでのタイムは8分45分ですが、昨年総合10位に食い込んだその実力はさすがメルクスの息子!と言った感じですね。個人的に密かに期待している選手の一人です。だって、親子2代でツール制覇なんてすごいじゃないですか。
本年のオフィシャルタイミング(時間計測)はFESTINAが担当です。チームFESTINAは昨年のツールでのドーピング事件ですっかりイメージダウンしてしまい、一時はチームへのスポンサードも取りやめのうわさが流れましたが、本年度のチーム予算は昨年度の半分だそうです。その分、本年は他のところにお金を使うことにしたのかな?オフィシャルタイミング、これはドーピングとは100%関係ありませんからね。
誰が優勝するか全く解らない状況の本年のツール、果たしてシマノの初制覇はあるのか?やはり本年もカンパニョーロ?そこら辺も楽しみの一つです。
本日のステージは、モンテギューからシャランまでのカテゴリー4の山岳ポイントを含む全長208kmのコースです。
スタート後、約70キロ地点で単独エスケープに成功したらしい?(中継が始まった時点ではすでに逃げが決まっていたのでよく解らない)BIG MATのティエリー・グブヌーが集団に約6分20秒の差を着けて逃げている....というところから中継が始まりました。天候は雨。
後続の集団のではイエロージャージのアームストロング擁するUS-POSTALチームが先頭で集団をコントロールしています。このUS-POSTALチーム、ご存知、トレックのカーボンフレームを駆っていますが、一人だけ白いフレームを使用している選手がいました(アームストロングではありません)しかしながら中継では確認することができず...。アームストロングはこのUS-POSTAL勢の最後尾につけ、イエロージャージを脅かす選手の飛び出しに注意を払うとともに、落車などのトラブルから身を守っていました。集団のペースは遅く、おしっこをする選手達が目立ちました。
残り50キロ地点を過ぎ、本日3番目のスプリントポイントを迎えた時点、雨は上がり、単独先行するティエリー・グブヌーと後続集団との差は約3分31秒に縮まり、集団の先頭をキープしていたUS-POSTAL勢も後ろに下がり、変って2〜3人のサエコ勢が集団をコントロールし始め、だんだんと集団のスピードがアップし始めます。
ティエリー・グブヌーと集団との差が約2分30秒になった時点で、ケルメノのエスカルツィンがパンクで集団から離脱しますが、アシスト勢の働きにより無事に集団に戻ってきます。
ゴールまで31キロ地点、先頭と集団との差は約1分41秒。
ゴールまで約22キロ地点、なんでもない直線コースなのに何故か集団中ほどで落車が発生。数十人の選手が落車、しかしながらエース格の選手はおらず、事無きを得ます。この時点で先頭と集団との差は既に35秒差と縮まっており、先行するティエリー・グブヌーが吸収されるのも時間の問題です。
残り約20キロ地点、先行していたティエリー・グブヌーがとうとう集団に吸収され、今度はベルギーチャンピオンのジャージをまとったランプレのルド・ディエルクセンスがアタック!あっという間に集団との差を約17秒にまで広げます。この、ルド・ディエルクセンス、本年35歳にしてツール初登場のベテラン選手で、現役時代の最後の思い出に、ツールでのステージ優勝を...と思わせる気合いの入ったエスケープでした。彼の総合成績は1位のアームストロングから32秒遅れの順位、集団から32秒以上の差を着けてゴールに飛び込めば、イエロージャージをゲットできます。
ルド・ディエルクセンスが後続の集団に約20秒の差を着けた時点で悪魔おじさん登場!しっかりと本年も健在です。昨年度は前半なかなかテレビに写りませんでしたが、本年は早々と第一ステージからの登場です。そういえば、昨年のツールでは山岳ステージで天使おじさんが両手を合わせて集団に祈っていました。本年も登場するのでしょうか?この悪魔おじさん、ツールの放映権がNHKからフジテレビに写り、番組の内容がすっかりつまらなくなったために、私がすっかりツールの中継を見なくなったインデュライン全盛の時期に登場したらしいのですが、イノーやレモン、フィニョンの時代にはいませんでしたよね?
後続集団では相変わらずサエコ勢が集団をコントロールしますが、中でも口ひげ&あごひげを生やしたエディ・マッツオーレ?が献身的に集団の先頭補ず〜と引き続けます。すごいスタミナ!
ゴールまで約7キロ地点、今まで成りを潜めていた、マペイ、テレコム、ランプレ勢がいよいよ集団の先頭に姿を現しはじめます。これにより集団のスピードはだんだんと上がり、残り5キロ地点で先行するルド・ディエルクセンスとの差は15秒に縮まります。
残り4キロ地点を過ぎたあたり、ルド・ディエルクセンスは残念ながら集団に吸収され、集団はゴール前の位置取り合戦のためにいちだんとスピードアップしてゆきます。先頭ではチッポリーニ、ステルス、ザベルなど、強力スプリンターを擁するチームのアシスト達が次から次へと入れ替わり立ち替わりの状態です。
残り2キロ地点、集団のスピードが上がっているのですが、各チームのアシスト達が最後のスプリントに向けての最良の位置取りを確保するために入れ替わり全力で走り続けるので、集団は縦一線の棒状には成らず、道幅いっぱいに広がったまんまです。1年ぶりのツールドフランス、そして初めての平地ステージ。ゴール前の駆け引きには、わくわく、どきどきです。ここからが平地ステージの最大の見どころです。
そして流れ込んだゴール前、いままでエースのために力の限り集団を引き続けたアシスト達が力尽きて右に左に散ってゆく中、各チームのエース格の選手達が集団の中から飛びだしてきます。ゴール前数十メートル、チッポリーニは良い位置取りができなかったのか、スプリントをやめ、上体を起こしてしまいます。あきらめの速い男...。前方ではマペイのステルス、テレコムのザベル、コルデ・アグリコールのオグレディらがゴールラインを目指して必死にもがきますが、最終的にゴールラインを一位で通過したのはエストニアチャンピオンのジャージをまとったカジノのヤン・キルシュプという選手です。エストニア人初のツールステージ優勝を果たしました。
新たなるスプリンターの登場により、今後のスプリント賞争いがさらに激化するのは必至のようです。
ステージ成績
1 KIRSIPUU Jaan CSO 096 EST
2 STEELS Tom MAP 039 BEL 00' 00"
3 ZABEL Erik TEL 021 GER 00' 00"
4 O'GRADY Stuart C.A 136 AUS 00' 00"
5 MARTINELLO Silvio PLT 066 ITA 00' 00"
6 CASPER Jimmy FDJ 153 FRA 00' 00"
7 MINALI Nicola CTA 178 ITA 00' 00"
8 HINCAPIE George USP 185 USA 00' 00"
9 SIMON Francis C.A 131 FRA 00' 00"
10 MOREAU Christophe FES 148 FRA 00' 00"
総合成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA
2 ZULLE Alex BAN 161 SUI 00' 07"
3 OLANO Abraham ONC 051 ESP 00' 11"
4 MOREAU Christophe FES 148 FRA 00' 15"
5 BOARDMAN Chris C.A 133 GBR 00' 16"
6 KIRSIPUU Jaan CSO 096 EST 00' 16"
7 VERBRUGGHE Rik LOT 087 BEL 00' 18"
8 O'GRADY Stuart C.A 136 AUS 00' 20"
9 VINOKOUROV Alexandre CSO 091 KAZ 00' 21"
10 GONZALEZ Santos ONC 055 ESP 00' 21"
11 BROCHARD Laurent FES 142 FRA 00' 21
本日もアームストロング(まだ第一ステージですが..)がイエロージャージをキープ。昨年のツールでは初日、プロローグで当たり前のようにイエロージャージを獲得したクリス・ボードマンが数日後のステージで集団落車に巻き込まれ、リタイヤ、というハプニングがありましたが、本年はそんな落車もなく、無事にレースは終了しました。
アームストロングは、1990年前半?(よく覚えていない)にエディ・メルクスブランドのマシンで世界選手権ロードでチャンピオンになっていますが、その時、エディ・メルクスってだれ?という有名なコメントを残したのを思い出しました。もともとはトライアスロン出身の選手なんですよね、この人。でも、最近の人はメルクスなんて知らないのかな?まあ、コルナゴやピナレロ、アフルレッド・ビンダ、コッピ、カンパニョーロも昔はレースマンだったわけですからね。
本日のステージはシャランからサンナゼールまでの202キロ、海岸沿いを行く風の強いコースです。ゴール前にカテゴリー4級の山岳ポイントがあります。
レースがスタートして約35キロ地点にある本日一つ目のスプリントポイントは昨日ステージ優勝を果たしたヤン・キルシュプが一位で通過、本気でツールでのスプリント賞を狙っているようです。2位通過はオグレディ、3位通過はダミアン・ナゾンです。このスプリントポイント、1位で通過すると-6秒、2位が-4秒、3位が-2秒、総合タイムからマイナスされます。
ツールの中継映像が入ったのがゴールまで約112キロ地点からです。中継が始まってまもなく、LOTTOのジャッキーデュラン(昨年ツールの敢闘賞)が集団からエスケープを試み、約15秒ほどまで集団との差を広げますが、しばらくして集団に吸収されてしまいます。これって、テレビ中継が始まるのを見越してのアタックかな?LOTTOは本年度、GTのバイクを駆っています。トレック、キヤノンデールに続いて第三のアメリカブランドの登場です。
ゴールまで約100キロ地点でコースは巨大な干潟地帯の真ん中を行く一本道に突入、右も左も干潟という素晴らしい景色の中を約180人の大集団が進んでゆきます。この広大な景色に見とれてしまったのか、大集団の真ん中で落車が発生、集団は真っ二つに割れてしまいます。この落車の時に集団の前にいたか、後ろにいたかが本日のレースの成績を左右することになるとは、誰が思ったでしょうか?
落車により後方においてきぼりを食った選手達は50人くらいはいるようです。後方集団を形成、先行している集団を追いはじめます。この中にはBANESTOのツーレ、POLTIのゴッティらがいたために、それぞれのチームのアシスト達が集団の先頭で集団を引っ張りはじめます。BANESTOはエースであるツーレ自らこのローテーションに加わり、自ら足を使って先頭集団への復帰を試みます。ツーレ、やや焦りが見えるようです。
一方、先頭集団ではONCEが中心となり先頭集団のスピードをアップ、落車により後方集団においてきぼりを食らったツーレとゴッティの事を知ってか知らずか、ちょっとアンフェア?な展開となってきました。最近のツールではサポートカーから無線で情報を入手できるようですから、後方集団にツーレとゴッティが取り残されたことはチームの監督はもちろん、選手も知っていたはずです。
そして迎えた補給地点、先頭を行く集団と、後ろに取り残された集団の差は約40秒、縮まるどころか、その差はどんどん開いていってしまいます。この後、2つの集団の差はどんどん開いてゆきます。なにせ先頭集団のONCEを中心としたローテーションにより、先行する集団のスピードは時速60キロを軽く越える程のスピードにまで達していたようです。
本日2つ目のスプリントポイント、ここでもまたエストニアの星、ヤン・キルシュプがトップで通過。これはもう、本気でスプリント賞を狙っているようです。2位通過はオグレディ、3位通過はUS-POSTALのジョージ・ヒンカピーです。チッポリーニは完走できないだろうからともかくとして、ザベル、どうしたの?ちなみに、ヤン・キルシュプ、本年30歳です。
2つ目のスプリントポイントを過ぎ、ゴールまで約68キロ地点、幸いにも落車に巻き込まれることなく、先頭集団に入ることができたイエロージャージのアームストロングと、本年、本気で優勝を狙っているアブラハム・オラーノが2人で何やら密談をしています。何の相談でしょう?お互い良かったね、後ろの集団じゃなくて...かな?この時点で先頭集団と、不幸にも落車というアクシデントで後ろに残されてしまったツーレとゴッティを含む集団との差は何と1分25秒。POLTI勢が中心の追撃態勢も力尽きたようで、BANESTO勢は集団の後方にさがり、とりあえずは一休み?といった感じです。後方集団のそんなあきらめムードも手伝ってか、2つの集団の差はどんどん開いてゆき、3つ目のスプリントポイントでは何とその差3分15秒、これはもう、追いつくのは無理、といった感じです。
さてさて、その3つ目のスプリントポイントもヤン・キルシュプがゲット!カジノ勢の素晴らしいアシストにより、スプリントポイントを1位で通過してゆきました。この時点で、ヤン・キルシュプがスプリントポイントのボーナスタイムを稼ぎ(-6秒 x 3=18秒)アームストロングを抜いて何と暫定のイエロージャージ!です。暫定ですが、エストニア人初のイエロージャージです。ツール史上に、また新興勢力の登場です。日本人はいつ?私が生きているうちにぜひとも、そんな日本人選手が見てみたいですね。いまのところ、そんな可能性を秘めた選手は誰もいないようですが...。
さてさて、落車という不幸なアクシデントにより真っ二つにされてしまった大集団ですが、POLTIのエース、ゴッティが後ろの集団に取り残されてしまいました。しかしながら、POLTIの裏?エースことビランクがちゃっかり前の集団に入っているのです。本日のレース、終わってみれば先頭の集団と後ろの集団との差はなんと約6分!となってしまうわけですが、POLTIのエースがゴッティからビランクに変るのか?それとも、ゴッティに全てを託してこれからのステージをこなしてゆくのか?楽しみが一つ増えました。
山岳ステージでの活躍を予定してる選手&チームは集団の後ろにつけて山岳ステージまでのコンディショニングをすることが多いようですが、本日はそれがあだとなってしまったようです。落車そのものはなんでもない、普通であれば落車など怒りそうもないストレートなコースで起きてしまったことですので、これはもう、不幸というしかありません。
ゴールまで10キロ地点、本日唯一の山岳ポイント(カテゴリー4級)が姿を現します。しかしながら、この山岳ポイント、なんと橋の上なんです。横浜のベイブリッジの10倍ぐらいデカイ橋!(サンナゼール橋)で山を輪切りにした様な橋の頂上が山岳ポイントです。さすがフランス!スケールが違う!先頭集団はこの山岳ポイントで小さなアタックはいくつかありましたが、結局まとまってこの難所?を乗り越えてゆきます。
そして迎えたゴール前、テレビ中継もさすがにかわいそうな後方集団の様子はとりあえず、ほうっておき、ゴール前のスプリント中継に集中します。ゴールまで約4キロ、昨日とは打って変わって集団はスローダウン、各チームが位置取りのために牽制をし始めます。
ゴール前、数百メートル地点、la Frances duのキャスペールを先頭に、キュリシュプ、ザベル、チッポリーニ、ステルスの順番で1列棒状で集団が姿を現します。キャスペールが先頭から外れ、一瞬、キュリシュプが先頭に立ちますが、まだ先頭に立つのは速いと判断したのか、キュリシュプはスピードを若干緩め、横3列に並んで渾身の最終スプリントを始めたザベル、チッポリーニ、ステルスの後ろに回り込みます。そして迎えたゴール前数十メートル集団の第一列、ザベル、ステルス、チッポリーニがもがいている後ろを左にコースを替え、キュリシュプは最後のスプリントを開始します。ゴールを制したのはMAPEIのステルス、そしてその左からチッポリーニを抜いてキルシュプが2位に見事食い込みました。そのタクティクス、そして力強いスプリント、キュリシュプが本年のスプリント賞行けるんじゃないかと思いました。ゴール前のスプリントのスピードは時速66キロです。
本日の総合成績ですが、レース途中で暫定イエロージャージをゲットしたキュリシュプがそのまま総合1位に成ってしまいました。エストニア初のイエロージャージです。そして、後方集団、遅れること6分04秒でゴールにたどり着きます。
ステージ成績
1. STEELS TOM MAP 039 BEL
2. KIRSIPUU JAAN CSO 096 EST 00' 00"
3. CIPOLLINI MARIO SAE 071 ITA 00'00"
4. ZABEL ERIK TEL 021 GER 00'00"
5. CASPER JIMMY FDJ 153 FRA 00'00"
6. HINCAPIE GEORGE USP 185 USA 00'00"
7. SVORADA JAN LAM 108 SLO 00'00"
8. MARTINELLO SILVIO PLT 066 ITA 00'00"
9. OGRADY STUART C.A 136 AUS 00'00"
10. SIMON FRANCIS C.A 131 FRA 00'00"
11. CAPELLE CHRISTOPHE BIG 193 FRA 00'00"
総合成績
1. KIRSIPUU JAAN CSO 096
2. ARMSTRONG LANCE USP 181 USA 00'14"
3. OGRADY STUART C.A 136 AUS 00'22"
4. ORALNO ABRAHAM ONC 051 ESP 00'25"
5. MOREAU CHRISTOPHE FES 148 FRA 00'29"
6. STEELS TOM MAP 039 BEL 00'31"
7. HINCAPIE GEORGE USP 185 USA 00'32"
8. VINOKOUROV ALEXANDRE CSO 091 KAZ 00'35"
9. GONZALEZ SANTOS ONC 055 ESP 00'35"
10. FERON ANDREA ONC 057 ITA 00'37"
本日の用にツールの序盤から数分台のタイム差がついてしまうというのは珍しい展開ですが、1990年、グレッグレモンが3度目の、そして最後のツール優勝を果たした年も同じような展開でした。ツール序盤、平地ステージでスティーブ・バウアー、キャプッチらを含む数十人の選手達がアタックをしかけますが、後方集団は総合成績には関係ないとたかをくくり、そのままほうっておいたらゴールでは何と10分もの差がついてしまった、というものでした。その後、タイムトライアルでレモンが巻き返しを図り、何とか総合優勝をはたしますが、この序盤のタイム差があとあと尾を引いたことは間違いありません。当時、スティーブ・バウアーの所属するチームをスポンサードしていた日本のサンツアーではこの逃げによりバウアーがイエロージャージをゲットしたために歓喜したそうです。今は亡き、シュパーブ最後の栄光です。
CASINOがTIMEのフレームを使用しています。
SHIMANOのエアロホイールを使用していたのはCASINO、TREK、etcのようです。来春の発売を控え、ツールドフランスで最終テストを行っているのでしょう。
本年のツールドフランス、気がつけば約99%の選手がヘルメットを着用しています。昨年から序盤の平地ステージ出の落車が多いということもあるのでしょうが、装着率はカスクよりもヘルメットの方が断然多いです。私が現役の頃はヘルメットなんかカッコ悪くって...の時代でした。今は軽くてカッコの言いモデルがたくさんありますからね。
SKY Perfect-TVでは8月19日12:00から本年のジロ全ステージの模様を放送するそうです。チャンネルはSky Sports-3、必見!!今は無き?(^_^)/パンターニの雄姿が見れる!
本日のステージはナントからラバルまでの194.5キロ、昨日と同じくカテゴリー4の山岳ポイントを含む平坦ステージです。
昨日、エストニア人として初のイエロージャージをゲットしたキュリシュプですが、同時にスプリント賞も1位なので、イエロージャージとマイヨベール(スプリント賞ジャージ)2枚重ねで着るの?と思ったら、このような場合はスプリント賞2位の選手がマイヨベールを着ることになっているらしいです。したがって本日はマペイのステルスがマイヨベールを着ます。
本日1つ目のスプリントポイント、昨日同様カジノのキュリシュプがアシスト達の巧妙なアシストにより1位で通過、2位ヒンカピー、3位ザベルと続きます。
中継が始まった時点で既に2人の選手が集団からエスケープに成功しており、約2分50秒の差を着けて逃げている状況でした。この2人とは、ジタンを駆るラ・フランセス・デ・ジュのゲドン(現在総合から1分10秒遅れ)、そして美しいブルーカラーのピナレロを駆るキャンティナトッロチームのジュンティです。後方の集団ではイエロージャージのキュリシュプのカジノチームのアシスト達が集団をコントロール、何事もなく、本日は淡々とレースが流れてゆきます。後続集団のスピードは時速44キロ程。
残り約50キロ地点、迎えたスプリントポイントでは逃げている2人、ゲドン、ジュンティのジュンで通過、後方集団の通過を待ちます。
やがて後方集団がせまり、スプリントポイント3位通過のボーナスタイムを巡ってのスプリント合戦となります。ここではキュリシュプはあえてポイントを取りに行かず、同じチームのアシストがポイント地点を3位で通過します。キュリシュプは、無理をして3位のボーナスポイントを取りに行くよりも、ザベルやヒンカピー、オグレディなどにボーナスタイムを稼がれないように同じチームのアシストに取りに行かせた、といった感じでしょうか?。キュリシュプはアシストの後ろで流していました。
その後もレース展開は変らず、先行する2人と集団との差は約1分55秒、後続集団はカジノに加え、ポルティが時々先頭にでて来て様子を伺うと言った感じです。
ゴールまで約40キロ地点、先行する2人と集団との差はだんだんと縮まってきます。2人も逃げをあきらめたのか、アシストカーからヘルメットを受け取ってかぶり、集団に戻る準備?をはじめました。最近のツール、序盤ステージでの落車が多いので、集団ではヘルメットが必須アイテムなのでしょう。
後方集団では、アグリコーレの選手(誰だか解らない..)とビッグマットのマグナス・バクステッドが2人でアタック、エスケープを試みます。BIG MATの選手はすぐにあきらめてしまいますが、マグナス・バクステッドはさらに一人で逃げようと頑張ります。しかしこれも失敗に終わり、やがて集団に吸収されてしまいます。
予定通り?逃げていたゲドンとジュンティの2人が集団に吸収されると、今度は他の選手がエスケープを試み、細かいアタックが繰り返されますがどれも決まらず、さらにレースは淡々と進んでゆきます。
ゴール前約20キロ地点、集団の先頭にはいろいろなチーム(US POSTAL、メルカトーネ、バネスト、コフィディス、テレコム)のアシスト達が顔を見せ、様子を伺っています。
ゴール前約10キロ、最後の上り坂でフェスティナのプロシャールの単独アタックで集団のスピードがアップ、プロシャールはやがて吸収されてしまい、集団のスピードは再びスローダウン。
上り坂を過ぎ、下り坂地点、今度はコフィディスのローラン・デビアンがアタックを掛けますが、下り坂なのでエスケープは決まらず、集団は再びスローダウン。
坂を下りきり、平坦コースにさしかかった地点で今度はアグリコーレのオグレディがアタック、それを追ってメルカトーネウノの2人が追いかけ、何だか訳の解んないうちに集団の先頭に約6人(BIG MAT、ランプレのピッコーリ、サエコ、オンセ、テレコム)の小さな集団が形成され、エスケープを試みますが、これもどうやら様子見のアタックのようです。
ゴールまであと6キロ地点、今度は本当に集団のスピードが上がりはじめ、縦一列棒状に成ります。先頭を引くのはサエコのアーミーマイヤー。マスコミのインタビューに対して、今日はとっても天気がいいので勝ちに行くよ!とコメントしたチッポリーニのためにアシストを開始します。
ゴールまで5キロ地点、集団のスピードはさらにアップ!先頭を引くのはラ・フランセス・デュの2人、続いてサエコ、テレコム2人です。ぐ〜んと集団のスピードが上がります。イエロージャージのキュリシュプは先頭から10番目当たりをキープ。
スピードアップした集団は右に左に、町中のいくつかの緩やかなカーブを1列棒状で走り抜けてゆきますが、緩やかな右カーブのところで2人が落車、しかし他の選手の巻き込み、集団の中切れはなく、集団はゴールに向かって突き進みます。
そして迎えたゴール前1キロ、先頭はラ・フランセス・デュのアシスト2人、キャスペールを勝たせるための必至のアシストです。このアシストはゴール間近までつずき、この2人が左右に散った時点で後ろから飛びだしてきたのがスティールス、ザベル、オグレディーの3人、ゴール勝負はこの3人に絞られます。勝ったのはスティールス。ザベルを越えるゴール前の延びで2日連続優勝を飾りました。強い!
しかしながら、総合成績はほとんど変らず、キュリシュプのイエロージャージは守られ、スティールスが17秒差の2位に迫っています。
さてさて、チッポリーニはというと、今日はキュリシュプの真後ろに位置取りをしており、2日連続の活躍を見越して本日こそ後ろから抜き去ってやろうと思っていたらしいのですが、肝心のキュリシュプがゴール前のスプリント合戦に参加しなかった?(位置取りに失敗?)ので、自動的にチッポリーニも最後のスプリント合戦に加わることができずじまいでした。完全に位置取りの失敗でしょう。最後には、キュリシュプを交わしはしましたが、ステージ成績10位に終わってしまいました。チッポリーニも本年で32歳、本年のツールではあの素晴らしいゴール前のスプリントの驚異的な伸びは未だ見ることができません。
スティールス、強いですね〜2日連続ステージ優勝ですからね。昨年のパリの最終ステージも獲っていますし、ザベル、初の4年連続スプリント賞は大丈夫?
本年、ツール前の事故の怪我でツールを欠場しているヴィャヌル・リースですが、テレコムとの選手契約は本年限りだそうです。遅咲きの中年の星、リースもそろそろ引退かな?世代交代の波が着々と押し寄せています。
そういえば、あのロシアのコニチェフ、メルカトーネ・ウノ所属で本年のツールにも参加しているそうです。本年33歳の超ベテランです。
本日のステージはラバルからブロアまでの194.5キロ、昨日に引き続き平坦ステージです。気象条件として強い追い風が吹いているので、集団のペースはいつになく速く、レースがスタートしてから2時間の平均時速はなんと時速約52キロ。タイムトライアルじゃあるまいし、速すぎます。ちなみに今までのツールドフランスでの最速ステージ(平均時速)は時速49キロ代だそうです。本日はその記録を破るハイスピードな展開のステージと成るのか?
本日、7月7日七夕は4年連続マイヨベールを狙うテレコムのザベルの誕生日、誕生日優勝を飾ることができか?日本じゃ七夕だけど、フランスには七夕なんて無い?
こんなハイスピードなレース展開ですが、生中継が始まった時点で集団からのエスケープに成功している選手が2人、画面に映し出されます。この2人は、偶然にも昨日約100キロにわたり逃げを見せた2人と同じチーム、ラ・フランセス・デュのアントニー・モラン(総合成績でトップから7分07秒遅れ)とカンティーナ・トッロのジャンパオロ・モンディーニの2人です。モンディーニは本年日本で開催されたツールドジャパンに来日しており、宇都宮ステージでは見事優勝を果たしている選手です。本日の1つ目のスプリントポイントで約10人の選手がアタック、その中にいた上記2人が最終的に集団からのエスケープに成功したそうです。
ゴール前75キロ地点、先行する2人と集団との差は約6分15秒も開いており、うまく行けば総合で1位から7分07秒遅れのモランが暫定でイエロージャージをゲットできるかも?といった状況です。やがて迎えた本日2つめのスプリントポイント、1位通過はモンディーニとモランの2人、約6分遅れで通過した後方集団ではキュリシュプが3位通過、本日もカジノのアシスト達がいい仕事をしています。ちなみに4位通過は昨日ステージ2連勝をかざったマペイのトム・スティールスです。スティールスはステージ優勝2日連続でも未だマイヨベールを着ることができず、キュリシュプに次いで2位のまんまです。キュリシュプはコース途中のスプリントポイントをほとんど1位で通過しており、地道にポイントを稼いでいます。
ゴールまで約65キロ地点、本日唯一の山岳ポイント(カテゴリー4)を迎え、1位&2位通過は逃げている2人、追走する後方集団では、ポイントを取りに行こうとした現在山岳マイヨを着るピッコーリを押さえてメルカトーネのコニチェフ(まだ現役だったの?)が山岳ポイントをゲット。山岳ポイントを通過した当たりで2人で何やら2人で話していました。悪かったな、ポイント取っちゃって...なんて会話かな?
残り57キロ地点、先行する2人と集団との差は5分21秒とだんだんと縮まりはじめます。後方集団では今まで集団をコントロールしていたカジノ勢が下がり、今度はドイツチャンピオンのウド・ボルツを含むテレコム勢のローテーションにより、集団のスピードがいちだんと上がってゆきます。上空からの空撮では集団は縦一列棒状、速い!本日のステージ平均時速記録更新は間違いなし?
本日3つ目のスプリントポイント、逃げる2人が通過。あっという間に4分51秒差にまで詰めた後方集団ではまたまたイエロージャージのキルシュプが3位で通過。チリも積もればマイヨベール...。キルシュプ、地道にポイントを稼いでいます。
その後も先頭の2人と集団との差はみるみるうちに縮まり、ゴール前28キロ地点ではもう2分59秒差です。追撃をつづける集団の後方では2日前のあの干潟の道で落車に巻き込まれ、痛々しい怪我を抱えたまま走り続けるメルカトーネ・ウノのミケーレ・コッポリが千切れそうになるのを必死にこらえて頑張っています。そんなコッポリロの横には同僚のコニチェフが..。頑張れ!と肩をたたいていました。集団の先頭ではテレコム勢に加え、クレデイ・アグリコールのオグレディ、サエコ勢らがローテーションに加わり、集団はさらにスピードアップです。
先行するモンディーニはカンパニョーロ搭載の美しい青いピナレロを駆っていますが、ハンドルには何やら見たことの無い黒いサイクルコンピューターが...。カンパニョーロ版フライト・デッキ、いよいよ登場か?
ゴールまで約15キロ、ここまでの平均時速は時速50.29キロだそうです。後ろから追いかけている集団のスピードはそれ以上のスピードで先行する2人を追撃しているのでしょう。しかし、逃げている2人も追い風とは言え、素晴らしい持久力&スピードです。この時点で先頭の2人と集団との差は1分54秒です。
ゴールまであと10キロ、その差はあっという間に58秒、26秒、そしてゴール前約5.8キロ、集団は2人を吸収してしまいます。追いかける方は逃げている選手が見えると追いつくのが速いんですよね。私は現役時代、トラック競技の個人追い抜きの経験がありますが、相手の選手が視中に入ればもう追いついたも同然です。ましてや広大なフランスの大地、平坦ステージではまっすぐに延々と続く、日本では北海道ぐらいでしか?見られないような道が延々と続いているので、1分差を切ればば先行する2人は後方集団から丸見えです。
ゴール前5キロ、ランプレのディエルクセンスが先頭に立ち集団のスピードをさらに上げます。
ゴール前4キロ、サエコ勢が集団の先頭に...。本年未だ1勝も上げていないチッポリーニを勝たせるために...。
あと3キロ、ランプレのディエルクセンス、再び先頭に...。サエコ勢とランプレ勢のローテーションです。
今日のゴールは直線が延々と1.2キロもつづく直線、スプリンター達の大舞台です。
最後のカーブを曲がって迎えたラスト1.2キロの直線、集団の先頭はカジノのアシスト選手、力いっぱい引いて、右に下がると、今度はテレコムのアシスト、そして3人のサエコ勢が続きます。この3人のサエコ勢の一番後ろがチッポリーニ、その後ろがテレコムのザベルです。スティールスはその数人後ろ、イエロージャージのキュリシュプは6〜7番手?位に着けています。ゴール前数百メートル、先頭はサエコ勢、1人め、力尽きて消えてゆきます、そして2人目、ゴール前直前までチッポリーニを引っ張ります。この時点でゴールに突進する集団の先頭は一列棒状状態、チッポリーニの勝ちはもう決まったようなものです。そして最後のサエコのアシストが右に消え、チッポリーニ様の登場です!後ろにいたザベルがチッポリーニを抜きにかかりますが、届かず、半車輪差?くらいでチッポリーニが逃げ切ります。ゴールでのチッポリーニの万歳はなし、そんなことをしていたらザベルに刺されていたでしょう。スティールスも素晴らしい最後の伸びを見せましたが届かず、3日連続勝利は成りませんでした。ザベルの後ろでゴールしたオグレディ、位置取りが悪いのか、どうしても最後のスプリントで前に出ることができず、ザベルやスティールスの後塵を拝しています。キュリシュプは5位でゴール、途中のスプリントポイントで地道にポイントを稼いでいるから?
さてさて、本日のステージ、終わってみればツール史上、最速のステージ。平均時速が時速50.30キロ、そしてそのステージを制したチッポリーニはツール史上最速の男!いや〜、なんだかんだ言ってもいいところを持っていく、この男、さすがイタリアの伊達男!!
ザベル、誕生日勝利成らず!。
カジノチームが駆るフレームはタイムのスローピングフレームでした。
スカパーの生中継の青島アナウンサー素晴らしいですね、これほどツールの実況中継、ゴール前のスプリント勝負に力を入れるアナウンサーは青島さんだけ!すばらしい!なにせ、絶叫ですから。選手の名前もよく知っているし、数年前のフジTVのただ叫びまくるアナウンサー(ぺダリング!ぺダリング!の繰り返し...)とは大違い。ツールファンには良い時代になったものです。学生時代、自転車競技マガジンでイノーのスチール写真をみて感動し、TVのツール総集編で動くイノーを見て感動したのは何年前のことか....。
本日のステージはボンヌバル〜アミアンの233.5キロ、本年のツールで2番目に長いステージです。アミアンという町ははベルギー国境近くの町なので、ベルギー人のスティールスの活躍が見られるか?カテゴリー3級の山岳ポイントを含みます。
ツール史上最速のステージとなった昨日とは打って変わって、本日はスローペースでレースが展開してゆきます。昨日の気象条件は追い風でしたが、本日は向かい風、ということもあるかもしれません。本日の平均速度は最初の1時間が時速40.3キロ、2時間目が42.20キロ、3時間目が41.06キロ、昨日と比べても全然遅い、というか通常のスピードで進んでゆきます。
中継が始まった時点で既に10人の選手達がエスケープに成功しており、後方集団との差は2分40秒程、という状況です。この10人はスタートして20キロ地点あたりでアタック、集団からのエスケープに成功を果たし、一時的に6分10秒もの差を開きましたが、ここにきて後方集団がじりじりと差を詰めてきています。逃げる10人のメンツは以下の通り。
ティエリー・グブヌー BIG MAT(現在、敢闘賞ゼッケン)
ハンドレッドマルク TEREKOM(すごい名前、日本語に訳せば100万円さん?)
バン・ボン RAVOBANK
セッキアーリ SAEKO
ジャッキー・デュラン LOTTO
マリシャール LOTTO
ボイト クレディ・アグリコール
ローラン・プロシャール FESTINA
ピッコーリ LAMPRE
あと一人は誰?
この10人の中で、1つ目、2つ目の山岳ポイントとも現在、マイヨグランペールのピッコーリが取りに行き、続いてプロシャール、セッキアーリと続きます。後方集団との差は2分40秒、35秒、06秒と刻々、縮まってゆきます。この時点で先頭の10人は既に130キロもの距離を逃げ続けていることになります。
ゴールまであと80キロ地点、先頭10人と後続集団との差が1分46秒ほど、後続集団ではUS-POSTAL、マペイ、オンセ勢によってコントロールされています。
ゴールまで68キロ地点、先頭の10人の集団の中からさらに5人(ピッコーリ、ハンドレットマルク、イエンス・ボイト、バンボン、残り1人不明)がアタック、一瞬逃げを決めたかに見えましたが、しばらくして残りのプロシャールを始めとする5人に追いつかれてしまい、結局また、10人で逃げを続けることになります。
残り59キロ地点、再び先頭集団から3人(ピッコーリ、バン・ボン、マリシャール)がアタック、今回は逃げを成功させます。LOTTOのマリシャールは後ろの7人に取り残されたジャッキー・デュランのためにピッコーリとバン・ボンのローテーションには加わらず、後ろについてゆくだけです。ピッコーリはマイヨグランペールを着るクライマーですが、平坦ステージの本日、頑張っています。
なんだか展開がこんがらがっていましたが、先頭の3人(ピッコーリ、バン・ボン、マリシャール)、20秒遅れで7人(ティエリー・グブヌー、ハンドレッドマルク、セッキアーリ、ジャッキー・デュラン、ボイト、ローラン・プロシャール、あと一人不明?)、さらに先頭から1分10秒遅れで大集団が追いかけるという形になります。
先頭、10人の中から3人がエスケープに成功し、残された7人は完全に逃げをあきらめ、あっという間に後続集団に吸収されてしまいます。LOTTOのジャッキーデュランを含む後続7人が集団に吸収されたことで、先頭の3人の中にいたLOTTOのマリシャールはローテーションに加わり、自ら逃げに加わるようになりました。
そのころ、後続集団はアグリコーレのフランスチャンピオン、フランソワ・シモン、そしてランプレのベルギーチャンピオン、ディエルクセンスらのアタックにより活性化、いろいろな選手達のアタック合戦が始まり、スピードが上がりはじめます。この時点で先行する3人と集団との差は58秒です。
そんな中で集団からのエスケープに成功したのはアグリコールのバックステッドとビッグマットのカルロス・ダグラスの2人です。バックステッドは身長193センチ、体重なんと95キロの巨体です。こんな体で山を越えてゆけるの?といった感じですが、確かにデカイ体です。本年度ツール出場選手の中で身長では2番目ですが、体重ではナンバーワンの選手です。バックステッドの現在の総合成績は1位から57秒遅れの位置なので、後続集団ではイエロージャージのキルシュプを擁するカジノ勢がスピードをアップさせます。カジノ勢はイエロージャージのキルシュプ自らローテーションに加わり、全員が集団の前に出てバックステッドを追いかけます。
残り50キロ地点、先行する3人(ピッコーリ、バンボン、マリシャール)とこの2人(バックステッド、カルロス・ダグラス)との差は45秒、さらに先頭から1分05秒遅れで大集団が続きます。
残り43キロ地点、その差は先頭の3人(ピッコーリ、バンボン、マリシャール)から22秒遅れで2人(バックステッド、カルロス・ダグラス)、同じく40秒遅れで大集団という状況。一番後ろの大集団がスピードアップしたためにそのさはじりじりと縮まってゆきます。大集団はもう前に2人が見えているのでさらにスピードアップ、2人を吸収しようとします。やがて、先行する3人は既に逃げをあきらめ、後ろからおってくる2人(バックステッド、カルロス・ダグラス)を待っている状況の中、バックステッドは、あきらめずに逃げを成功させようと一人頑張ります。
残り36キロ地点、先行していた3人と2人は合流、5人の先頭集団となりますが、その中のマリシャールは28秒後ろに迫った大集団を見て逃げを完全にあきらめ、先頭集団から離脱します。後続集団ではバックステッドをとらえるために、カジノが全員で引き続き追撃を掛けています。
残り25キロ地点、先行する4人と集団との差は35秒、追いつきそうで追いつかない、という展開が続いています。後方集団は相変わらずカジノ勢がコントロールしていますが、先行する4人の逃げが速いのか、後続のカジノ勢が完全に射程圏内にとらえ、あえて泳がせて?いるのか...。先頭の4人のなかで、ほとんどはカルロス・ダグラスが引っ張っています。ボンバンとピッコーリに関してはスタートして20キロ地点から200キロ近い距離を逃げ続けているので疲れているのは当たり前です。肝心のバックステッドがもう少し引いてもいいとはおもうのですが、常に一番後ろで様子を伺っています。バックステッドのマシンのハンドル部分には2つのメーターが取り付けられていました。コンポがシマノだからフライトデッキと心拍計かな?
残り13.5キロ地点、ゴールを目前にしてのスプリントポイントですが、先頭の3人はポイント争いをする余裕などなく、そのまま通過してゆきます。集団との差は29秒です。
残り10キロ、先頭の4人の集団からバックステッドがアタック、いままで一番後ろでためていた力をここで一気に爆発です。残りの3人は逃げをあきらめ、後続の集団に吸収されます。後続集団ではカジノ勢に変りテレコム勢が集団をコントロールし始めますが、なんとザベルがここでパンク、アシストが2人、後ろに下がりザベルを集団に無事もどすことに成功します。あと数分遅れてパンクしていたら、ゴール前の集団のスピードアップにより、、本日のステージを勝ちに行くのは完全にあきらめなければ成らなかったでしょう。
さて、一人逃げるバックステッドと集団との差は14秒、残念ながらバックステッドのイエロージャージ狙いの作戦は失敗に終わります。すぐ後ろに迫る集団にバックステッドは吸収されてしまいます。バックステッドが吸収された時点から集団の先頭では激しいアタック合戦が始まり、集団のスピードはさらに上がり、ラスト1.7キロの直線ゴールに向け、なだれ込んでゆきます..。
ゴール前5キロ、トップスピードに達した集団の先頭をコントロールするのはテレコム勢4人、つづいてサエコ勢3人です。テレコム勢は1人、2人と力尽きて左右に消えてゆき、テレコムのアシスト達は先頭から姿を消してしまいます。ザベルは一人取り残されてしまう状況になってしまいます。若干、ウド・ボルツが未だ残っているようですが、ザベル、孤立した感じで、ラストのスプリントに向けての位置取りが不利のようです。パンクでアシスト勢がザベルを集団に戻すために脚を使ってしまいましたから。
残り3キロ地点、続いてコフィディスのデビアンがロングスプリントを掛け、逃げようとしますが、既にトップスピードに達している集団のスピードからは逃げることができません。
残り2キロ、集団の先頭を行くのはランプレ勢2人、そしてラボバンクが一人、続いてサエコ3人、その横にオグレディといった並びです。サエコの3人目はチッポリーニです。ゴール前、昨日と全く同じ展開、先行するサエコ勢3人が一人づつ抜けてゆき、最後にチッポリーニ様の登場です!チッポリーニの並びに居たザベルが少し速めのスプリントを右方向へ仕掛けると、チッポリーニは反対側の左へ外れ、ラストスパートを開始、余裕の伸びを見せ、本日は万歳ゴールです。ゴールラインを越えたあとで後ろを振り向く余裕がありました。
マペイのスティールスはゴール前でザベルを抜き去り、2位に食い込み、イエロージャージのキュリシュプも3位に食い込みます。最近のゴール前、常にキュリシュプとスティールス、オグレディらが顔を出しています。オグレディ、ザベルが未だ1勝もしていないのが残念です。ザベルは、やはりあのパンクで集団に戻るために足を使ってしまったのがあだになってしまったようです。
ゴールラインを越えたところで、2位でゴールしたスティールスがチッポリーニの腰の辺りをちょんと軽くたたき、一言声を掛けていました。さすが、先輩!すごいっす!?新進気鋭のスプリンター、トム・スティールスが2日連続ステージ優勝を果たし、チッポリーニももう年なんだな〜などというファンの声を一掃するような2日連続のステージ優勝です。なにせ、チッポリーニは昨日、ツール史上、最速の男に成ったばかりの最強スプリンターですからね。しかしながら、このチッポリーニ、サエコとの契約は本年限りとの噂もあるらしいです。スポンサーがチッポリーニへの高額な契約金を払いきれず、手放す?とか...。
本日のステージの平均速度は時速41.639キロでした。
ステージ成績
1. CHIPOLLINI Mario SAE
2. STEELS Tom MAP
3. KIRSIPUU Jaan CSO
4. MC EWEN Robbie RAB
5. ZABEL Erik TEL
6. O7GRADY Stuart C.A
7. MINARI Nicola CTA
8. CAPELLE Christophe BIG
9. NAZON Damien FDJ
10. SVORADA Jan LAM
総合成績
1. KIRSIPUU Jaan CSO
2. STEELS Tom MAP 00'17"
3. O7GRADY Stuart C.A 00'24"
4. ARMSTRONG Lance USP 00'32"
5. CiPOLLINI Mario SAE 00'32"
6. ZABEL Erik TEL 00'40"
7. OLANO Abraham ONC 00'43"
8. HINCAPIE George USP 00'46"
9. MOREAU Christophe FES 00'47"
10. VINOKOUROV Alexandre CSO 00'53"
本日のステージはアミアンからベルギー国境の町、モブージョまでの171.5キロ、カテゴリー4級の山岳ポイントを含むステージです。
スタートして6キロ地点、早くも13人がアタックをしますが、21キロ地点で集団に吸収され、失敗。さらに25キロ地点、今度は18人がアタックをしたりと、本日はレース展開が速いスピードで進んでゆきます。
29キロ地点では落車が発生したそうです。
そして迎えた60.5キロ地点、本日1つめのスプリントポイントはキュリシュプ、ザベル、ヒンカピーの順で通過。
74キロ地点、4人の選手がらがアタックに成功、中継が始まった時点で後続の集団に3分37秒の差を着けて逃げています。4人の選手は以下の通りです。
ジル・メニャン(カジノ)
フランシスコハビエル・セレソ(ビタリチオ)
フランソワ・シモン(アグリコール)
フレデリック・ゲドン(ラ・フランセス・ジュ)
中継がつながった時、4人のうちの1人、フレデリック・ゲドンがパンクをして一時後退、残りの3人がゲドンの先頭集団復帰を待つという状況でした。この残り3人の中のカジノのジル・メニャンは、後方集団にいるイエロージャージのヤン・キルシュプのためにローテーションには加わらず、後ろについているだけです。セレソとシモンとしては2人より3人でローテーションを組んで逃げたほうが良いに決まっていますから、パンクしたゲドンをおいてゆくわけには行かなかったのでしょう。
ゴール前74キロ、先行する4人と後続集団との差はみるみるうちに拡がり、その差は6分にも及びます。後続集団が追撃態勢にはいらず、スローペースで進んでいるためです。本年のツールドフランスもすでに第6ステージを迎え、選手達にも疲れが見えるようです。(毎日見ている私にも疲れが...)昨日まで誰かが逃げを成功させると、必ずといっていいほど集団の先頭に立って追撃の為のスピードアップを行っていたカジノ勢ですが、本日は集団後方でお休み状態、他のチームがペースアップしてくれることを待ち望んでいるようです。そんな状況下、後方集団でマペイのエース、トンコフがドクターカーを呼んだとの情報が入り、どうやらひざの痛みがでてきたのか、手当てをしてもらっているとのことでした。その後無事に集団には戻りましたが、トンコフ、大丈夫?
ゴールまで70キロ地点、先行する4人と後続集団との差はさらに拡がり、その差なんと8分、本日は逃げが決まってしまうのでしょうか?後続集団は相変わらずどこのチームも追撃のためのイニシアチブをとろうとしません。
補給地点を通過したあたりから後方集団のスピードが少しづつ上がりはじめます。しかしながら特定のチームが集団の先頭に立ってスピードするという展開ではなく、本格的な追撃態勢とはいえません。
そんな中でもテレコムの1人の選手が集団を長い間引っ張り、追撃を開始しようとしますが、なかなか集団のスピードはアップしません。結局このテレコムの選手は集団の先頭に立つのをやめ、右手を上げて、なんで追わないんだ!といわんばかりに文句を言いながら集団の後方に消えてゆきました。彼のアピールに反応したのか、集団は徐々にスピードをアップし始め、空撮で見ると一列棒状に成っていました。
さてさて、本日のスカイスポーツの中継担当はいつもの青嶋アナウンサーがおやすみです。ツール初心者、ツールやロードレースに関する知識がほとんど無いアナウンサーです。(本人が言っていましたから、ツール初心者です...と)ここまで、日本語の中継を聞いていましたが、ストレスがたまり、思わず福音声のフランス語中継にチェンジです。だって本当につまらないんです。まあ、昨年の誰かさんよりはましだけれど、選手の名前やロードレースの知識がほとんど無い人がツールの中継をしても全然面白くないですからね。的外れなコメントをふられて、え?、と驚く解説者の福井龍男氏がかわいそうなくらいです。最近のツール中継における青嶋アナウンサーの功績は素晴らしいと思います。いままではなんの知識もないアナウンサー達が中継をしていたのですから...。マラソンの中継で選手の名前を知らないアナウンサーが中継をしますか?サッカーのルールを知らないアナウンサーが中継をやりますか?いままでそれほどツールドフランスはフジテレビによってないがしろにされていたのです。(スカイスポーツはフジテレビが出資していますが...)とにかく、そんなわけでフランス語中継に切り替えたのですが、何言っているか全然解りません。しかし、ツールの生中継をフランス語で見る、これも本場フランスのムード満点でいいかな...。1990年、日本で世界選手権が開催された年、トラック競技の開催された群馬県グリーンドーム、私は各国の選手達の控えブースを自社のパーツをもって売り込みに走り回っていました。英語は結構話せる(豪州在住歴3年)のですが、フランス語が通じず、てんてこ舞いしたことを思い出しました。
そんなことはさておき、ゴールまで55キロ地点、先行の4人と集団との差はようやく縮まりはじめ、その差7分10秒。後方集団も縦長状態でようやく本格的に追撃を開始したようです。集団の先頭に立つのはBIG MATの2人、その後ろにはベルギーチャンピオンのディルクセンスが続きます。さらにその後ろには同じくベルギーのトム・スティールスが続きます。ベルギー国境に向けての本日のレース、少しはテレビカメラに自身を写しておこうということかな?もちろんステージ優勝は狙っているでしょう。ディエルクセンスはその後集団の後ろに下がり、アシストからカスクをもらい、今までかぶっていたヘルメットからカスクに交換していました。
先行する4人の中のアグリコールのシモン、実はシモン4兄弟の中の1人で、兄弟4人の中で未だツールでの勝利がないのはこのフランソワ・シモンだけだそうです。そんな屈辱を晴らすためにも、本日は何としてもステージ優勝が欲しいところでしょう。こういうバックグランドというか裏事情を知ってツールを見ると、選手に対する思い入れがより深くなります。頑張れ、シモン!そういえば、シモンていましたよね、昔のツールでも...。パスカル・シモン(1982年ステージ優勝)、ジェロール・シモン(1988年ステージ優勝)みんな兄弟だったんだ...。日本の田中さんとか、山本さんとか、ありふれた名前なのかと思っていました。
ゴール前36キロ地点、本日最後のスプリントポイント、先行する4人が難なく通過してゆきます。セレソ、シモン、メニャンの順番です。後続集団との差は4分15秒、大分縮まってきました。後続集団では完全に追撃態勢が整い、先頭はサエコ勢3人、テレコム1人、その後にラボバンク勢が続き、ローテーションを組んでいます。そんな中でもイタリアチャンピオンのサエコのパオロ・サボルデッリ?が主導権を握り、みんなにハッパを掛けながらローテーションがスムーズに回転してゆきます。
しかし、フランス語の中継、よくしゃべりますね〜。私は選手の名前、チームの名前、ボンジュールぐらいしか解りませんが、いったい何を話しているのだろう?ときどき日本語の中継に切り替えますが、し〜〜ん、と無音状態、あ〜あ。
ゴールまであと25キロ地点、右コーナーで追走集団の真ん中で落車発生。コーナーの真ん中にある中央分離帯に選手が激突しますが、ランプレの1人の選手を除き全員難なく通過、先行する4人を追撃します。4人と集団との差はこの時点で2分51秒、ぐんぐんとその差は縮まってゆきます。後方集団では今度はチッポリーニを含むサエコ勢全員でローテーションを組み、集団のスピードアップをしています。チッポリーニのツール史上50年ぶりとなる3ステージ連続優勝を期待しているのでしょう。
ゴールまで20キロ地点、後続集団の先頭には相変わらずサエコ勢9人、テレコム勢3人、マペイ1人により更なるスピードアップを試みているようです。4人との差は1分51秒です。
ゴールまで17キロ地点、集団は4人に襲いかかろうとしています。その差はたったの39秒、もうとらえたも同然ですが、4兄弟の中で唯一ツールでの勝利がないシモンは頑張りさらに逃げようと試み、4人を引っ張ります。シモンのアタックに感化されたのか、ビタリチオのセレソ、カジノのメニャンまでも(キュリシュプはいいの?)が4人の中からエスケープを試みるアタックをしますが、結局失敗に終わります。各選手の掛け合いにより先行する4人のスピードがアップ、そのスピードに付いてゆけなくなったビタリシオのせれそが4人から離脱してしまい、先頭は3人、すぐ後ろに大集団という状況です。
ゴール前10キロ、シモンの必死のアタックによりゴールまでの逃げ切りをはかりましたが、ここで4人は集団に吸収されてしまいます。シモン、屈辱はらせず!今日のステージ、逃げによる優勝をスタート前から宣言していたそうです。
残り5キロ地点、集団の先頭にはディエルクセンスが上がってきます。得意のロングスプリントで地元ベルギー国境での勝利を狙うのか?
残り4キロ地点、テレコム勢が集団の先頭に、ウドボルツも上がってきます。
残り3キロ地点、サエコ勢の姿が見えず、サエコは集団前方に1人のみ、いつもの3人組(チッポリーニ含む)は後ろで虎視眈々とチャンスを狙っているのか?
本日はゴール前は2.3キロのストレート、きっと素晴らしスプリントが観られるでしょう。
残り2キロ、ラ・フランセス・ジュの選手がアタック、もうスピードで一瞬、逃げを見せますが、すぐに吸収されてしまいます。
あと1キロ、ランプレのアシスト勢4人が先行、自チームのスプリンターを勝たせようと必死に引っ張りますが、その右から、サエコの2人(2人目がチッポリーニ)登場!サエコのアシストが力尽きて道を譲って、チッポリーニ登場です!。昨日と全く同じパターンです。チッポリーニ集団の先頭に立ち、渾身のスプリントを開始します。..とその時、後ろにいたスティールスがチッポリーニの右側に現れます。スティールス、地元ベルギー国境での勝利を信じた必死のスプリント、ゴール前でチッポリーニを刺し切り、本年ツール3度目の勝利を物にしました。ゴール前のつばぜり合い、チッポリーニとスティールスの肘がぶつかり合っていました。そのスプリントの伸びにチッポリーニもゴール前横を向いてスティールスを見ていました。(まさか譲ったとは思いませんが...)ゴール順位はスティールス、チッポリーニ、ザベル、そしてキュリシュプと、平坦ステージゴール前おなじみのメンツです。ザベル今日も勝利ならず。スティールスは本日のステージ優勝で念願のスプリントぽいんとトップに立ち、明日からは本当のマイヨベールを着ることができます。
本日のステージの平均速度は時速40.92キロでした。
本日のステージはアベネシューエルプからティオンビルまでの227キロ、コース終盤にカテゴリー4の山岳ポイント3個所を含む前半の平坦ステージで最後のステージです。スプリンター達には前半最後の見せ場です。
さてさて、前日の第6ステージ、マペイのトム・スティールスが優勝し、マイヨベールを手中にしたと思ったら、なんと降格処分だそうです。ゴール前でのランプレのスボラーダに対する進路妨害が理由。レース終了後、表彰式までやっておいて、その後の発表であったそうですが、納得いきませんね〜。たしかに中継でもゴール後、スティールスのスボラーダに対する走路妨害では?というコメントがあり、空撮でなんどもその場面をスローで写していましたが、スティールスが表彰されたので、別に問題ないのかと思っていたら今日になってこの始末。野球で言えば交錯プレーで審判がいったんセーフと言っておきながら、やっぱりアウト、という情けない判定。審判にはもっと早急な判断を下すようにして欲しいですね。スティールスの降格が気に入らないというのではなく、審判のジャッジのあいまいさ、遅さに気に入らないのです。まるでJリーグの審判みたい。ベルギー国境の町なのでスティールスの勝利に歓喜したベルギーのファン達は大ブーイングだったことでしょう。この降格処分によりスティールスは第6ステージのゴールは、集団の最後尾でのゴール扱い、罰金200スイスフラン、ぺナルティとしてプラス30秒、スプリントポイントをマイナス25ポイントだそうです。表彰式までやっておきながら、かわいそ過ぎます。だいたい、あれくらいの蛇行、かつてのアブドジャバロフのジグザグスプリントに比べれば全然問題ないと思います。ランプレのスボラーダが落車したわけじゃあるまいし..(スボラーダファンの方、ごめんなさい)。チッポリーニはスティールスの降格処分で1位に昇格、3日連続のステージ優勝ということになりました。チッポリーニもこんな形の3日連続優勝では納得いかないと思います。だって、ゴールラインでは完全にスティールスに刺されていたのですから...。結局本日のステージでマイヨベールを着るのはスプリントポイント通算で2位のエリック・ザベルです。(1位はキュリシュプですが、イエロージャージなので2位の選手が替わりにマイヨベールを着ます。)
波乱含みでスタートした本日のステージ、ツール前半最後の平坦ステージということもあり、全てのスプリンター達がこのステージでの勝利を狙いに来ることが予想されます。スタートして29キロ地点、BIG MATのリリアン・ブルトンとラ・フランセス・ジュのステファノ・ウーノの2人が集団からのエスケープに成功、1つ目のスプリントポイントを通過してゆきます。この2人は2つ目のスプリントポイントも難なく通過しますが、その後、ウーノは力尽き集団に戻ってしまい、ルブルトン一人の逃げとなってしまいます。後続集団はザベルが3位でポイントを通過、キュリシュプ4位の順で通過してゆきます。
中継が始まった時点でのレース展開は、先行するBIG MATのリリアン・ルブルトン、4分10秒遅れでLOTTOのジャッキー・デュラン、さらに先頭から10分25秒遅れで大集団という形でした。この先行する2人は現在の総合順位ではイエロージャージを脅かす危険の全く無い2人なので後続集団もしばらくは泳がせている様な状況が続き、このような大差に成ってしまったようです。しかし、本年のツール、平坦ステージでの逃げが決まりませんね〜。いつもゴール前数キロで吸収されてしまいます。その分、ゴールスプリントを楽しめるので面白いですけどね。
昨日、棚からぼたもち状態で3日連続優勝を果たしたチッポリーニですが、本日、もし、優勝を果たせば2つのツールタイ記録を達成するそうです。一つはイタリア人最多タイ記録、もう一つはツールステージ優勝4回のタイ記録、この2つの記録はいずれも戦前の記録ですので、50年ぶりの記録タイということになるそうです。4日連続ステージ優勝は新記録に成るんじゃないでしょうか?そんなこともあって、チッポリーニのことですから、記録がかかれば必死になって今日のステージは取りに来るでしょう、後半、サエコ勢が集団をコントロールしてスピードアップしてくることは必至ですが、この時点ではイエロージャージのキュリシュプのカジノ勢が集団を一応?コントロールしているような状況です。
ゴールまで66キロ地点、先頭ルブルトン、2分50秒遅れでデュラン、さらに先頭から9分58秒遅れで集団がつづきます。ルブルトンとデュランの差がだんだんとつまりはじめました。
ゴールまで60キロ地点辺りから、先行するルブルトンは単独の逃げをあきらめ、後方から迫っているデュランと2人で逃げを成功させようと、スピードを緩めます。
走りながら太もも&ふくらはぎのストレッチ、ポケットから地図を取り出して確認、食料を補給して50秒おくれで後ろから追いかけてくるデュランが追いついてくるのを待ちます。
ゴールまで57キロ地点、デュランがルブルトンに追いつき、先頭の逃げは2人体制になります。後続集団との差は8分25秒。
ゴールまで51キロ、本日2つ目の山岳ポイントを迎え、先行する2人はルブルトン、デュランの順で通過してゆきます。そして遅れること6分31秒、後続集団の中からランプレのアシストにより引っ張り出されたピッコーリが山岳ポイントを3位で通過、そのまま数人で逃げを決めようとしますが、失敗に終わります。この山岳ポイントを過ぎた辺りから後方集団はカジノ、ラボバンク勢を中心にスピードアップし始めます。
3つ目の山岳ポイント先頭の2人は今度はデュラン、ルブルトンの順で通過します。後続集団との差は5分17秒です。後続集団での山岳ポイント3位争いは、フェスティなのプロシャールとランプレのピッコーリ、結局、ピッコーリが競り勝って再び3位のポイントをゲットします。
ゴール前何キロ地点か解りませんが、ザベルが落車に巻き込まれた様です。ザベルは走りながらドクターカーの治療を受けています。ひざからの出血か?あごの出血がひざにたれたのか、右ひざがチで真っ赤になっています。ドクターにあごの部分の外傷の治療をうけたザベルは、ウド・ボルツらのアシストにより、何とか集団に復帰してゆきます。
4分48秒差で先行する2人を追いかける後続集団ではフランソワ・シモンとONCEの選手がアタックを掛け、エスケープを試みますが、失敗。その後、こんどは素晴らしいタイミングでメルカトーネ・ウノのマルカ・フィンカートがアタック、約15秒のリードをしますが、すぐに吸収されていしまいます。この時点で先頭と集団との差は5分00秒。
ゴールまで28キロ地点、先頭の2人と手段との差は3分59秒、後続集団ではサエコ勢がチッポリーニ4日連続優勝のために献身的に集団を引っ張り続けます。その差はぐんぐん縮まってゆきます。
ゴールまで25キロ地点、その差2分58秒、驚異的なスピードで後続集団は2人を追い上げてゆきます。集団のスピードは時速60キロ超で追いかけているそうです。速い!
悪魔おじさん登場..。2人と集団との差は2分20秒遅れ、後続集団ではサエコ、マペイ、カンティナトッロ勢がコントロールしています。マペイはアクセルメルクスがレーサーキャップを投げ捨て、必至に成っています。
ゴール前13キロ、その差は1分17秒。
ゴール前10キロ、その差は1分まで縮まり、本ステージ最後の登りを迎えます。この登りをクリアーすれば後は下りだけ、本日約200キロにわたる逃げを見せてきたルブルトン、本年ツール初の逃げ切り勝利を物することができるか?後続集団では先頭のローテーションにアグリコール勢も加わってきました。
最後の登りは逃げ切ったものの、残り4.8キロ地点、ルブルトンとデュランは集団に吸収されてしまいます。残念ながら本日も逃げを成功させることはできませんでした。
ゴールまで4キロ、一団となった集団はサエコ、マペイ、テレコム勢によってコントロールされ、スピードを上げてゆきます。
ゴール前3キロ、集団の先頭はマペイ、テレコム、そしてサエコの3人と続きます。チッポリーニは未だその後ろで控えています。本日のゴールはゴール前555メートルに非常に鋭角な左カーブがあり、最後ののストレートはたったの200メートル少ししかありません。
ゴール前2キロ、サエコ、テレコム、サエコ2人、ザベル、スティールスの順で集団は突き進んでゆきます。
ゴール前1キロ、ラボバンクのスプリンター(名前忘れた)が集団の左に跳びだしてアタックしますが、すぐに吸収され、鋭角の左コーナーをハイスピードで抜けてゆきます。
そして最後の200メートルの直線、テレコム、サエコ2人(もちろん2人目はチッポリーニ)、ザベル、オグレディ、キュリシュプの順で集団が突入してきます。ここでなんとザベルの脚からペダルが外れるというアクシデント!ザベルの後ろにつけていたキュリシュプはあわてず、チッポリーニの後ろに着け、ラストスプリントを開始します。チッポリーニはいつものパターンで最後の最後までアシストに引っ張ってもらい、アシストが右に消えたところで既に集団の先頭、あとはゴールまで力の限りのスプリントをするだけです。こうなればもうチッポリーニを誰も抜くことはできません、本日もチッポリーニは万歳ゴール、ゴールラインを越えた所で後ろを振り返る(これ、癖になっている?)パーフォーマンスをみせ、見事、ツールタイ記録を達成しました。ステージ成績は1位チッポリーニ、2位オグレディ、3位キュリシュプの順です。ゴール前のスピードはなんと時速69キロ、鋭角コーナーの後のたった200メートルちょっとの直線で何でこんなにスピードでるの?まるで競輪レース!それも200キロ走ってきた後です。スーパーマリオ、33歳にして恐るべし!チッポリーニは本日のステージ優勝で総合でもキュリシュプに14秒遅れの2位にまで上がってきました。
ステージ成績
1. CIPOLLINI Mario SAE
2. O'GRADY Stuart C.A
3. KIRSIPUU Jaan CSO
4. VOGELS Henk C.A
5. SVORADA Jan LAM
6. NAZON Damien FDJ
7. CAPELLE Christophe BIG
8. CASPER Jimmy FDJ
9. HINCAPIE George USP
総合成績
1. KIRSIPUU Jaan CSO
2. CIPOLLINI Mario SAE 00'14"
3. O'GRADY Stuart C.A 00'34"
4. ZABEL Erik TEL 00'44"
5. ARMSTRONG Lance USP 00'54"
6. OLANO Abraham ONC 00'54"
7. HINCAPIE George USP 01'05"
8. STEELS Tom MAP 01'06"
9. MOREAU Chiristophe FES 01'09"
10. SIMON Francis C.A 01'09"
それにしてもザベル、なんでペダルが外れるの?落車しなかったのは不幸中の幸いだけれど、どうして?何度も何度もスロー再生で見てみましたが、脚にクランク付いていなかったので、BB軸が折れたとか、クランクが折れたとか、そういったトラブルではないと思います。以前、フィニョンがカンパニョーロのチタンBBを使っていてレース中にBBが折れて、脚に左クランクとペダルがついたまんま落車して大けが、というのがありましたが、本日のザベルはそういったメカトラブルではないと思います。本年のザベル、運に見放されたか?
明日はいよいよ55キロの個人タイムトライアルです。このタイムトライアルで本年の優勝候補の本当の実力を見ることができますね。
そして明後日は待望のツールの休日!
本日のステージはメスでの56.5キロの個人タイムトライアルです。カテゴリー4級、3級の山岳ポイントを含む、コーナーの多いテクニカルなコースです。
中継がつながった時点でバネストのツーレは既にタイムトライアルを終了しており、タイムは1分09秒34です。ツーレはあの干潟の真ん中の道の落車で集団が分断された時に集団後方に位置していたばっかりに、6分もの遅れを取ってしまい、本日のスタート順は屈辱の175人中101番目でした。中継が始まった時点でこれからスタートする選手達のターゲットタイムはこのツーレの1分09秒34秒と言うことになります。
リシャールビランク登場、現在、総合55位、首位から1分45秒遅れの成績です。リシャールビランクのコメントによれば、彼はあの干潟の道の落車を予知していたそう(経験からあのようなコースは落車が起きることを予知)していたそうで、あの日は集団の前方につけていたそうです。本日のステージ、かつてのビランクであればタイムトライアルでもそこそこのタイムをたたき出すことができましたが、本年は何と言っても突然の出場決定、さらにはポルティの裏エース(エースのゴッティも散々の成績ですが)と言うポジション、それほどのタイムは期待できません。マシンはコッピのタイムトライアルバイク、リアホイールにディスク、フロントにバトンホイールというスペックです。このビランク、コース途中でオフィシャルの車?(一般車の用にもみえたけれど..)に進路をふさがれてしまい、スピードダウンを余儀なくされます。ビランクは観衆で埋まった細い道でこの車をパスすることができず、車の窓ガラスにビシバシ怒りの鉄拳でした。こんな不幸なハプニングもあり、タイムは1時間15分06秒、本日のステージ成績46位に終わりました。
ケルメのエスカルツィンがゴール、タイムは1分15秒12です。これからの山岳ステージ、彼の活躍が楽しみですね。
COFIDISのボビージュリック登場。余裕なのかスターと前の顔には笑みさえ見られます。マシンはモトベカン、リアにカンパニョーロのディスクホイールを使用、ヘルメットは背中までのびる流線型のGIROのヘルメットです。走っている姿を見ているとなんだか背中が異様に膨らんでいます。ジュリックの背筋ってこんなにすごかったっけ?と首をかしげましたが、どうやらワンピースの下に何かを入れているようです。最初はラジオツールか何かと思ってみていましたが、最終的にキャメルバッグ(背中に背負うタイプの水を入れる袋)と判断しました。フロントのジッパーからパイプが出ていましたから..。ハンドルから手を放さずに水を補給できるようにしたものです。これからのトレンド?新しいトレンドは常にアメリカからですね。彼のぺダリングは、時々脚を外側にひねる癖があるようです。このジュリック、30キロ地点、山岳ポイントを過ぎた下りのコーナーでなんと大落車、重症、リタイヤしてしまいます。コーナーイン側の泥の上を通過した際にスリップしてしまったようです。落車の情報は入ってくるのですが、画像がなかなか届けられず、どれほどの重症なのか全く見当がつきませんでした。サポートカー、オフィシャルの車が近くにおらず(どういうこと?)誰かが携帯電話で至急に救援を要請しているようでした
オンセのオラーノ登場。本日は堂々のアルカンシェルマイヨ(個人TTの世界チャンプ?)での登場です。マシンはおなじみ台湾のGIANT、前輪24インチ?に後輪にカンパのディスクホイール、ウェアはカステリのワンピースです。スタートしてしばらくして、2分先にスタートしたUS-POSTALのジョージ・ヒンカピーを抜き去り、さすがTTのスペシャリスト!と思わせる走りを見せます。しかしながら、迎えた中間ポイント地点、そのタイムは暫定1位のツーレのタイムに遅れること41秒、どうした?走りにも精彩が見られません。中盤ペースを押さえているのかとも思われましたが、そうでもないようで、その後、左カーブを曲がりきれずに落車、すぐに起き上がってマシントラブルもなく走り出しますが、更なるタイムロスをしてしまいます。後方からは2分後にスタートしたアームストロングが迫っています....。
オラーノと並んで本年ツールの優勝候補、US-POSTALのランス・アームストロングの登場です。マシンはもちろんトレックのスペシャルバイク(アルミ?フロント三角が極太扁平チューブ)にチネリのエアロハンドル、GIROの半漁人ヘルメットです。プロローグで見せたあの走りを再び見せてくれるのでしょうか?期待のスタートです。やがて向かえた1つ目のポイント、ツーレを18秒上回るタイムで通過、どうやら調子は良いようです。中間ポイント通過、ツーレのタイムを42秒上回っています。どうやら絶好調のようです。そのぺダリングはオラーノとは対照的に力強く、気迫とパワーを感じます。この時点でオラーノのタイムを既に1分35秒も上回っており、オラーノに追いつくのは時間の問題か?と思っていったら、4分前にスタートした同僚のヒンカピーを抜き去ってゆきました。30キロ地点を過ぎた辺りで前方にオラーノを発見、あっという間に追いつき、抜き去ります。オラーノ、ショック!。しばらくアームストロングの後ろ、ペナルティをもらわない程度に付いてゆきますが、その差はだんだんと開いてゆき、完全に千切られてしまいます。オラーノ、本年のツール、だめか?最後の計測ポイントでアームストロングとオラーノとの差は既に2分29秒、アームストロングの圧勝です。ゴール前10キロ地点、6分前にスタートしたスティールスをもとらえ、抜き去ります。アームストロング、なんと本日3人抜きです。ゴール!もちろん本日のトップタイム、1時間8分36秒(平均時速49.417キロ)でのゴールです。あとはエリック・ザベル、オグレディ、チッポリーニ、そしてキュリシュプと、昨日までの平坦ステージで大活躍したスプリンター達のゴールタイムを待つのみです。キュリシュプのイエローマジックはあるのか?
昨日、4日連続ステージ優勝のツール記録を打ち立てたチッポリーニが上下緑のワンピース(マイヨベール)に身を包んで登場です。なんだかクレデイ・アグリコールのユニフォームみたいですね。アームストロングが本日最速のタイムでゴール、興奮さめやらぬ中、中継画像が伝えたのはゴール前数十キロ地点をとろとろとやる気のなさそうに流して並走するキュリシュプとチッポリーニの姿...。アームストロングの迫力の走りを見た後だけに...。チッポリーニの本日の成績はアームストロングに遅れること7分41秒で順位は71位、ゼッケンが71で71位、チッポリーニってそういう星の元に生まれているんですかね?総合では昨日の2位から7分1秒遅れの31位に下がってしまいました。マイヨベールもキュリシュプに取られてしまいましたが、本年のツールでは、山岳を越えることはできる、というか越える気はあるのでしょうか?(ジロは完走していますので、あとはやる気の問題?)
昨日まで、ツールがスタートして1週間、イエロージャージを守ってきたキュリシュプは本日一番最後のスタート。マシンはタイムのフレーム、BELLのヘルメット、上下真ッ黄色のワンピースに身を包んでの登場です。本人のコメントでは、完全にイエロージャージをあきらめているようで、本日で僕のイエロージャージは終わり..幸せな1週間だった、と弱気の発言をしていたようです。スタートして1つ目の計測ポイント、弱気な発言とは裏腹に、アームストロングを3秒上回るタイムを記録!これは...イエローマジック?と思われましたが、中間地点を通過するころには完全に力尽きてしまい、アームストロングに3分18秒遅れのタイムで通過してゆきます。結局、アームストロングに遅れること5分51秒差、本日のステージ成績30位、総合でも1位から4分57秒遅れの11位に後退です。しかしながらマイヨベールをチッポリーニから奪い返し、暫スプリントポイントのトップです。山岳を越えることができれば、後半の平坦ステージで再びキュリシュプのゴールスプリントが観られるかも?なにせ、エストニアの星ですから...。
ステージ成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 1h 08' 36"
2 ZULLE Alex BAN 161 SUI 00' 58"
3 MOREAU Christophe FES 148 FRA 02' 05"
4 OLANO Abraham ONC 51 ESP 02' 22"
5 HAMILTON Tyler USP 184 USA 03' 31"
6 BOARDMAN Chris C.A 133 GBR 03' 32"
7 GONZALEZ GALDEANO Alvaro VIT 126 ESP 03' 41"
8 VOIGT Jens C.A 139 GER 03' 42"
9 O'GRADY Stuart C.A 136 AUS 03' 45"
10 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 03' 56"
総合成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 33h 34' 16"
2 MOREAU Christophe FES 148 FRA 02' 20"
3 OLANO Abraham ONC 51 ESP 02' 33"
4 O'GRADY Stuart C.A 136 AUS 03' 25"
5 GONZALEZ GALDEANO Alvaro VIT 126 ESP 04' 10"
6 VOIGT Jens C.A 139 GER 04' 10"
7 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 04' 19"
8 PERON Andrea ONC 57 ITA 04' 22"
9 GONZALEZ Santos ONC 55 ESP 04' 37"
10 NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 04' 46"
このタイムトライアルを見るかぎり、アームストロングの優勝は決まったようなもの、かな?総合成績でアームストロングは2位のフェスティナのクリストフ・モローに2分20秒の差を着けています。オラーノは2分33秒遅れ、マペイのトンコフはやはり右ひざの故障なのか5分10秒遅れ、ツーレやビランクにいたっては約7分遅れ。さらにジロでパンターニのリタイヤによりおこぼれ優勝をしたゴッティに至っては約15分遅れの94位です。個人的には6分52秒遅れで28位のアクセル・メルクスに期待しています。お父さんのエディ・メルクスもきっと期待しているでしょう。
明日はツールの1回目の休日、それでも選手達はコンディショニング維持のために何十キロかサイクリングペースで流すんですよね。
そして明後日からは山岳ステージです。Sky Perfect-TVの中継は午後5時30分から深夜1時まで(レースが終わるまで)、約7時間の生中継、楽しみです。
本日のステージはグランボルナンからセストリエールまでの213.5キロ、本年のツール初の山岳ステージです。
本日の中継はスタート地点から始まりました。延々ゴールまで約6時間半の中継です。グランボルナンの町をスタートした集団はリアルスタート(本当のスタート地点)まで、街の中をゆっくりとパレードのように進んでゆきます。山岳賞ポイントジャージのピッコーリ、イエロージャージのアームストロングらを先頭に集団は進んでゆきます。本日のステージ、サエコチームは昨日までの赤いパンツとはうって変わってなんとゴールドカラーのパンツです。本日はジュリアスシーザーの誕生日だそうで、それにちなんでのゴールドパンツとのことですが、ソシエテツールドフランスはサエコチームに約5000フランの罰金、明日は正式登録した赤のパンツに替えるように厳重に注意を促したそうです。本日の未出走選手はジミー・キャスパーとニコラ・ミナーリの2人。タイムオーバーでゴールした選手はリタイヤ、スタート地点に姿を現さなかった選手を未出走と言い、明確に分けているそうです。1993年、2度目のジロに出場した市川雅敏は、厳しいドロミテの山岳コースの次の日のステージに未出走、ジロでリタイヤしたのではなく、厳密に言えばドロミテの次のステージで未出走だった、ということになります。ちなみに1990年、初出場の時は50位でゴールしています。
リアルスタート地点を通過した集団はいきなり下りを迎え、そして本日1つ目の山岳ポイント(カテゴリー3、登り3.5キロ、平均勾配3.9%)へと向かってゆきます。この長い下り坂でラボバンクのVAN BONが集団をするすると抜け出し、もう逃げ?と思いましたが、下り切ったところで後続集団に吸収されてゆきました。
スタートして8.5キロ地点、チッポリーニが集団の先頭に出てきました。最前列でゴールドパンツをTVカメラにアピールしている?様です。一方、集団の後方ではLOTTOのジャッキーデュランが、ラフランセスジュの選手に手伝ってもらってマイヨを脱いでアンダーシャツを脱いでいます。ベルギーチャンピオンのマイヨを着るランプレのディルクセンスはなんとスキンヘッドに成ってしまいました。パンターニの替り?そんな和やかな雰囲気の中、集団は進んでゆきます。まだまだレースは始まっていないようです。
15.5キロ地点、1つ目の山岳ポイントを迎え、集団の先頭ではポイントを取るために数人の選手がスピードをアップしてゆきます。1位通過はメルカトーネウノのベルトラン・コニチェフ、2位は現在山岳賞マイヨ、ランプレのピッコール、3位BIG MATのルブルトンという順で通過してゆきます。
25.5キロ地点、チッポリーニは相変わらず集団の前方に位置してご機嫌の模様。集団の後方で落車があったようですが、本日はスローペースで集団が進んでいるので中切れを起こすこともなく、集団は淡々と進んでゆきます。
38.5キロ地点、本日2つ目の山岳ポイント(カテゴリー2級、登り9.6キロ、平均勾配4%)のタミ峠を迎え、1位通過はピッコーリ、2位コニチェフ、3位BIG MATのMC EWENがの順で通過してゆきます。これで本日の前半の登りポイントは終了、後はこの山を下り、だらだらとした登りを経て本日の最大の見せ場、ガリビエ峠へと向かいます。このガリビエ峠、96年のツールドフランスでは雪のためにレースが中断、選手達はアシストカーで移動したといういわく付きの山岳です。
50.5キロ地点、アームストロング、チッポリーニが集団の先頭から姿を消し、小休止(おしっこタイム)。それにつられて?大勢の選手達(数十人)が小休止をはじめます。用を足したチッポリーニはゆっくりと集団へと戻ってゆき、途中でチームカーからサエコの紙袋に入った補給色を受け取り、ポケットに詰め込んでいます。チッポリーニ、本日はアシスト役?レース前のインタビューでは本日、あるいは明日のラルプ・デュエズのステージで本年のツールは終わり、とコメントしていたそうです。集団の後方では昨年のFESTINA勢3人がそろっておしゃべりタイム、サエコのローラン・デュフォー、ポルティのビランク、そして本年もFESTINAに残留したクリストフ・モローの3人です。
58.5キロポイント、本日初めてのスプリントポイント(山岳ステージなのにスプリントポイント?)1位通過はアグリコールのオグレディ、2位はBIG MATのクリストフ・カぺル、3位テレコムのエリック・ザベルの順です。ザベルは前ステージでの落車によるあごの怪我はいまのところ問題ないようですが、スプリントには冴えがありません。
約60キロ地点?山岳マイヨのピッコーリとカンティナトッロのモンディーニの2人が集団からアタックします。それを追って今度はカジノのGOUGOT、ラボバンクのマーチン・デンバッカー、バネストのアリエッタの3人が集団からエスケープ、先行する2人を吸収して5人の先頭集団を形成します。しばらくしてその差は48秒、後続集団ではUS POSTAL勢が集団をコントロールしています。
72.5キロ地点、その差は1分45秒にまで開きます。逃げている集団にいる選手達は総合成績に影響を及ぼす選手がいないと見たのか?(先行する5人の中ではカジノのGOUGOTが総合で9分57秒遅れで58位、一番良い成績です。)先頭集団はスムーズなローテーションを組んで、どんどん逃げてゆきます。これから先、ガルビエ峠の入り口まで約40キロ、だらだらとした登りです。後続集団は追撃をしようとはせず、その差はどんどんと開いてゆきます。アームストロングは集団の中でラジオツールを使い、監督との更新をしています。このラジオツール、たくさんの選手達が耳にイヤホンを付けて走っているのですが、レース序盤、まさか、音楽を聴きながら走っている選手は、いるのかな?最終日のステージならなんかそんなことやっている選手がいそうですけどね
98キロ地点、補給ポイントを迎え、先行する5人と後方集団との差は5分30秒です。先行する5人の選手、バネストのアリエッタのピナレロのフレームのダウンチューブのBB付近、黒くて四角いセンサーが取り付けられています、同じようなセンサーがフロントフォークにも着けられていました。カンパ版フライトデッキはケイデンス機能付き?
補給地点を過ぎた辺りで、テレビの画面が乱れはじめ、ついには真っ暗に...。ここ、千葉県市原市(千葉県南部)では、大雨雷注意報がでており、CSの電波が遮断されてしまい、チューナーでスカパーの電波を受信できなくなってしまいました。なんで!悲劇!この後30分、スカパーを見ることができませんでした。ここから先はもう、とぎれとぎれとなってしまい、何が何だか訳が解んなくなってしまいます....。
...約30分後、何とかスカパーの電波が受信できるようになり、画面に映し出されたのはガルビエの一つ手前の峠を上る先頭の選手、バネストのアリエット(総合成績79位、13分52秒遅れ)が一人で逃げているようです。さっきのあの5人から逃げたのか?状況を把握できずに慌てる私....。
どうやら一人逃げのアリエット、そして5分35秒遅れて後続大集団と言う状況の用です。カジノのエース、ビノクロフが集団からちぎれたそうです。後続集団ではUS-POSTAL4人のアシスト達の後ろにアームストロング、そしてビランクが続いているようです。集団はテレグラフ峠というガリビエ峠の一つ手前の峠をビランクを先頭に通過、ちょっと下ってすぐまた18キロの登りのガリビエ峠を目指します。後続集団ではUS-POSTALのヒンカピーとアンドリューがアームストロングを先頭でアシストしています。
(*_*)XXXX またまた、大雨による電波障害によりスカパー受信できず....あ〜あ、どうなるこの先...。
約10分後、再びスカパーとつながりますが、どこを走っているのか?レースの状況を把握するためにまたまた慌てる私....。どうやら状況は変らず、ガブリエ峠の登り、先行するアリエット、数分遅れで後続集団が続いているようです。後続集団からはぼろぼろと力尽きた選手達がちぎれてゆき、集団そのものはだんだんと人数が減ってきているようです。そんな後続集団の中からケルメのゴメスがアタックしますが、しばらくたってUS-POSTAL勢が引っ張る集団に位吸収されてしまいます。集団の前方にはツーレも上がってきたようです。アリエットと後続集団との差は4分30秒、後続集団は力尽きた選手達がどんどん集団から離脱、残っているのはケルメ2人、US-POSTAL数人、ビランク、ツーレ&バネスト数人だけです。
(*_*)...またまた、大雨でスカパー受信できず..やめてくれ〜〜!集中力が途切れる〜〜!(なんのこっちゃ?)
数分後、スカパー復活!レースの状況はアリエットが先行、続いて後続集団から3人がアタックに成功した模様。KELME勢、本日は大活躍です!
KELME エスカルツィン
KELME カステル・ビランコ
KELME ベルトラン
POLTY リシャール・ビランク
そして数十秒遅れで6人が続きます。
US-POSTAL アームストロング
BANESTO ツーレ
POLTY ゴッティ
BANESTO マニュエル・ベルトラン
KELME コントレラス
SAECO デュフォー
(*_*)!!またまたスカーパー写らず!何とかしてくれ〜!!
スカパー復帰...。アリエット、それを追っているのはいつのまにか4人から3人に...KELMEのエスカルツィンとビランコ、そしてPOLTYのビランクはガブリエ峠の手前で後続する6人に吸収されてしまいます。145.5キロ地点、先行するアリエットが通過、山岳ポイントを通過した地点でアリエットは自転車をおりてチームのサポートからレインウェア(何で半袖?)とキャップを受け取り、これから続く約40キロのダウンヒルに備えます。アリエットの逃げはやはりツーレのアシスト?1分41秒遅後、後続集団はビランク、デュフォーの順に通過してゆきます。千葉も大雨ですが、フランス、ガブリエ峠周辺も雨がけっこう降っているようです。アームストロングは山岳ポイント数百メートルから早々とレインウェアを着用し、下りに備えます。
ガブリエ峠の下り、先行するアリエットは非常にゆっくりと下っており、やがて後方から来たアームストロング、ビランク達の集団に吸収されてしまいす。これで延々と続いたアリエッタの逃げは終わりです。後ろから追いついた集団はバネスト勢2人(ツーレ)、アームストロング、ポルティ2人(ビランク、ゴッティ)、ケルメ2(エスカルツィン)、サエコのローランデュフォーといった布陣で、イエロージャージのアームストロングとローランデュフォーのみアシストがいない状況です。アームストロング、危うし!
先行するアリエットを吸収した集団の後ろは約1分遅れでオンセのオラーノを擁する集団が続いています。この集団ではオンセ勢が集団の先頭に立ち、必至で先行する9人を追いかけています。中継カメラがオンセ勢のローテーションに近づくとどけ!と文句を言っていました。
ガブリエ峠を下りきった地点で先行するアームストロングの9人の集団と追いかけるオラーノ達の約16人の集団との差は57秒です。ゴールまで約38キロ地点、本日2つ目のスプリントポイント(何でこんなところにスプリントポイントが?)の手前、先行するアームストロング達の集団の後方ではビランクとアームストロングが2事3事なにやら会話を交わしています。
ゴールまで32キロポイント地点、スプリントポイントはビランク、エスカルツィン、デュフォーの順番で通過してゆきます。後続のオラーノ達の集団との差は1分05秒です。
ゴール手前の1つ目の峠を迎え、先頭のアームストロング達の集団をコントロールするのはバネスト勢3人ですが、そのなかの1人、ガブリエ峠の下りまで単独の逃げをしていたアリエッタが力尽きて後方に消えてゆきます。これで先頭に残ったバネスト勢はツーレとベルトランの2人です。ベルトラン、どこまでツーレをアシストできるか?この集団、先頭にポルティのゴッティ、一番後ろに同じくポルティのビランクが位置取り、進んでゆきます。ゴッティはビランクのアシストに回ったのか?しかし、今日のゴール、セストリエールの街はイタリアです。後続のオラーノ達の集団との差は1分12秒。
ゴール前25キロ地点、未だ峠の登り途中、先頭集団ではバネストのベルトランが先頭を引っ張っています。しばらくしてゴッティ、アームストロング、ビランクと先頭は順々に変ってゆきます。後続、オラーノ達の集団との差は1分20秒。
ゴール前21キロ、カテゴリー2級の峠の山岳ポイントはビランク、アームストロング、デュフォーの順で通過、後続のオラーノの集団との差は1分27秒。もはや、オラーノは追いつくことは不可能?とおもっていたら、画面に映し出されたオラーノのバイク、代車です(ゼッケンがついていない)。パンクしたのかな?峠の下り坂、エスカルツィンがアシストのコントレラスにウィンドブレーカーを渡しています。受け取ったコントレラスはそのウィンドブレーカーをもってアシストカーに..。エースのお世話も大変です。
ゴール前15キロ、峠の下り、先頭集団は縦長になり、再び降ってきた雨のせいか、ばらばらになりはじめます。そんな中で、するすると先頭にエスケープしてきたのがゴッティとエスカルツィンの2人、峠を下りきった時点で集団からのエスケープに成功してしまったようです。やはり、本日のゴール地点、セストリエールはイタリア、ゴッティはステージ優勝を狙いに行ったか?後続集団ではトンコフが落車したようです。
そして迎えた本日のゴール地点、セストリエールへ向けての1級の山岳ポイントへの最後の登り11キロ、平均勾配5.8%です。下り坂でエスケープに成功したエスカルツィンとゴッティと後続のアームストロング、ツーレ、ビランク達との差は約11秒です。
しばらくして、後続の集団の中からツーレとアームストロングがアタック、先行するゴッティとエスカルツィンの追撃を開始します。やがてツーレはちぎれ、アームストロング一人で先行する2人に追いつきます。アームストロング、登りも強い!
先頭の3人(アームストロング、ゴッティ、エスカルツィン)にやがてツーレが追いついてきて4人に成ります。
ゴール前5キロ、なんとイエロージャージのアームストロングが単独アタック!自ら本日のステージ優勝を取りに行きます。そのスピードはすさまじく、あっというまに3人に14秒ものさを着けてしまいます。ここにパンターニやウルリッヒがいたら....もっとすごい展開になっていたでしょう。その後も差は、30秒、44秒とどんどん開いてゆきます。アームストロング、強い!強い!
残り3キロ、おいてきぼりを食らった3人の中から、今度はツーレがアームストロングの追撃を開始しますが、そのスピードは明らかにアームストロングに見劣りします。アームストロングとツーレとの差は37秒。沿道では数人のイタリア人が真っ赤な発煙筒をたいて暴れています。アームストロングは一点をにらみつけ、100%集中してゴールを目差し素晴らしいスピードで登ってゆきます。
そして迎えたゴール、アームストロングはツーレに31秒の差を着けてゴール!自らの復活を神に感謝するかのように、両手を大きく広げ、天を仰ぎでのゴールです。グローブはパールイズミではなく、ナイキのロゴが...。イエロージャージのサプライヤーは本年もナイキです。エスカルツィン、ゴッティが1分26秒遅れ、ビランクに至っては2分、オラーノは3分10秒も遅れてのゴールです。
アームストロング、行けますね、優勝できる!と誰もが思ったのではないでしょうか?TTの速さに加えて登りの強さ、現時点で非の打ち所がありません。1989年、レモンがツールでの復活優勝劇を果たしたときは、ADRのアシスト勢に恵まれず、また、登りでの強さも今一で登りゴールの手前でフィニョンに千切られてしまい、山岳でのロスをタイムトライアルでばん回するというパターンでしたが、本年、ツールに復活してきたアームストロングはTTも登りも、両方行けます。始めからツールでの優勝をねらって調整してきたようです。レモンに続くアメリカ人2人目のツール優勝者と成るのか?そうなればシマノ、パールイズミは万々歳ですね。
ステージ成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 5h 57' 11"
2 ZULLE Alex BAN 161 SUI 00' 31"
3 ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 01' 26"
4 GOTTI Ivan PLT 61 ITA 01' 26"
5 BELTRAN Manuel BAN 163 ESP 02' 27"
6 VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 02' 27"
7 CONTRERAS Carlos KEL 113 COL 02' 29"
8 VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 03' 10"
9 OLANO Abraham ONC 51 ESP 03' 10"
10 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 03' 30"
総合成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 39h 31' 07"
2 OLANO Abraham ONC 51 ESP 06' 03"
3 MOREAU Christophe FES 148 FRA 07' 44"
4 ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 47"
5 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 07"
6 NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 08' 39"
7 CASERO Angel VIT 121 ESP 08' 54"
8 ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 09' 01"
9 VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 10' 02"
10 TONKOV Pavel MAP 31 RUS 10' 34"
リタイヤ選手
SALMERON Gines VIT 129 ESP
KIRSIPUU Jaan CSO 96 EST
FAGNINI Gian Matteo SAE 75 ITA
CIPOLLINI Mario SAE 71 ITA
COPPOLILLO Michele MER 15 ITA
CONTI Roberto MER 14 ITA
チッポリーニ、予定通りの?リタイヤです。
本日のステージはセストリエールからラルプデュエズまでの220.5キロのカテゴリー超級の山岳ポイントが3ヶ所もある山岳ステージです。そして、ゴールはツール史上、数々の伝説を残しているラルプデュエズです。1986年、グレッグレモンがアメリカ人として初めてツール優勝を果たした年にはイノーとその後継者と言われていたグレッグレモンが2人、両手を上げて手をつないでゴールをしました。1989年、レモンの劇的な復活劇で逆転優勝でフィニョンを破った年、フィニョンはラルプデュエズでレモンを最後の上り坂で千切ってゴール、ツール優勝をほぼ手中にしたと言われていたにもかかわらず、あのパリでの逆転劇、ラルプデュエズを制するものはツールで総合優勝できない、というジンクスが一時期あったりもしました。1990年、ツール3度目の優勝を果たした年、ブーニョら数人の集団でラルプデュエズに姿を現したレモンは、最後のコーナで落車寸前のコーナリングを後輪をドリフトさせながら回避、ブーニョとのゴールスプリントには破れましたが、すごいテクニックだと感心したものです。ラルプデュエズは私にとって、レモンの思い出ばかりです。そのグレッグレモン、本日は自転車にまたがり、ラルプデュエズを自走して登り、イエロージャージのアームストロングの到着を待っているそうです。アメリカからのツアーで、レモンと一緒にラルプデュエズを登ろう!というツアーがあるらしいです。本日はソシエテツールドフランスの会長が乗るオフィシャルカーに伝説の英雄、エディ・メルクスが一緒に乗るそうです。メルクスの息子、アクセルメルクスの活躍が見られるのか?しかし、今日はパリ祭なので、地元のフランス勢の活躍が期待されます。そんな中でもやはり、リシャール・ビランクに期待が集まります。スタート前のコメントで、本日勝ちに行かないでいつ勝ちに行く?といったコメントを残しているそうです。
本日の中継もスタート地点から延々約7時間もの中継です。ここ市原、今日は天気は良好ではありませんが、電波障害によりスカパーが見れなくなるということはなさそうです。
本日のステージはスタートして約37キロ、ずっと下りです。セストリエールという山の上の町からのスタートなので、選手達は皆、アームカバー、レッグウォーマーを装着、寒さ対策をしています。街の中のパレードが終わり、リアルスタートを迎え、しばらく下ってゆくとラフランセスジュのクリストフ・バッソーがアタックか、揺さぶり?を掛けますが、誰も相手にせず、すぐに集団に吸収されてしまいます。
23.5キロ地点、選手達のおしっこタイムです。さらにしばらく下ると今度は選手達がレッグウォーマーやシューズカバーなどを脱ぎはじめ、アシスト達はエース達が脱いだウェア類をアシストカーへはこぶという仕事にしばし翻弄されます。
30キロ地点、イエロージャージのアームストロングがおしっこタイム。37.5キロ地点のスプリント地点が間近ですが、大丈夫?
37.5キロ地点、本日1つ目のスプリントポイント、集団のスピードが上がり、1位テレコムのエリック・ザベル、2位クレデイ・アグリコールのオグレディ、3位BIG MATのレベルトンの順に通過してゆきます。スプリントポイントを過ぎても下りは続き、約40キロ地点を過ぎた辺りで下りは終わり、平坦はなく、すぐに本日1つ目のカテゴリー超級の山岳ポイント(24.7キロ登り、平均勾配6.3%)、Mont Cenis峠を迎えます。
山岳ポイントへの上り坂に入りますが、集団は淡々とスローペースで進んでゆきます。誰もアタックを仕掛けようとしませんが、その理由はこの峠を越えると約70キロの下りがあるので、ここで逃げても長い下りで後続集団に吸収されてしまうという可能性が高いからでしょう。この登りでバネストのツーレがメカトラブルにより一時集団から遅れますが、集団は道幅いっぱいに拡がり、スローペースで進んでゆきますので難なく集団に復帰した模様です。坊主頭のベルギーチャンピオン、ディエルクセンスが後輪の交換をしていました。
55.5キロ地点、イタリアとフランスの国境地点を集団は通過、相変わらずのスローペースです。集団の後方ではラボバンクのVAN BONがドクターカーで膝にスプレーを掛けてもらっています。アクセルメルクスもドクターカーに近づき、飲み薬をもらっています。アクセルメルクスは本日、胃腸の具合が悪いらしいです。
62.5キロ地点、アクセルメルクスが集団の遥か後方に取り残されてしまっています。集団の先頭ではポルティ勢が位置取り、その後ろにはピッコーリ、コニチェフ、アームストロングらがいます。そろそろ本日1つ目の山岳ポイントへ向けての準備が始まったようです。
山岳ポイントを前にしてポルティのアシスト勢がスピードアップ、ビランクを引き連れて3人が集団から飛び出します。その後ろにはメルカトーネウノのコニチェフ、そしてカンティナトッロのモンディーニが続き、山岳ポイントは1位コニチェフ、2位ビランク、3位モンディーニの順で通過してゆきます。この3人は集団からだいぶ飛び出した形になりましたが、そのまま逃げようとせず、後ろの集団を待ちます。
67キロ地点の山岳ポイントを通過した集団が約60キロの長い下りを下りはじめたころ、アクセルメルクスのリタイヤが報じられました。お父さんの前で、残念、アクセルメルクス。昨年総合10位に食い込む活躍を見せましたが、本年はだめでしたが、来年に期待しましょう。
60キロにもわたり延々と続く下り坂でアタックを掛けたのはラフランセスジュのウーノ(総合順位18分57秒遅れの27位)とBIG MATのブルギニオン(総合順位20分29秒遅れの31位)の2人です。タイム的に総合で上位の順位の選手を脅かすような選手ではないので、集団は追撃をせず、2人と集団の差は35秒、48秒、1分とぐんぐんと開いてゆきます。
60キロの下りの中間、スタートして105キロ地点では2人と集団との差は既に4分15秒もの差が開いており、さらにその差は開いてゆきます。先行する2人の選手はフランス人なので、今日のパリ祭でのフランス人のステージ優勝、あるいは活躍をフランス人にプレゼントするための逃げが続きます。地元フランス人の人たちも大喜びでしょう。後続集団にいるビランクは自転車を交換、白ずくめのコッピの軽量バイクに乗り換え、これから続く3つのカテゴリー超級の山岳ポイントに備えます。
後続集団と2人との差は8分30秒にまで開きますが、集団の先頭を行く選手達にそれほど緊張感は見られません。先頭を行くサエコのサルバトーレなどは中継カメラに向かって笑顔みせる余裕さえあります。
ゴール前95キロ地点、先行する2人と集団との差は9分00秒、大差が付いてしまいました。後続集団をコントロールするのはポルティ勢、その後ろにアームストロングを含む、US-POSTAL勢が4人、バネスト2人と続きます。
130キロ地点、ゴールまで約90キロ地点、本日の補給ポイントを先頭の2人が通過してゆきます。このときに地元フランス語の中継ではラルプデュエズにいるグレッグレモンへのインタビューが入ります。グレッグレモンと同じく、ガンという難病を克服してのツールへでの復活は非常に喜ばしいこと、レモンも、アームストロングも、一度は自転車をやめようと思ったことがあるということ、本年、アームストロングはもう総合優勝を果たしたも同然、などなど、コメントしているようでした。
補給地点を過ぎて数キロ、先行する2人と集団との差は11分20秒、後続集団からコフィディスのローランマイヤーがアタックを開始、集団からエスケープに成功します。しばらくしてレース展開は先行するウーノ、ブルギにオンの2人、10分10秒遅れでローランマイヤー、その後ろ約30秒遅れでUS-POSTAL勢がコントロールする大集団となります。
その後、一番後ろの大集団からメルカトーネ・ウノのステファノ・ガルゼッリがアタックをして数十秒の差を集団に着けますが、しばらくして集団に吸収されてしまいます。先行する2人、8分15秒遅れでローランマイヤー、そして約25秒遅れで大集団という状況です。
ゴールまであと59キロ地点、先行するウーノとブルギニオンとそれを追うローランマイヤーとの差は6分35秒、そしてそのうしろ約40秒遅れて大集団となります。大集団からはケルメの選手がアタック、本日2つ目の超級山岳ポイントへ向けて集団のスピードがアップし始めます。集団の先頭にはUS-POSTALのアシストが2〜3人で引っ張り、その後ろにアームストロング、ツーレ、ビランクラが続きます。
しばらくたって状況は変らず、後ろの集団は先頭がケルメのコントレガス、ビランク、テレコムのウド・ボルツ、US-POSTALのアシスト、アームストロング、ツーレの順に並んで登ってゆきます。集団の後方からは力尽きた選手達がばらばらとちぎれてゆき、その人数は既に30人ほどです。山岳ポイントへ向けてのピランクの動きが活発になってきました。
166.5キロ地点、本日2つ目の超級山岳ポイント、1位通過は逃げている2人のうちのウーロ、2位ブルギニオン、4分57秒遅れでるローランマイヤー、さらに先頭通過から6分10秒後、ビランクを先頭に集団が通りすぎてゆきます。さらに先頭通過から9分22秒、ちぎれた選手達が10人ほどの集団を形成して通過してゆきます。ここからは再び35キロほどの下り(多少のアップダウンを含む)、そして最後のラルプデュエズの登りを迎えます。
35キロの下り、先行するウーロとブルギニオンとローランマイヤーとの差は5分10秒、さらに2分遅れでアームストロング、ツーレ、ビランク達の集団が続きます。そんな状況の中、4人の選手達がアタックを試みますが、しばらくして集団に吸収されてしまいます。
カジノ ビノクロフ
オンセ セラノ
ロト アーツ
テレコム エッリ
今度はアグリコールのフランソファ・シモンとオンセのエチャべリアがアタック、集団からのエスケープに成功します。その後、集団からテレコムのマリオアーツが2人に追いつき3人の逃げになります。その後、シモンがこの3人からちぎれ、この時点での各選手の差は先行するウーロ、ブルギニオン、4分10秒遅れでローランマイヤー、さらに1分15秒遅れでアーツとエチャべリア、そして?秒おくれでアームストロングの集団、という状況です。しばらしくして、いちどちぎれたシモンが下り坂でエチャべリアとアーツに追いつき、3人による逃げを開始します。この3人、時速90キロで下り坂を飛ばしてゆきます。
ゴール前25キロ地点、先行するウーロとブルギニオン、4分40秒遅れでローランマイヤー、約2分40秒遅れで、アーツ、エチャべリア、シモン、その後ろ?秒でアームストロングの集団という状況です。アームストロング達がいる集団の後方ではビランクが手袋を投げ捨て、メルカトーネウノのエース、ステファノ・ガルゼッリに手伝わせて?アンダーウェアーを着替えています。
ゴール前20キロ地点、いよいよ最後のラルプデュエズの登り(登り13.8キロ、平均勾配7.9%)を控え、アームストロング達の集団ではツーレ擁するバネスト勢が猛然と追撃を開始、ハイスピードで追撃を開始します。この追撃によりアーツ、エチャべリア、シモンら3人の逃げは潰され、集団に吸収されてしまいます。
ラルプデュエズの登りの手前の本日2つめのスプリントポイントを先行するブルギニオン、ウーロの順で通過、3分55秒後にローランマイヤーが通過してゆきます。その後ろのアームストロングの集団ではバネスト勢にケルメのアシストが1人加わり、相変わらずハイスピードで追撃を続けており、その差はぐんぐんとつまり、ローランマイヤーとの差は1分15秒に詰まります。
そして迎えたアルプデュエズの登り、悪魔おじさんの登場です。登りはじめ数百メートルをバネストのアシスト達が引っ張り、力尽きて後方に下がってゆき、US-Postalのアシスト、アームストロング、ビランク、ツーレらが先頭をかためたまま、追撃は続きます。先行するウーロと、ブルギリオンですが、この上り口でブルギリオンは力尽き、ウーロからちぎれ、ウーロ単独の逃げとなってしまいます。そのウーロの登りのスピードもそんなに速くはなく、既にここまでの逃げで力を使い果たした感があります。
ラルプデュエズを登りはじめて数キロ、追撃を続けるアームストロングの集団はローランマイヤーを吸収してしまいます。かなりのスピードでUS-Postalのタイラーハミルトンがアームストロングを献身的に引っ張り続けます。この時点で先頭のウーロと集団との差は3分30秒です。
先行するウーロ、相当疲れているようで、もう止まりそうなスピードで登り続けます。後続の集団では相変わらずタイラーハミルトンがアームストロングを引き続け、ハイスピードを維持したまま、ウーロに迫ります。そのさはどんどん縮まり、約3分。
ゴール前10キロ、アームストロングの集団の中からバネストのベルトランがアタック、、さらにカジノのサルモン、ケルメのコントレアスがアタック、しばらくしてそれを追ってエスカルツィンもアタックを開始、3人が集団からのエスケープに成功します。この3人は先にアタックを開始したベルトランをとらえ、青息吐息のウーロを追撃します。
後続集団ではマペイのトンコフがアタックを試みますが、アームストロングらがこれを逃さず、しばらくして吸収します。この後もトンコフの揺さぶりにより集団はさらにスピードアップ、ツーレ、アームストロング、ビランクらが先頭に立ってスピードを上げてゆきます。やがて先行するエスカルツィンとコントレアスを吸収、集団は一つになり、そのメンバーは...。
マペイ トンコフ
バネスト ツーレ
バネスト ベルトラン
US-POSTAL アームストロング
ポルティ ビランク
ケルメ エスカルツィン
ケルメ コントレアス
テレコム グィリーニ
ゴールまで7キロ地点、集団を形成する精鋭たちは、やがて先頭を行くウーロからちぎれて落ちてきたブルギニオンを抜き去ります。この時点でウーロと集団との差は1分01秒、バネストのベルトランが集団の先頭に立って更なる追撃を続けます。先行するウーロもう止まりそうなスピードです。
ゴール前5キロ、集団はウーロの後ろ29秒差に迫ります。集団では相変わらずバネストのベルトランがツーレのために集団をコントロールしています。
ゴール前4キロ、ウーロついに集団に捕まってしまいます。パリ祭の今日、フランス人の優勝は夢と消えるのか?あとはビランクに掛けるしかない?集団は先頭をベルトラン、ツーレ、エスカルツィン、アームストロングの順に進んでゆきます。
ゴール前3キロ、テレコムのグィリーニが猛烈なアタック、集団からのエスケープに成功します。後続集団の先頭にはエスカルツィン、ツーレ、アームストロング、トンコフ、ビランクの順番で、グィリーニを追いますが、誰も仕掛けようとしません。
ゴール前2キロ、グィリーニは逃げ続け、集団ではトンコフが揺さぶりをかけていますが未だ誰もグィリーニを追とはしません。ビランクは最後尾につけたまま、最後に爆発するのか?
ゴール前1キロ地点をグィリーニが通過。コースのど真ん中に立ち、写真を取っている観客が一人、グィリーニはこの観客をよけきれず、激突してしまいます。大慌てのグィリーニ自転車にまたがり、再び猛ダッシュで逃げを続けます。この観客はひんしゅく物です!カメラのファインダーを覗いたので選手との遠近感がつかめなかったのかもしれませんが、トロい奴、!レースの邪魔をするな!。後続集団からはだれも飛び出すことはなく、集団のまま、グィリーニを完全に逃がしてしまったようです。
ゴール前、落車による怪我、マシントラブルなどは幸い無かったようで、何度も後ろを振り返りますが、難なく逃げ切りに成功、ツールドフランスでの初めてのステージ優勝を果たします。テレコムの社長がラルプデュエズに着ているそうで、エリック・ザベルの不調により散々であった本年のツールに一つの光明を見た感じでしょう。
後続集団は集団のままゴール、なんかすこし拍子抜けしてしまいました。ツーレ、ビランク、トンコフ、エスカルツィンら、メンツはそろって今したが、本日はだれもアームストロングとの差を詰めることができませんでした。アームストロングは本日はイエロージャージを守るための走りに徹したので、昨日のようなゴール前のアタックはありませんでした。
これで総合成績は2位のオラーノ、3位のツーレに対して約7分もの差を着け、今後、よほどのアクシデントや、アームストロングの体調不良など無いかぎり、アームストロングの総合優勝は決まったようなものでしょう。アームストロングの復活劇は感動物ですが、展開的には今後、2〜3位の順位決定戦を見守るようなつまらない展開になってしまうかもしれませんね。本日のこのステージ、パンターニとウルリッヒがいれば、と思いました。
ステージ成績
1 GUERINI Giuseppe TEL 24 ITA 6h 42' 31"
2 TONKOV Pavel MAP 31 RUS 00' 21"
3 ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 00' 25"
4 ZULLE Alex BAN 161 SUI 00' 25"
5 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 00' 25"
6 VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 00' 25"
7 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 00' 25"
8 VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 00' 25"
9 BELTRAN Manuel BAN 163 ESP 00' 32"
10 CONTRERAS Carlos KEL 113 COL 00' 49"
未発走選手
SPRUCH Zbigniew LAM 107 POL
リタイア選手
SVORADA Jan LAM 108 SLO Abandon
PADRNOS Pavel LAM 104 CZE Abandon
BELOHVOSCIKS Raivis LAM 102 LET Abandon
SAVOLDELLI Paolo SAE 77 ITA Abandon
VAN BON L駮n RAB 47 NED Abandon
MERCKX Axel MAP 37 BEL Abandon
総合成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 46h 14' 03"
2 OLANO Abraham ONC 51 ESP 07' 42"
3 ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 47"
4 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 07"
5 ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 08' 53"
6 VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 10' 02"
7 TONKOV Pavel MAP 31 RUS 10' 18"
8 NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 10' 56"
9 GUERINI Giuseppe TEL 24 ITA 10' 57"
10 CASERO Angel VIT 121 ESP 11' 11"
本日のステージはブルードワザンからサンテチエンヌまでの198.5キロのコースです。スプリントポイントが2つと山岳ポイントが3つ(カテゴリー2級が2つ、4級が1つ)というコース設定です。
スタートして58.5キロ地点の本日1つ目のスプリントポイントは1位マペイのトム・スティールス、2位テレコムのエリック・ザベル、3位クレデイ・アグリコールのスチュワート・オグレディの順で通過してゆきます。その後、しばらくしてメルカトーネウノのFORCONIが集団から単独アタックに成功、さらに後方集団から6人の選手達が追いつき、7人の先頭集団が形成されました。レースがスタートして1時間経過の平均速度は時速48.6キロ、下り坂とは言え、アタック合戦により集団のスピードが上がっていたようです。
中継が始まったのはスタートして120キロ地点、その7人の選手達が逃げ続けている所から始まりました。
メルカトーネ コニチェフ(総合成績69位、1時間7分46秒遅れ)
メルカトーネ FORCONI(総合成績99位、1時間23分08秒遅れ)
ロト VERBRUGGHE(総合成績96位、1時間22分34秒遅れ)
カジノ ビノクロフ(総合成績44位、43分37秒遅れ)
ランプレ ディエルクセンス(77位、総合成績1時間14分33秒遅れ)
フェスティナ べッリ(総合成績47位、46分46秒遅れ)
フェスティナ LEFEVRE(総合成績142位、1時間37分07秒遅れ)
7人と後続集団との差は既に8分42秒差にまで開いています。本日のステージ、2日続いたハードな山岳ステージの後なので選手達は疲れているようです。後続集団はUS-POSTAL勢によりコントロールされていますが、いっこうに追撃を見せようとしません。ましてや、先頭集団の7人は一番順位の良い選手がカジノのビノクロフで43分37秒遅れ、総合成績には影響のない選手達ばかりです。US-POSTAL勢も安心して?先行集団を泳がせているようです。
先頭の7人と集団との差は9分4秒。後方集団の先頭にはUS-POSTAL勢が位置取り、コントロールしていますが、未だそのスピードはゆっくりです。
ゴールまで65キロ地点、先頭の7人と後続集団との差は既に10分にまで開きますが、後続集団は未だ追撃を開始しません。集団の後方でロトのジャッキー・デュランがドクターカーから何やらチューブ入りの塗り薬?を受け取りパンツの中に塗り込んでいます。あれは何?股擦れ防止薬?後続集団の後方でこんなことをやっている選手がいるくらいですから、集団のスピードは相変わらずスローペースです。
フランス語の全く解らない私は、なんとかその意味を理解しようと120%想像の世界に入り込んでしまいます。ん?ジャンニ・ブーニョ?インタビュー?そういえばジャンにブーニョの声に似ているな..。ん?ジェイ・スィート?総合順位ビリの選手のことをはなしているのかな??こんな感じです。なにせ選手の名前しか聞き取れないですから...。
ゴールまで57キロ地点、先行する7人と後続の大集団との差は12分09秒差までに開いています。先行する7人がローテーションを組んでなかなか良いスピードで逃げているのに対して、後続集団は相変わらずのスローペースで進んでゆきます。後続集団の先頭には相変わらずUS-POSTAL勢が8人、全員で集団をコントロールしています。
ゴールまで52.5キロ地点、本日2つ目のカテゴリー4級の山岳ポイントは、先頭の7人の中で1位コニチェフ、2位ビノクロフ、3位FORCONIの順で通過してゆきます。
ゴールまであと49キロ地点、先頭の7人と後続集団との差は既に13分48秒、どんどんその差は開いてゆきます。先頭の7人の中にいるベルギーチャンピオンのディエルクセンスが、一番後ろでポケットから地図を取り出して何やら見ています。本日のアタックポイントをチェック?
ゴールまであと35キロ地点、ビノクロフがアタック、先頭集団の7人の動きが活発になります。本日のレース展開ではこの先頭の7人からステージ優勝者が出ることはほぼ確実です。今度はディエルクセンスが猛烈なアタックを開始、見事エスケープに成功します。置いていかれた6人は追撃を開始、このスピードアップによりメルカトーネウノのFORCONIが千切れ、さらにはフェスティナのLEFEVREも千切れてしまい、追撃集団は4人(VERBRUGGHE、コニチェフ、べッリ、ビノクロワ)となってしまいます。この時点で先行するディエルクセンス、14秒遅れで4人、さらに16分45秒遅れで後続の大集団という状況です。
ゴールまで27キロ地点、ディエルクセンスはぐんぐんと加速、後続の4人との差を25秒にまで差を広げてゆきます。後続の4人の集団の中ではVERBRUGGHEのみがローテーションに加わらず、一番後ろで脚をためているようです。これを見たべッリが、おまえも引けよ!とゲキを飛ばしています。
ゴールまで23キロ地点、ディエルクセンスと4人との差は変らず、25秒、4人と後続集団との差はさらに開いて17分20秒ほどです。
ゴールまで20キロ地点、ディエルクセンスと4人の差は28秒と若干拡がり、ディエルクセンスを追撃する4人と大集団との差は18分20秒、どんどん開いてゆきます。
ゴールまで18キロ地点、本日最後のカテゴリー2級の山岳ポイントをディエルクセンスが1位で通過、48秒遅れて4人の追撃集団が通過してゆきます。大集団はさらに19分10秒遅れでこのポイントを通過することになります。あとはゴールまで下りのみ、ディエルクセンス、このステージもらった!かな?
ゴールまで10キロ地点、ディエルクセンスと追撃する4人との差は1分です。ディエルクセンスの必至の走り、かっこいいですね〜。長い足、長い手、太い胴、これぞヨーロピアンロードマン!といった感じでしょうか。外人は日本の買い物自転車に乗ってもかっこいいもんな〜。素晴らしい!
ゴールまで5キロ地点、ディエルクセンスと4人の追撃集団との差は1分10秒迩摩で開きます。後続集団との差はもう約20分。一番後ろの大集団ではアグリコールのイノーが集団からアタックをかけ、エスケープに成功したようです。なんで今ごろ?なんのために?先行する4人に追いつくはず無いのに。
ゴールまであと2キロ、ディエルクセンスはステージ優勝を確信してのガッツポーズ!中継カメラに向かって笑顔を見せます。
ゴール前1キロ通過、あと数百メートル、ディエルクセンスはマイヨのジッパーを締め、ゴールに備えます。そして両手を上げ、十字を切って神に感謝の意を表しながらゴール。本日のステージ優勝を物にしました。
約1分後、ゴール地点にディエルクセンスの追撃に失敗した4人が現れ、2位争いのスプリント合戦となります。各選手、お互いに牽制しあい、もうこれはトラックのスプリント競技状態、止まりそうなスピードまでスローダウンして仕掛けのポイントを探り合っています。こんな展開になればベテランのコニチェフに分があります。コニチェフはカジノのビノクロワをゴール前でぎりぎり刺して2位をゲットします。
後続集団ははるか彼方、あと20分ほどしないとゴールしてこないので、早々とディエルクセンスのステージ優勝の表彰式が行われいます。このディエルクセンス、プロになったのがなんと30歳で苦節プロ生活4年目の本年、ベルギーチャンピオン、そしてツールでの初ステージ優勝と、遅咲きのレースマンだそうです。
その頃、後続の大集団では先頭にはポルティ勢が出て、ここに来てやっとスピードアップ、逃げていたアグリコールのイノーを吸収し、ゴールに向かいます。ゴール前約1キロポイントまでポルティ勢が集団をコントロールし、ゴールでのスプリントポイントを巡りスプリント合戦が繰り広げられますが、大集団を先頭で通過したのエリックザベル、これで現在スプリントポイントトップのオグレディに3ポイント差と迫りました。ディエルクセンスがゴールしてから22分21秒おくれで大集団はゴールしました。チッポリーニや、エストニアの星、キュリシュプがレースからいなくなったツール後半、当面の敵はオグレディとトム・スティールスのみ、ツールが終わってみれば、やっぱり本年もマイヨベールは4年連続ザベルの物(ツール史上初)、なのかな?
ステージ成績
1 DIERCKXSENS Ludo LAM 103 BEL 4h 34' 03"
2 KONYSHEV Dimitri MER 18 RUS 01' 26"
3 VINOKOUROV Alexandre CSO 91 KAZ 01' 26"
4 BELLI Wladimir FES 141 ITA 01' 28"
5 VERBRUGGHE Rik LOT 87 BEL 01' 33"
6 LEFEVRE Laurent FES 146 FRA 03' 53"
7 FORCONI Riccardo MER 17 ITA 05' 07"
8 ZABEL Erik TEL 21 GER 22' 18"
9 MC EWEN Robbie RAB 46 AUS 22' 18"
10 MONDINI Gianpaolo CTA 179 ITA 22' 18"
総合成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 51h 10' 28"
2 OLANO Abraham ONC 51 ESP 07' 42"
3 ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 47"
4 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 07"
5 ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 08' 53"
6 VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 10' 01"
7 TONKOV Pavel MAP 31 RUS 10' 18"
8 NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 10' 56"
9 GUERINI Giuseppe TEL 24 ITA 10' 57"
10 CASERO Angel VIT 121 ESP 11' 11"
本日のステージはサンガルシエからサンフルールまでの201.5キロ、山岳ポイントが6ヶ所(2級が2ヶ所、3級が4ヶ所)もある山岳?ステージです。
中継が始まったのは148キロ地点、ゴールまで58.5キロ地点からです。既に14人の選手達が集団からのエスケープに成功しており、その差は9分です。先行する14人は...
デヴオルフ コフィディス
デビアン コフィディス
レッリ コフィディス
エッリ テレコム
LOTZ ラボバンク
エチャバリア オンセ
ベッシー カジノ
GOUGOT カジノ
カステルブランコ ケルメ
シモン クレデイ・アグリコール
ROUS フェスティナ
ウーロ ラ・フランセス・ジュ
モンディーニ カンティナトッロ
グブヌー BIG MAT
この14人の中で総合成績で一番トップに近いのはラ・フランセス・ジュのウーロで20分11秒遅れの21位です。集団はそれを見越してか、あえて未だ追撃にかかろうとはせず、先頭にUS-POSTAL勢が位置取り、集団のスピードをコントロールしています。しかし、昨日のステージでは先頭でごーるしたディエルクセンスと大集団との差は20分以上あった例もありますし、速めに追いかけておかないと、へたするとアームストロングはウーロにイエロージャージを持っていかれるんじゃないの?
ゴールまであと53キロ地点、本日2つ目のスプリントポイントは1位ベッシー、2位デビアン、3位シモンの順で通過してゆきます。後続集団との差は11分05秒です。先頭の14人の集団ではこのスプリントポイントを過ぎてからその動きが活性化してきました。後続集団ではポルティのエース、ゴッティ、クレディ・アグリコールの巨漢、バックステッドがリタイヤしてしまいました。
先頭集団では沿道の観客からだれかがペットボトルを受け取り、みんなで代わる代わる首から水をかけながら逃げを続けています。
ゴールまで36キロ地点、先頭集団では各選手達の間で揺さぶり合戦が始まり、自然と集団のスピードもアップしてゆきます。この揺さぶりによって先頭集団は8人、3人、3人と3つに分断されます。先頭の8人はデビアン、GOUGOT、エチャバリア、ベッシーらが含まれています。しばらくして遅れた3人&3人は一つになり先行する8人と後続の6人(シモンなど)に成ります。この時点で後続集団との差は12分29秒です。後続集団ではようやく追撃が始まったようで、集団の先頭にはランプレのピッコーリ、サエコ勢2名が出てきて集団のスピードをアップさせています。
ゴールまで25キロ地点、先頭の8人から2人が千切れ6人になり、さらにその6人の中からオンセのエチャバリアがタイミングよくアタックをしてエスケープに成功します。その後、エチャべリアに置いていかれた5人と後ろから上がってきた5人?(展開が目まぐるしくてよく解らない)が一緒になって、10人の第2集団が形成されます。先頭を行くエチャバリア、約10秒遅れで10人の集団、そして11分30秒遅れで後続の大集団という状況です。
ゴールまで20キロ、エチャべリアと追撃する10人との差は33秒にまで開きます。その10人の集団からテレコムのエッリとクレディ・アグリコールのシモンがアタック、エスケープに成功します。その後、コフィディスのデヴォルフもおいつき、先行するエチャバリア、約30秒遅れて3人、そしてさらに数秒遅れてウーロラを含む6人の集団という状況になります。
本日最後の山岳ポイントを迎え、1位通過は単独逃げているエチャバリア、31秒遅れて2位がエッリ、3位にデヴォルフの順で通過してゆきます。その後、24秒遅れでウーロ達6人の集団、さらに遅れること12分40秒でアームストラング達の居る大集団が通過してゆきます。大集団ではオグレディなどが巻き込まれる落車があったようですが、とくに問題なく再スタートした模様です。大集団の先頭ではランプレ、サエコ勢が先導して追撃を続けている模様。
ゴールまで10キロ地点、エチァバリア先行、36秒差でエッリ、シモン、デヴォルフの3人、さらに40秒差でウーロ達の6人の集団という状況です。エチャバリアを追う3人は追いつくことができるのか?後続のアームストロングが居る大集団では今度はバネスト勢がトップに立ち、スピードアップをしています。このバネスト勢の中にはもちろんツーレがおり、総合2位の座を脅かす危険のあるウーロとの差を詰めようとしているようです。アームストロングはツーレの後ろについてさえ入れば、総合トップの座は安泰なので、みずから先頭に出るようなことはしません。
ゴール前5キロ、エチャバリアと追撃する3人との差は約30秒、さらに28秒遅れてウーロ達の6人の集団が通過してゆきます。
ゴール前3キロエチャバリアと3人の差は24秒、逃げ切れるか?
ゴール前1キロ、本日ゴール前は非常に勾配のきつい登りになっています。エチャバリアと後ろの3人との差は相変わらず25秒、エチャバリアは必至にラストスパート、何とか逃げ切りを成功させ、左手でVサイン、万歳ゴールです。25秒遅れてシモンがごーる、ウーロは1分32秒遅れてのゴールでした。
さらに10分以上の遅れを食らい、追撃を続ける後続の大集団では先頭がゴールしてしまった後もなおもそのスピードは衰えず、バネスト勢が先頭を引いてさらにスピードをアップしていますが、なんだか、危なっかしい(落車しそう)場面が多く見られます。アームストロングは危険を察知したのか、アシスト1人をつれて集団の先頭に移動、落車に巻き込まれることを防ぐためにUS-POSTALのアシストを前に置き、大集団の2番目の位置を確保します。
そして迎えた最後のきつい上り坂、登りに強いスプリンター、テレコムのエリックザベルがツーレをゴール前で抜いて大集団の先頭でゴールします。これでザベルは見事スプリント賞ポイントトップに立ち、見事マイヨベールです。オグレディは先の落車の影響か、ザベルがゴールしてから7分も遅れてゴールしました。ツールのスプリント賞はやっぱり登りが走れないとだめですね。
山岳賞はビランクで変らずですが、このビランク、ベルナールイノーに顔がそっくりですね。表彰式ではアシスト役として必ずベルナールイノーが登場するのですが、ビランクが山岳賞の表彰で表れるとまるで兄弟の様です。
イエロージャージ、山岳賞、スプリント賞、なんだか全て先が見えてきたようで、あとは各ステージでだれが、どんなふうに勝つのか?が唯一の楽しみになってしまいそうです。
アームストロングは本年、かつての体型と比べてスリムになったことが本年の好成績に結びついているそうです。ガンによる闘病生活を克服することで、無駄な贅肉を失ったとの説もありますが、私は一念発起してツールに向けてスリムな体を作り上げてきたのだとおもいます。猟銃にうたれ、一度レースか位から姿を消し、再びツールでの復活優勝を果たしたグレッグレモンですが、2度目のツール優勝を果たしたときのその走りは1度目の優勝の時と全く違うもので、一度目に比べて明らかに重いギアを踏み倒すような感じでぺダリングしていたのが印象的でした。
ステージ成績
1 ETXEBARRIA David ONC 53 ESP 4h 53' 50"
2 SIMON Francis C.A 131 FRA 00' 25"
3 ELLI Alberto TEL 23 ITA 00' 33"
4 DE WOLF Steve COF 2 BEL 00' 40"
5 CASTELBLANCO Jos Joaquim KEL 112 COL 01' 11"
6 LELLI Massimiliano COF 6 ITA 01' 18"
7 BESSY CSO 93 FRA 01' 24"
8 LOTZ Marc RAB 45 NED 01' 32"
9 HEULOT St駱hane FDJ 155 FRA 01' 34"
10 ROUS Didier FES 149 FRA 01' 50"
未発送選手
BASSONS Christophe FDJ 152 FRA
リタイア選手
BACKSTEDT Magnus C.A 132 SWE
VERSTREPEN Johan LAM 109 BEL
GOTTI Ivan PLT 61 ITA
総合成績
1 ARMSTRONG Lance USP 181 USA 56h 16' 53"
2 OLANO Abraham ONC 51 ESP 07' 44"
3 ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 47"
4 DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 07"
5 ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 08' 53"
6 HEULOT St駱hane FDJ 155 FRA 09' 10"
7 VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 10' 03"
8 TONKOV Pavel MAP 31 RUS 10' 18"
9 NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 10' 58"
10 GUERINI Giuseppe TEL 24 ITA 10' 59"
本日のステージはサンフルからアルビまでの236.5キロのコース、2級の山岳ポイントが1つ、3級が2つ、4級が4つと高低差はそれほどありませんが、アップダウンの激しいコース設定です。
レース展開はスタートして52.5キロポイント、1つ目のスプリントポイントを過ぎた辺りから集団の動きが活性化して数人の選手がアタック、中継が始まった148キロ地点ではすでに15人の選手達がエスケープに成功しており、後続の大集団との差は17分30秒という状況でした。15人の選手とは...。
レベルトン ビッグマット
ぺーニャ バネスト
グラシア・アコスタ バネスト
ランフランキ マペイ
マンジャン ラ・フランセス・ジュ
ピッコーリ ランプレ
ファアラジン コフィディス
ローランマイヤー コフィディス
パスカル・ロドリゲス ケルメ
コンメッソ サエコ
セルピリーニ ランプレ
トッツィング テレコム
ジュンティ カンティナトッロ
ロドリゲス オンセ
セレゾ ビタリチオ
数分後、先頭の15人の集団と後続集団との差は18分25秒、後続集団はUS-POSTAL勢がコントロールしていますが、追撃はせず、ゆっくりとしたペースで進んでゆきます。ビッグマットのティエリー・ブルギニオンがなにやら中継カメラに向かって話しかけていたり、ポルティのビランクが古巣のフェスティナの選手達と談笑しながらボトルの水を掛け合ったりしています。本日の天候は快晴、路面温度は47度にも達しているそうで、選手達はボトルの補給を頻繁に行っているようです。手段をコントロールするUS-POSTAL勢ですが、本日、アシストの選手が1人リタイヤ、ピレネーでの戦いに向けてできる限り力をセーブしたいのが本音でしょう。
ゴールまで68.5キロ地点、本日6個目のカテゴリー3級の山岳ポイントを迎えた先頭集団は1位ピッコーリ、2位ランフランキ、3位ローランマイヤーの順で通過してゆきます。後続の大集団との差はこの時点で19分30秒です。ローランマイヤーってなんとなく昔のカプリゾーネチームのヴィネンに似てるかな?なんて思ったりします。クライマータイプの選手で、山岳でイノーをぶっちぎって1位でゴールしたステージが印象的でした。確か総合で新人賞も取ったはずです。
そんなことはさておき、約19分も遅れている後続集団からクレデイ・アグリコールのオーストラリアチャンピオン、ヘント・ホーゲルスがアタック、一応エスケープに成功します。クレディ・アグリコールのロジェ・ルジェ監督からは特に指示が出ておらず首をかしげているようです。ヘント・ホーゲルスの単独行動?
ゴールまで64キロ地点、先頭の15人、18分54秒遅れてヘント・ホーゲルス、さらに約40秒遅れて大集団という状況です。
ゴールまで60キロ地点、先頭集団、18分33秒遅れてヘント・ホーゲルス、さらに約55秒遅れて大集団です。
ゴールまで52.5キロ地点、US-POSTALに革って大集団をコントロールし始めたケルメ勢が単独逃げていたヘント・ホーゲルスを吸収、やっと追撃、というかそのスピードを上げはじめたようです。残り52キロで約20分先行する集団に追いつくのはほとんど無理ですからね。
ゴールまで39キロ地点、本日最後のカテゴリー4級の山岳ポイントを迎え、先頭の15人の集団ではその動きが活性化してきます。オンセのロドリゲスが揺さぶりをかけ、バネストのぺーニャが追撃すると見せかけて、同じチームのバネストのガルシア・アコスタが本当のアタック!見事なチーム作戦でガルシアアコスタが山岳ポイントを1で通過、そのまま1人で15人の集団からのエスケープを試みます。そのガルシア・アコスタに追いついてきたのがサエコのイタリアチャンピオン、コンメッソで、逃げは2人体制となります。数分後、さらにランプレのセルペリーニが追いつき、3人でゴール目指してのエスケープとなります。この時点で後方に取り残された12人との差は12秒、21秒と開いてゆきます。
ゴールまで29キロ地点、先行する3人は全力でローテーションを組んで逃げています。なかでもコンメッソが積極的に先頭を引き、緩やかな下り坂でも時速80キロは出ているようです。ここで、あまりの速さに?ガルシアアコスタが千切れてしまい、先頭は2人となってしまいます。後続の集団は38秒遅れ、その後ろのアームストロング達がいる大集団は先頭から遅れること17分52秒です。
ゴールまで25キロ地点、先頭の2人と後続の集団との差は1分08秒にまで開きます。コンメッソの横にサエコのチームカーが近づき、ボトルを手渡し、チームは違いますが、一緒に逃げているランプレのセルピーニも、どうだ?ボトルいるか?と問い掛けますが、セルピーニはこれを拒否、ボトル1本でゴール勝負譲れ!なんて言われたわけじゃないでしょうね?後続の集団はなかなか意思統一がされず、追撃のローテーションを組むことがなかなかできません。
先行する2人と集団との差は1分41秒にまで開きます。本日は猛暑のため、ゴール前5キロ地点までの補給を認めるという裁定が急きょ下ったそうです。なかなか先行する2人を追撃するためのローテーションが組めない後続集団を見て、青嶋アナウンサーと福井さんがいらついていますが、走っているレースマンタチにしてみれば色々と事情があるわけで、そんな簡単には行かないでしょう。ましてツールドフランスのような延々と20日近くもステージが続くレースでは1つのステージで限界を超える走りをしてしまえばもうアウトですからね。それぞれの選手達の本日使う分のパワーがあとどれくらい残っているか、そこら辺の見極めは各選手それぞれ違いますから、ただ、本日勝ちたいから一気に行く、というわけにも行かないでしょう。
ゴール前20キロ地点、先頭の2人と後続の集団との差は1分33秒、その集団では何人か千切れはじめたようです。なかなかまとまって追撃を開始できない集団では各チームのサポートカーが入れ替わり立ち替わり選手達にボトルを補給しています。暑そ〜。
ゴール前15キロ地点、先頭の2人と後続集団との差は再び開き、1分45秒です。先頭をゆくコンメッソとセルペリーニですが、セルペリーニが左カーブを曲がりきれず、たまらずスローダウン、コンメッソから一時遅れますが、難なく追いつき再び2人体制での逃げを続行します。
ゴール前10キロ地点、先頭の2人と後続集団との差は2分06秒。後続集団ではコフィディスのローランマイヤーが先頭に立ち集団にローテーションを促しますが、誰も反応せず、いらだっている模様です。アームストロング達のいる大集団はさらに18分30秒後方です。
ゴール前あと5キロ地点、先頭の2人と後続の集団は2分23秒差、2人の逃げはほとんど決まったようなものです。このころ、アームストロングのいる大集団ではテレコムのザベルがパンク、一時集団から離脱した模様です。フランス語でパンクのことを、クレべソン、と言うのですね。
ゴール前あと3キロ、先頭の2人のセルベリーニが揺さぶりをかけコンメッソを千切ろうとしますが、失敗します。コンメッソ、背は低いのですがかっこいいですね、筋肉もりもりでどちらかといえばピストマンのような体型ですが、そのフォームが力強くて素晴らしい。コンメッソ、私の好みのタイプです。
ゴール前1キロ、セルベリーニが先に仕掛けますが、コンメッソを千切ることができません。
ゴール前約400メートル、コンメッソがギアをシフトダウンしてラストスプリントを仕掛け、セルベリーニを抜き去り、ツールでの初ステージ優勝を果たします。昨日のベルギーチャンプ、ディエルクセンスのステージ優勝、フランスチャンピオンのシモンの頑張り、そして本日、イタリアチャンピオンのコンメッソのステージ優勝と、本年のツールはナショナルチャンピオンのマイヨをまとった選手達が大活躍です。コンメッソは前半の平坦ステージで、今は亡き(本年はもうリタイヤ)チッポリーニの為にゴール前で献身的にアシストしていた姿が思い出されます。
そのころ、約20分遅れでゴールに迫るアームストロング達の大集団では相変わらずケルメ勢が集団をコントロールしています。ケルメ勢は総合のチーム成績がらみで頑張って先頭を引いているそうです。しかしながらゴール前3キロ地点からは集団の先頭をテレコム勢がコントロール、ザベルのゴールでのスプリントポイントゲットをアシストします。
そして迎えたゴール前、中継はなんだか平坦ステージで先頭集団のスプリントが線が始まるような雰囲気です。テレコムのアシスト1人の後ろにはザベル、そのすぐ後ろにオグレディ、そしてBIG MATのカッペッリと続きますが、ゴールを制したのはザベルでした。ザベル、マイヨベールを守りました。
忘れていましたが、昨日ステージ優勝を果たしたエチャバリアが駆るジャイアント、ツールドフランスでのステージ優勝は初めてでしたね。来年度モデルのカタログの表紙はエチァバリアで決まりでしょう。これで台湾メイドのジャイアントのステイタスがまた一つ上がりましたね。アームストロングのUS-POSTALが使うのはシマノですが、本年、ツールを初制覇する事はできるのか?20世紀最後の本年、シマノのツール初制覇は、21世紀のシマノの躍進を象徴しているようですね。もちろん、カンパニョーロ、MAVICにも頑張って欲しいです。
ステージ成績
1. COMMESSO Salvatore SAE 73 ITA
2. SERPELLINI Marco LAM 101 ITA 00' 02"
3. PICCOLI Mariano LAM 105 ITA 02' 07"
4. LANFRANCHI Paolo MAP 35 ITA 02' 07"
5. MEIER Roland COF 8 SUI 02' 07"
6. MENGIN Christophe FDJ 156 FRA 02' 07"
7. PENA Miguel Angel BAN 168 ESP 02' 07"
8. PASCUAL RODRIGUEZ Javier KEL 118 ESP 02' 07"
9. LEBRETON Lylian BIG 196 FRA 02' 12"
10. CEREZO Francisco VIT 124 ESP 02' 12"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA
2. OLANO Abraham ONC 51 ESP 07' 44"
3. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 47"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 07"
5. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 08' 53"
6. HEULOT Stehane FJD 155 FRA 09' 10"
7. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 10' 03"
8. TONKOV Pavel MAP 31 RUS 10' 18"
9. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 10' 58"
10. GUERINI Giuseppe TEL24 ITA 11' 07"
本日のステージはカストルからサンブーダンまでの199キロです。小さな起伏が続くどちらかといえば平坦ステージでしょうか?。
中継が始まったのはスタートして115.5キロの補給地点からです。既に6人の選手達が集団からのエスケープに成功しており、後続の大集団との差は7分53秒という状況です。この集団は、本日1つ目のスプリントポイントを取りに行ったジャッキーデュランとコニチェフがそのままアタック、まず2人がエスケープに成功、その後4人が追いついて6人の集団となったようです。先頭の6人とは...。
レッリ コフィディス
コニチェフ メルカトーネ
ウェセマン テレコム
ファレシン マペイ
ジャッキー・デュラン ロト
べッリ フェスティナ
先頭の6人が通過して約8分後、後続の大集団が補給地点を通過、落車が発生してケルメのOTXOAが負傷、遅れましたが、アシスト達によって無事に集団に戻されてゆきます。
127.5キロ地点、先頭の6人と後続の集団との差は9分39秒です後続集団では昨日、ステージ優勝を果たしたサエコのコンメッソが集団の先頭に立ち、隣の選手と談笑していたりなんかして、スローペースで進んでいるようです。ここで私は秘密兵器、3D眼鏡を装着、なんとツールを立体画像で見ることに成功しました。8ミリビデオを購入した際におまけでもらったものなのですが、画面が横方向に流れていくシーンでは選手達を立体的に見ることができます。しかしながら、この3D眼鏡、効果があるのは15分ほどだけで、そのあとは目が慣れてしまい、立体画像にならないという欠点があります。さらに目も疲れます。
そんなことはさておき、約130キロ地点、6人の先頭集団は何だかすごいコースを走っています。山口県の鍾乳洞、秋芳洞の入り口みたいなところにトンネルの出口があって、そこから選手達が出てきました。後続集団との差は10分50秒です。後続集団ではUS-POSTAL勢がスピードをコントロール、少しスピードが出てきたようで、上空からの空撮では手段は縦一列棒状です。
135.5キロ地点、2つ目のスプリントポイントを6人はポイント争いをすることもなく通過、フェスティナのチームカーがべッリにアドバイスをしているようです。後続集団との差は11分58秒です。
ゴールまであと60.5キロ地点、先頭の6人と後続集団との差は12分18秒、後続集団の先頭にはUS-POSTAL勢が立ち、その後ろにバネスト勢が続きます。
ゴールまであと46キロ地点、先頭と集団との差は14分08秒です。先頭集団では雨が降り始めました。後続集団ではUS-POSTAL勢に変ってバネストとケルメ勢が集団の先頭に立ってスピードを上げているようです。
ゴール前25キロ地点、先頭の6人と後続集団との差は14分21秒、後続集団では激しく雨が降っていますが、先頭の6人のところは晴れです。先頭集団では今までうまく機能していたローテーションが崩れはじめ、フェスティナのべッリがみんなにハッパをかけています。6人の中ではべッリが一番長い間先頭を引いています。ジャッキー・デュランがボトルの水をサングラスに少したらして指で拭いています。
ゴールまで17.5キロ地点、先頭集団では相変わらずべッリが集団を積極的に引っ張っています、コニチェフとジャッキーデュランはこのステージ序盤から逃げ続けているわけで、先頭に出てもすぐに後退していまいます。後続集団では、バネスト勢が先頭に立ちスピードをコントロールしていますが、さきほどよりは少しスローダウンしたようです。
ゴール前7.6キロ地点、先頭6人の集団では揺さぶりが始まった模様です。本日のステージ最後の小さな丘の手前数キロ地点でマペイのファルジンが猛然とスパート、それをメルカトーネのコニチェフが追撃、さらにジャッキー・デュランも追撃を開始しますが、成功したのはファルジンとコニチェフのみ、デュランは後方の4人に吸収されてしまいます。デュランは本日序盤からの逃げで足に来ているようです。後方の4人から今度はレッリが先頭の2人の追撃を開始、エスケープに成功します。
最後の坂を越えた時点で先行するファルジンとコニチェフ、7秒遅れてレッリ、さらに23秒遅れでデュラン、べッリ、ウェアマンという状況です。
ゴール前1キロ地点、先頭をくるのはコニチェフ、そしてファルジン、すぐ後ろにべッリが来ていますが、どうやらコニチェフとファルジンの2人のゴール勝負になりそうです...と思っていたら、ファルジンが先にスパート、コニチェフはその後ろにぴたりとつき、後方から迫るべッリとの差を見極めながら最後のスパートのタイミングを計っています。ゴール前数百メートル、絶妙なタイミングでコニチェフがラストスパート、前に居るファルジンをやすやすと抜き去って万歳ゴール!です。コニチェフがツール・ド・フランスでステージ優勝を果たしたのはなんと8年前のツール、パリでの最終ステージでの勝利以来だそうです。33歳のベテラン、コニチェフが8年ぶりの快挙です。コニチェフといえば、私の脳裏に浮かぶのは1989年の世界選手権、レモンがツールに続いて世界選手権ロードを制したあのゴールスプリントで右手を上げてガッツポーズをとるレモンの横にケリーとともに居たゴール場面です。
大分遅れて後続の大集団、ゴール前4キロ地点でフランソワ・シモンが集団からアタックをかけ、その後ろにヘルメットをかぶったビランク、ピッコーリ、ツーレと続きます。
ゴール前3キロ、いつも通りザベルのアシスト達が集団の先頭にでてスピードアップ、その後ろにザベル、ザベルの後ろにはオグレディがぴたりと付いています。この2人のスプリントポイント争いが最近のステージでは注目の的です。
ゴール前ではザベルとオグレディとのスプリント勝負となり、ザベルの勝ち。後続集団のゴールは、まるでツール序盤の平坦ステージのゴールシーンを見ているような迫力がありました。ゴール時のスピードは時速68キロです。
明日はツールドフランスは2度目のお休み、そして明後日からはピレネーの山岳ステージへとツールは進んでゆきます。ピレネーの山岳ステージでオラーノ、ツーレ、ビランクラの逆転はあるのか?
ステージ成績
1. KONYSHEV Dimitri MER 18 RUS 4h 37' 59"
2. FARESIN Gianni MAP 33 ITA 00' 00"
3. LELLI Massimiliano COF 6 ITA 00' 04"
4. WESEMANN Steffen TEL 29 GER 00' 51"
5. DURAND Jacky LOT 84 FRA 00' 51"
6. BELLI Wladimir FES 141 ITA 00' 51"
7. ZABEL Erik TEL 21 GER 13' 27"
8. O'GRADY Stuart C.A. 136 AUS 13' 27"
9. CAPELLE Christophe BIG 193 FRA 13' 27"
10. MONDINI Gianpaolo CTA 179 ITA 13' 27"
リタイア選手
PELLICIOLI Oscar PLT 67 ITA
ARTUNGHI Marco MER 12 ITA
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 67h 23' 28"
2. OLANO Abraham ONC 51 ESP 07' 44"
3. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 47"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 07"
5. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 08' 53"
6. HEULOT Stehane FDJ 155 FRA 09' 10"
7. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 10' 03"
8. TONKOV Pavel MAP 31 RUS 10' 18"
9. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 10' 58"
10. GUERINI Giuseppe TEL 24 ITA 11' 07"
本日のステージはサンゴダンからピオアンガリマでの173キロの山岳ステージです。カテゴリー1級の山岳ポイントが4ヶ所もある山岳ステージです。アームストロングらUS-POSTAL勢はこのコースの下見を本年5月にしており、本年のツールの山岳ステージではアルプスよりもむしろこのピレネーの山岳の方が自身がある、とのコメントを出しているそうです。本日の未発送選手はロトのディエルクセンスです。先日、34歳にしてツールのステージ優勝を初めて達成した彼は、チームに内緒で医師の処方せんによりホルモン剤を使用、それがチームにばれて、チームのメンバーから外されたようです。チーム側としても、昨年のドーピング事件の例もありますので、ソシエテでツールドフランス側からチェックが入る前にチームから外しておく、という処分を取ったそうです。一部の噂では先日のステージ優勝もはく奪されるのでは?と言われていますが、定かではありません。これでランプレチームは残っている選手はたったの3人と成ってしまいました。
本日はスタート地点から中継が始まります。集団の先頭にはビランク、アームストロング、ザベルと総合3賞のトップの選手達が位置取り、スタートを待っています。しばらくしてレースはスタート、ピレネーの山岳に向けて集団は進みはじめます。
リアルスタート地点を通過して数分後、スタートして約4キロほど行ったところで早々とアームストロングがトイレタイムです。こんなに早くするならスタート前にしておけばいいのに...と思ったりもしますが、そういうわけにも行かないのでしょう。
スタートして6.5キロ地点、集団の前方にはサエコのコンメッソ、テレコムのザべル、ランプレのピッコーリ、テレコムのウドボルツ、US-POSTALのアームストロング、ロトのジャッキーデュランラが横一列に並んでいます。集団のスピードはスローペースです。
23.5キロ地点の本日1つ目のスプリントポイントを控えて、集団はテレコム勢を中心にスピードアップ、ザベルにポイントを取りに行かせます。1位通過はザベル、2位オグレディ、3位テレコムのアシスト選手という順番でポイントラインを通過してゆきます。...とその直後、ザベルの横を敢闘賞ゼッケンのロトのジャッキーデュランが猛然とスパートをして抜き去ってゆきます。ちょっと驚いたザベルは口を開けたままなにやら声を発しています。ジャッキーデュランのアタックは成功せず、すぐに後続集団に捕まってしまいます。
本日1つ目のカテゴリー2級の山岳ポイントへの登りが始まります。道路は狭い2車線となり、集団の先頭にはウドボルツ、ピッコーリ、ラボバンク、ポルティ、BIG MAT勢が位置取っています。集団の後方ではカンティナトッロのボー・ハンバーガーがチームカーにRメカの調整をしてもらっています。チームから身を乗り出して調整をしているあの人は、もしかして永井さん?しかし、このボー・ハンバーガーと言う名前、すごいですね、日本人で言えばおにぎりさんとか、焼き鳥さんみたいな名前?集団の後方には昨日のステージで8年ぶりのステージ優勝を果たしたコニチェフもいます。本日はお休みステージ?もう年ですからね。
スタートして32.5キロ地点、本日1つ目の山岳ポイントを集団で通過、ポルティ勢がビランクをアシストしますが、1位通過は成らず、ランプレのピッコーリ、ビランク、メルカトーネのガルゼッリの順で通過してゆきます。ビランクは顔がベルナールイノーにそっくり、そっくりと思っていたらそのフォームまで何だか似ているような気がしてきた今日、このごろです。
山岳ポイントを通過した下り坂、ピアスをしたフェスティナのプロシャール、バネストのアリエッタが少し集団から先行、その差約15秒ほどまで開きます。
その下り坂を下りきって今度は2つ目の山岳ポイントの手前の小さな峠に向けての登り、先行していた2人が吸収されたかと思ったら今度は10人程が集団からエスケープ、その差を約10秒ほどにまで広げます。
小さな峠を越えた時点でやがてその10人が19人ほどにまで膨らみ、その中に居たビランクがその集団から飛び出そうとしますが、吸収されてしまいます。本日のステージ、序盤から各選手が積極的に仕掛けているので集団はもうばらばら状態でなかなかレース展開が定まりません。この下り坂ではプロシャール、ケルメのゴメス、ハンバーガーら4〜5人がさらにアタック、下り切って2つ目の山岳ポイントへの上り坂にさしかかった時点で先頭集団は9人となります。その9人の中からケルメのオチョラがアタック、いったん逃げに成功しますが、すぐに後続の8人に吸収され、先頭集団は9人となります。
しばらくたって後続集団からはシモンとエッリがアタック、先行する9人に追いつき、先頭集団は11人となります。
後続集団ではUS-POSTAL勢が先頭に立ち集団をコントロールしています。アームストロングは食料を補給しているようで、未だ余裕?といった感じです。そんな中、フェスティナのファビアン、昨年のツール山岳王のコフィディスのクリストフ・リネロラが揺さぶりをかけ、集団からのエスケープに成功します。
しばらくして先頭の11人から数人が千切れ、その人数は7人まで減少します。めくるめく展開の中、やっと先頭の7人を確認、下記の通りです。
エッリ テレコム
ペロン オンセ
VAN DE WOUWER ロト
ゴメス ケルメ
オチョワ ケルメ
ゴンザレス ビタリチオ
ODRIOZOLA バネスト
エスカルツィンはレース前のインタビューで、本日はケルメ勢が序盤からかく乱していくよ、とコメントしていた通り、ケルメ勢の活躍が目立ちます。
この時点でレース展開は先行する上記の7人、27秒遅れで先頭集団を追撃するフェスティナのファビアン、コフィディスのクリストフ・リネロの2人、さらに約20秒遅れでアームストロングのいる大集団という状況です。
しばらくしてさらに目まぐるしく展開をしてゆきます。後続集団からコフィディスのローランマイヤー(なぜかハンドルのところにヘルメットを持ちながらアタック)、デュフォー、ビランクらの3人がアタックして先行する7人と2人の追撃を開始します。ローランマイヤーは先行していた同僚のクリストフ・リネロにヘルメットを渡してぬきさりますが、ビランクとともに後続の集団にすぐに吸収されてしまいます。サエコのローランデュフォーのみが逃げを続けますが、後ろに下がったビランクやマペイのトンコフ達の採算の揺さぶりによりやがて吸収されてしまいます。ビランク、今一はっきりしませんね〜。行くなら行く、行かないなら行かない、というふうにすればいいのに何か中途半端です。そのスパートにも今一つキレがありません。
60.5キロ地点、山岳ポイントへ向けての登り、先頭集団は7人からVAN DE WOUWERが千切れ6人になり、47秒遅れて大集団という状況です。
やがて先頭の6人が山岳ポイントを通過、1位エッリ、2位ゴメス、3位ODRIOZOLAの順で通過してゆきます。後続集団との差は1分です。後続集団では山岳ポイントを取るためにビランクがアタック、先行していたファルジンを抜いて山岳ポイントを通過してゆきます。
山岳ポイントを通過して山を下りきった時点で、6人だった先頭集団にいったん千切れたVAN DE WOUWERが下りで追いつき、再び7人の集団となります。後続の大集団との差は1分20秒です。
ここで、現地レポーターの東京中日スポーツの山口記者のレポートが入ります。US-POSTALチームは本年ツール最終ステージ用のバイクにDura-ACEの25周年記念モデルをアッセンブル、フレームのカラーリングはTROY LEEのデザインによるイエロージャージをイメージしたペイントを施したものを用意しているそうです。シマノのツール初制覇に25周年記念モデル、ですね。さらに、チームポルティではピレネーの山岳ステージに向けて先日のアルプス山岳ステージでビランクが使用した真っ白カラーリングのコッピスペシャルを再び用意しており、このマシンのギア設定がフロント55 x 39T!(すごい)、リア11〜19クロス&21T、23Tだそうです。アウター55Tとは....下りで55x11Tなんて踏んだらいったい時速何キロ?
72キロ地点、後続集団ではコフィディスのレッリの揺さぶりを機に再び揺さぶり合戦が始まります。なんだかんだと目まぐるしく展開してゆき、先頭の7人、後続20人ほどの第2集団、アームストロングのいる大集団と続きますが、第2集団はじきに後続の集団に吸収されてしまいます。先頭の7人がスペイン領に突入、後続の集団との差は2分です。後続集団ではようやくUS-POSTAL勢が主権を握り、集団の先頭に立ってコントロールし始めました。
85キロ地点、その差は3分20秒になります。
88.5キロ地点、先頭の7人は本日3つ目のカテゴリー1級の山岳ポイント(8.2キロ登り、平均勾配7.2%)へ向けての登りにさしかかります。先頭の7人の中のロトとテレコムの選手はフロントジッパー全開で登ってゆきます。
81.3キロ地点、後続集団との差は4分40秒です。後続集団ではUS-POSTAL勢がかろうじて集団をコントロールしているようですが、一番先頭を走るのはバネストの選手、ヘルメットをかぶってはいますが、ストラップは締めていません。
しばらくして先行する7人と集団との差は3分50秒にまで縮まり、後続集団からはコフィディスのローランマイヤーが揺さぶりをかけエスケープ、それにバネストのアリエッタ、オンセのエチァバリア、さらにビタリチオのガルシアが続いて集団からエスケープしてゆきます。
しばらくしてローランマイヤーを追いかけた3人からアリエッタが脱落、エチャバリアとガルシア2人の追撃となり、すぐに先行するローランマイヤーに追いつきます。
さらに後方の大集団からはバネストのベルトラン、マペイのトンコフ、サエコのデュフォーラがエスケープに成功、この3人に追いつきます。
この時点で状況は先頭の7人、続いてローランマイヤー、エチャバリア、ガルシア、ベルトラン、トンコフ、デュフォーの6人、そして集団という順番です。
一番後ろの集団からケルメのエスカルツィンがアタック、エスケープに成功して先行する6人の集団に追いつきますが、このエスカルツィンを追いかけてきたアームストロング、ツーレ達数人の集団がこれに追いつき、第2集団はこの時点で20人ほどになります。第2集団がいったん落ち着き、ペースダウンしているすきにいったん千切れた選手達が追いついてきてその人数はどんどん増えてゆきます。
マペイのフィネスが揺さぶりをかけて集団の人数を減らそうとしますが、うまく行かず、第2集団の人数はどんどん増えてゆき、最終的に38人ほどにまで膨らみます。
今度はローランマイヤーがふたたび揺さぶりをかけ、それをトンコフとツーレが追撃、吸収、集団に引き戻します。
なんか展開がころころ変わり、これを読んでいる読者の皆様、状況を把握されているでしょうか?メモを取っていた私でさえその展開がよく思い出せません。ちなみに、先行している7人の名前を再び記しますと...。
エッリ テレコム
ペロン オンセ
VAN DE WOUWER ロト
ゴメス ケルメ
オチョワ ケルメ
ゴンザレス ビタリチオ
ODRIOZOLA バネスト
以上7人です。
97.5キロ地点、先行する7人は本日3つ目の山岳ポイントを通過、1位AN DE WOWER、2位オチョア、3位エッリの順です。後続の大集団は2分30秒遅れでビランク、ピッコーリの順で通過してゆきます。
山岳ポイントを過ぎた下り坂で先頭の7人と集団との差は2分25秒です。
108.5キロ地点、先頭の7人は補給地点を通過してゆきます。補給に使われているのはオフィシャルスポンサーであるコカ・コーラのデザインですね。後続集団ではランプレのピッコーリがUS-POSTAL勢の前に立って先頭を引っ張っています。US-POSTALの選手達は全員パールイズミのフルオープンジャージのジッパーを全開で走っており、クールアンダーは着用していません。以前、パールイズミの展示会で、クールアンダーを着ることにより、素肌の発汗作用をより高めることができるので、どんなに暑いときでもクールアンダーを着用することをお勧めします、現にトップレーサー達はどんなに暑くてもクールアンダーを着用していますよ..、などと渡部さんにアドバイスされたことがありますがあれはうそ?。たしかにクールアンダーは発汗作用を促しますけどね。
113キロ地点、本日4つ目のカテゴリー1級の山岳ポイント(登り12.9キロ、平均勾配7.1%)後続集団ではケルメ勢の揺さぶりが始まりますが、かろうじてピッコーリが集団の先頭に立ってコントロールをしています。しばらくしてケルメ、オンセ、マペイ、カジノの選手が集団からエスケープ、さらにてローランマイヤーがその4人を追いかけて集団からエスケープします。このゆさぶりにより集団のスピードはアップ、今まで先頭を引いていたピッコーリは集団の後ろにズルズルと下がり、さらには千切れていってしまいます。こんどはエスカルツィン、デュフォーラが追撃を開始、9人の第2集団が形成されます。
ローランマイヤー コフィディス
ロドリゲス オンセ
デュフォー サエコ
マイヤー サエコ
エスカルツィン ケルメ
パスカルロドリゲス ケルメ
ガルシア ビタリチオ
ベルトラン バネスト
マンセボ バネスト
しばらくして上記9人からロドリゲス、マンセボ、パスカルロドリゲスらが千切れ、さらに数人が千切れ、第2集団はエスカルツィン、デュフォー、ガルシアの3人のみになってしまいます。この時点で先行する7人、1分32秒遅れて3人(エスカルツィン、デュフォー、ガルシア)、さらに20秒遅れでアームストロングのいる集団(20人ほど)後続集団ではUS-POSTALのアシスト、ハミルトンとリビングストンが先頭に立って先行する3人を追撃、上り坂を必死にアームストロングのアシストを続けます。アームストロングは3番手につけ、リビングストンの横に行って肩に手をかけて何やや話しかけています。辛いだろうけど、あとすこし俺をアシストしてくれればいいから...かな?
先行する7人1分6秒遅れてエスカルツィン、デュフォー、ガルシアの3人、さらに50秒遅れてアームストロングの集団と続きます。
先頭の7人からは2人が脱落、残ったのはエッリ、ペロン、VAN DE WOWER、ゴメス、ゴンザレスの5人です。先頭の5人から54秒遅れてエスカルツィン、デュフォー、ガルシアの3人、さらに約1分遅れでアームストロングの集団です。
しばらくして先頭の5人と後続の3人の差は34秒、もう目の前に見えています。1分20秒後方にアームストロング、ツーレ、ビランクのいる集団です。
数分後、エスカルツィン、デュフォー、ガルシアの3人が先頭の5人に追いつき、先頭集団は8人になり、後続のアームストロングの集団との差は1分40秒です。
エッリ テレコム
ペロン オンセ
VAN DE WOWER ロト
ゴメス ケルメ
エスカルツィン ケルメ
ゴンザレス ビタリチオ
ガルシア ビタリチオ
デュフォー サエコ
エスカルツィン、本日絶好調の様です。このころ、アームストロングの集団からはマペイのトンコフが千切れはじめます。
ゴールまで51キロ、先頭8人が本日4つ目の山岳ポイント通過、1位エッリ、2位VAN DE WOWER、3位エスカルツィンの順です。後続のアームストロングの集団との差は1分50秒です。山岳ポイントを過ぎた下り坂でいったん千切れたマペイのトンコフが追いつきます。
ゴールまで39キロ地点、先頭8人が本日2つめのスプリントポイント通過、1位デュフォー、2位エスカルツィン、3位VAN DE WOWERの順です。アームストロングの集団は2分03秒後にスプリントポイントを通過。いまごろザベルやオグレディはどこら辺を走っているのだろう...。
スプリントポイントを過ぎ、先頭の8人が本日4つ目のカテゴリー1級の山岳ポイント(登り7.5キロ、平均勾配8.4%)の登りにさしかったその時、ケルメのエスカルツィンが渾身のアタックを仕掛け、集団からエスケープしてゆきます。この揺さぶりに残りの7人はたじたじ、第2集団となったこの7人はばらばらに成ってしまいます。2分25秒後、後続のアームストロングの集団がこの上り坂にさしかかると、先程の下りで追いついてきたトンコフはもうだめ、完全に千切れてしまいました。しばらくしてオラーノも千切れてゆきます。
エスカルツィンが、右足ちょっとがに股、顔を右に傾けた独特のフォームで力強く山岳ポイントへ向けての登りを飛ばしています。後続のアームストロングの集団では、US-POSTAL勢のアシスト達は完全に消え去り、アームストロング、ツーレ、ビランクらの8人の集団に成ってしまいます。いったん、US-POSTALの一人のアシストが息を吹き返し、アームストロングをアシストしようとしますが、すぐに力尽き、後方に置き去りにされてしまいます。この時点でエスカルツィンとアームストロングの集団のタイム差は2分47秒差です。しかしながら、この峠を下ったあと、もう一つ山を登らなければならない今日のステージ、エスカルツィンは最後まで逃げ切ることができるのか?
なんとアームストロングが後続の8人からアタック!アルプスの快走の再現です。速い!ビランク、ツーレが追いかけますが、ビランクはすぐに千切れ、ツーレがかろうじて付いてゆきますが、しばらくしてツーレも千切られてしまいます。完全にアームストロングの独走状態です。しばらくしてツーレが何とか追いつき、先行するエスカルツィンとアームストロング&ツーレの第2集団との差は2分44秒、さらに20秒遅れてビランクの居る4人の集団という状況です。
そして迎えた山岳ポイント、1位通過はエスカルツィン、2分52秒遅れてアームストロングとツーレ、さらに37秒遅れてビランクら4人の集団と続きます。さらに40秒遅れてオラーノ、トンコフに至ってはなんとオラーノから遅れること4分5秒です。
山岳ポイントを超えた下り坂、エスカルツィンとアームストロング&ツーレの差は2分41秒、さらに55秒遅れてビランク達の集団です。残すは本日のゴール、最後のカテゴリー1級の山岳ポイント(登り13キロ、平均勾配5.9%)です。
ゴールまで25キロ地点、エスカルツィン相変わらず先行、絶好調です。アームストロングとは対照的に顔をゆがめながらのヒルクライムですが、そのスピードは衰えません。2分39秒後方ではアームストロング&ツーレがエスカルツィンに千切られて下がってきたエッリら3人の選手を吸収、5人の第2集団となります。さらに20秒後方ではビランクを含む5人の集団が形成され、先行する1人&第2集団を追撃しています。
ゴールまで13キロ地点、エスカルツィンとアームストロングの居る第2集団との差は2分29秒差、さらに35秒遅れてビランクの集団です。エスカルツィンが駆るGIOSですが、ミズノのカーボンフォークが使用されているようです。中継カメラがフォーク部分をアップで映し出すと、ミズノのロゴのステッカーが貼ってありました。本当にミズノのカーボンフォークか否かは不明ですが...。
ゴール前10キロ地点、アームストロングの第2集団にビランクの第3集団がおいつき、8人の第2集団が形成されます。
ナルデロ マペイ
ビランク ポルティ
VAN DE WOWER ロト
カッセーロ ビタリチオ
ガルシア ビタリチオ
べッリ フェスティナ
ツーレ バネスト
アームストロング US-POSTAL
先行するエスカルツィンとの差は2分35秒です。この8人からツーレが千切れはじめます。それを知ってか知らずか、集団の先頭にいたアームストロングが単独アタック!その差をみるみるうちに開いてゆきます。エスカルツィンとアームストロングとの差は2分34秒、おいてきぼりを食らったビランク達に25秒の差を着けます。
ゴール前6.7キロ、アームストロングは生きを荒げることもなく淡々とエスカルツィンを追い続けます。いったん千切れたツーレは再びビランク達に追いつきます。
ゴール前5キロ、ビランクの居る第3集団からカッセーロがエスケープ、これをビランクが数十秒遅れで追いかけます。
ゴール前4キロ、エスカルツィンとアームストロングとの差は2分35秒と変らず、エスカルツィンの逃げ切りは確実です。
ゴール前3キロ、先行するエスカルツィン、2番目を走っていたアームストロングにビランク、カッセーロラが追いつき、さらにはいつのまちか第3集団から千切れていたツーレまでもがアームストロングに追いついてきます。しかし、ツーレは千切れたり追いついたり、ややこしい走りを繰り返しています。やはり本調子ではないのでしょうか?エスカルツィンから千切れたデュフォー、VAN DE WOWERら、を吸収したアームストロング、ツーレ、ビランクラはしばらく5人の集団を形成しますが、すぐにデュフォー、VAN DE WOWERらを契り、ビランク、ツーレ、アームストロングという黄金の3人による第2集団を形成します。
ゴール前2キロ、エスカルツィンとこの第2集団との差は2分28秒です。
ゴール前1キロ、エスカルツィンと第2集団との差は2分05秒にまで縮まります。後続のアームストロング、ツーレ、ビランクの第2集団がゴール前2キロ地点に達した時点でアームストロングが千切れますが、アームストロングは慌てず騒がず、2人を先行させます。
エスカルツィンが見事逃げ切りステージ優勝!エスカルツィンはツールドフランス初ステージ優勝だそうです。2分01秒遅れでツーレとビランクがゴール、さらに9秒遅れてアームストロングのゴールです。本日の力走でエスカルツィンは総合でも2位に浮上、昨日まで総合2位だッたオラーノは地元スペインの地で12分35秒差の8位に転落、本年のツールは絶望的です。
ツーレも今一だし、ビランクのキレもあまりなさそうだし、なんかもう、アームストロングで決まりですね、本年のツール。
ステージ成績
1. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 5h 19' 49"
2. ZULLE Alex BAN 161 SUI 02' 01"
3. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 02' 01"
4. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 02' 10"
5. VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 02' 37"
6. CASERO Angel VIT 121 ESP 02' 37"
7. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 02' 45"
8. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 02' 45"
9. GARCIA Francisco Tomas VIT 125 ESP 03' 39"
10. BELLI Wladimir FES 141 ITA 04' 00"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 72h 45' 27"
2. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 06' 19"
3. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 26"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 08' 36"
5. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 09' 46"
6. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 11' 33"
7. CASERO Angel VIT 121 ESP 11' 40"
8. OLANO Abraham ONC 51 ESP 12' 35"
9. BELLI Wladimir FES 141 ITA 15' 16"
10. VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 16' 41"
本日のステージはラヌムザンからポーまでの192キロ、今まで数々の名勝負を演出してきたツールマレー峠を含む、本年ツール最後の山岳ステージです。
最後の山岳ステージを迎え、アームストロングは、まだ何が起こるか判らない、僕のイエロージャージは未だ安泰ではない、と控えめなコメントを残し、ツーレは、本年のツールはアームストロングの優勝で決まりでしょう、などとあきらめ?のコメントを残して各選手、スタートして行きました。
本日の中継もスタート地点からです。いつも通り総合3賞のトップの選手達が集団の先頭に位置してスタートしてゆきます。町中をパレード、そしてリアルスタート地点を通過、本日のレースの開始となります。集団はまとまったまま、なんの動きもなく淡々と一つ目のスプリントポイントへ向けてと進んでゆきます。
スタートして16.5キロ地点、本日1つ目のスプリントポイントを迎え、私意勇断の動きは活性化してきます。ロトのセバスチャン・デュマーべが集団からアタック、12秒ほどの差を着けて集団からのエスケープを成功させ、スプリントポイントを1位通過です。2位はテレコム勢のアシストによりザベル、3位はいつもの通りオグレディです。セバスチャン・デュマーべはベルギー人で、かつてのヒタチチームのエース、クロード・クリケリオンの親戚だそうです。
スプリントポイントを1位通過した後、集団からラボバンクのマキュアンがアタック、スプリントポイントを1位通過した流れで、結果的に集団からエスケープしてしまったデュマーべ、ザベル、オグレディらの3人にに追いつきます。その後も数人の選手達が集団から飛び出し、一時は約6人の先頭集団が形成されますが、しばらくして、すぐに後続の大集団に吸収されてしまいます。
その後、集団の動きはほとんど無く、淡々と進んでゆきます。本日一つ目のカテゴリー1級の山岳ポイント(登り12.1キロ、平均勾配6.8%)への上り坂でも集団の動きは無く、昨日のステージとはうって変わって淡々と集団は進んでゆきます。高度を上げてゆくにつれ、霧が出てきたようです。
スタートして35.5キロ地点、山岳ポイント通過。1位ランプレノピッコーリ、2位ポルティのビランク、3位バネストのアリエッタです。山岳ポイントを通過、下りに入っても集団の動きはほとんど無く、山を下りきります。
スタートして48キロ地点、2つ目のカテゴリー超級の山岳ポイント(登り17.2キロ、平均勾配7.5%)のツールマレー峠への登り、集団の先頭にケルメ勢が出て揺さぶりを掛けはじめ、集団は分裂してゆきます。そんな展開の中で、カジノのビノクロフがアタック、エスケープに成功します。ビノクロフを追って同じく集団から飛び出したケルメのオチョア、クレディアグリコールのバスツール、ビタリチオのセレゾらが、ビノクロフをとらえ、先頭集団は4人ということになります。しかしながらこの4人はすぐに集団に吸収されてしまいます。
その後も集団の動きは活発になり、メルカトーネのガルゼッリとオンセの選手の2人のアタックを機に、10人ほどの選手が集団からエスケープに成功します。
ガルゼッリ メルカトーネ
トンコフ マペイ
ペロン オンセ
イエケー フェスティナ
ラウト BIG MAT
ロッツ ラボバンク
セラーノ オンセ
ローランマイヤー コフィディス
エチャバリア オンセ
エッリ テレコム
さらにこの約10人の集団からトンコフとオンセの選手が飛び出し、第一集団を形成します。ローランマイヤー、テレコムのエッリもこの2人を追いかけ、いったんは4人になりますが、マイヤーはすぐに振り切られてしまい、3人の先頭集団が形成されます。さらにその後、オンセの選手がもう一人追いつき、先頭集団はトンコフ、エッリ、エチァバリア、セラーノの4人となります。
後続の大集団からはビランク、アームストロング、ツーレ、エスカルツィン、デュフォーといったエース級の選手達が集団からエスケープ、追撃を開始します。このアームストロングの小集団は先に逃げていた選手達を吸収し、第2集団を形成します。スタートして61キロ地点、ツールマレー峠の頂上3キロ手前、先頭のトンコフ、エッリ、エチャバリア、セラーノと千切れたローランマイヤーとの差は25秒、さらに15秒おくれてアームストロング、ツーレ、ビランク、エスカルツィンのいる第2集団という状況です。
ツールマレー峠頂上手前、先頭集団はトンコフ、エチャバリア、エッリらの3人に絞られます。後続のアームストロングの集団ではUS-POSTALのリビングストンがただ一人集団の先頭に立ちスピードをコントロールしようとしていますが、そのご、ツーレ、ビランク、エスカルツィン達が集団の先頭に立ち、スピードをアップし、前から落ちてきたローランマイヤーを吸収してしまいます。
ツールマレー峠、快晴、先頭の3人が山岳ポイントを通過してゆきます。1位エッリ、2位トンコフ、3位エチャバリアの順です。エッリは昨年もこのツールマレー峠を1位で通過しており、2年連続でツールマレーを制覇したということになります。
先頭が山頂を通過して18秒後、アームストロングの集団が山頂を通過してゆきます。オラーノは先頭から2分50秒遅れで通過です。
ツールマレー峠の観客の数が昨年よりも少ないような気がします。たくさん人はいるのですが、昨年のツール、パンターニがツールマレー峠で強烈なアタックを見せたときはもっと人がいたような...。本年のツール、このツールマレー峠を越えた時点で、総合2位、3位の選手達に以前7〜8分の差を着けているアームストロングの総合優勝は決まってしまったようなもので、やはりパンターニやウルリッヒがいればもっと熾烈な戦いがみれたのに、とも思います。アームストロングが強いのか、他の選手が弱いのか、それは不明ですが、昨年のようなわくわくどきどきの展開が少ないのが残念です。
ツールマレー峠を越え、延々約30キロもの下りを選手達は下ってゆきます。下り始めはしばらくは霧がこく、選手達も走りづらそうです。この長い下りで先頭の3人のうちトンコフが少し遅れています。
スタートして75.5キロ地点、先頭の2人から遅れていたトンコフがエッリとエチャバリアに追いつき、再び3人の先頭集団となります。後続のアームストロングのいる集団との差は56秒です。アームストロング達は時速80キロで下りを下っています。
82.5キロ地点、ツールマレー峠を下りきり、やや下りの平坦コース、先頭の3人とアームストロングの集団との差は1分3秒です。アームストロングの集団では揺さぶり合戦が始まり、めまぐるしく集団の先頭が替り、エスケープをもくろむ選手達が次から次へと前へ前へと出てきます。そんな中でエスケープに成功したのがコフィディスのクリストフリネロです。置いていかれたアームストロングの集団にはやがてオラーノが追いつきその人数はだんだんと増えてゆきます。クリストフリネロがエスケープに成功した後、しばらくは何人かの選手達がエスケープを試みますが、結局どれも成功には至りません。
スタートして99.5キロ、本日の補給地点地点を先頭の3人が通過、1分25秒遅れでクリストフリネロ通過、さらに35秒遅れでアームストロングの居る集団が通過してゆきます。各選手の揺さぶり合戦も一段楽した模様です。
本日3つ目のカテゴリー1級の山岳ポイント(登り19.4キロ、平均勾配5.5%)を迎え、先頭の3人と後続のクリストフリネロとの差は1分15秒、さらに1分30秒遅れてアームストロングの集団です。リネロが単独で頑張っていますが、そのころアームストロングの集団から4人の選手がエスケープ、さらにそれを追ってさらに4人の選手がエスケープに成功し、都合8人の追撃集団が形成されます。最初にエスケープした4人。
グラシア ビタリチオ
セラノ オンセ
ビノクロフ カジノ
アリエッタ バネスト
それを追ってエスケープした4人。
シモン クレディ・アグリコール
ローランマイヤー カジノ
コントレアス ケルメ
ブェノロア ビタリチオ
先頭の3人(エッリ、トンコフ、エチャバリア)、1分15秒遅れで単独で追撃を続けるパスカル・リネロ、さらに2分15秒遅れで先程のエスケープに成功した8人、その後ろ約30秒でアームストロングのいる集団と続いてゆきます。しばらくはこのままの状況でレースは進んでゆきます。
ゴール前76キロ地点、先頭の3人、3分24秒遅れ8人の集団、そして1分15秒遅れでアームストロングの集団が続きます。コースの沿道に悪魔おじさんが登場、その横を先頭の3人が通過してゆきます。そのころ、後続のアームストロングの集団、集団の左側からエスカルツィンがアタック、すかさずアームストロング、ツーレらが追撃、この2人にフェスティなのべッリが追いついて3人が集団からエスケープ、取り残された集団との差をあっという間に30秒にまで広げます。ビランクは後ろの集団に取り残されてしまいます。
山岳ポイントを迎え、1位通過はトンコフ、2位エッリ、3位エチャバリアの順で通過してゆきます。2分51秒遅れで、ローランマイヤー、セラノ、ビノクロフ、グラシアらの集団が通過してゆきます。さらに13秒遅れでアームストロング、ツーレ、べッリ、エスカルツィンらが通過してゆきます。アームストロングの集団ではエスカルツィンが先頭を引っ張っています。
峠を越えての下りですが、すぐに次の山岳ポイント(登り7.5キロ、平均勾配4.7%)へむけての登りが始まります。この登りに入ってすぐにアームストロングの集団は先行するローランマイヤー、セラノ、ビノクロフ、グラシアら4人を吸収してしまいます。先行する3人、そして2分36秒遅れでアームストロング、ツーレ、エスカルツィンのいる第2集団、そしてさらに1分30秒遅れでビランク、オラーノラがいる集団と続きます。アームストロング達は先行する3人に追いつくためにエスカルツィンを先頭に追撃を開始し、そのさは少しづツ狭まってゆきます。この追撃により集団からは力尽きた選手達が次から次へと千切れてゆき最終的には6人の集団となります。
エスカルツィン ケルメ
アームストロング US-POSTAL
ツーレ BANESTO
コントレアス ケルメ
べッリ フェスティナ
ガルシア ビタリチオ
本日、そして本年最後の山岳ポイントであるオービスク峠を先頭の3人が通過、1位エッリ、2位トンコフ、3位エチャバリアの順です。1位通過のエッリは山岳賞ジャージをまとうビランクに数ポイント差にまで迫ってきています。ビランクの山岳賞危うし!個人的にビランクってそんなに山岳強いの?という気がします。インデュラインの全盛期には活躍したのかもしれませんが、その時期、あまりツールの中継をよく見ていなかった(フジTVのせい)ので、あまり強さを感じません。いつだったか、パンターニの方が圧倒的に強いのになんでビランクが山岳賞なの?と思ったこともありました。
最後の山岳ポイント、先頭の3人が通過して1分46秒後にアームストロング達の集団が通過、ガルシアとべッリが千切れているようです。ビランクの集団が山岳ポイントを通過したのはその3分10秒後です。
オービス峠の下り、下り始めはほとんど雲の中で真っ白。135キロ地点、オービス峠を下りきった時点で先頭の3人とアームストロングの集団との差は1分17秒、イエロージャージのアームストロング自ら集団先頭のローテーションに加わり、集団を引っ張っています。アームストロング、ツーレ、エスカルツィン、フェスティナのべッリらによるエース級のローテーションでの追撃により先行する3人とのさはぐんぐんつまり、その差が48秒になった時点で先頭の3人は逃げをあきらめ、後続の集団が来るのを待ちます。先頭の3人のうちエッリとエチャバリアは後続の集団が追いつくのを待ちながらおしっこタイムです。
ゴール前35キロ地点、アームストロングの集団は先頭の3人を吸収、それでも集団のスピードは衰えることはなく、ケルメのエスカルツィンらがスピードを維持したまま走り続けます。後方のビランク、オラーノとの差を広げるためか?
本日2つ目のスプリントポイント通過、1位エスカルツィン、2位べッリ、3位アームストロングの順です。特にポイントを取りに行くための駆け引きもスプリントもなく、何事もなく集団は通過してゆきます。
ゴール前25キロ地点、先頭集団ではアームストロング、ツーレ、エスカルツィン、べッリ、ら6人の選手達がローテーションを組みハイスピードで逃げ続けます。後続のビランク、オラーノの集団との差は2分54秒です。
ゴール前14キロ、先頭集団のローテーションからアームストロングが抜け、集団の後ろに下がります。しばらくしてフェスティナのべッリも後ろに下がってゆき、先頭を引っ張り続けるのはケルメのエスカルツィンとそのアシスト、そしてツーレを含むバネスト勢です。後続集団との差は3分05秒。
ゴール前10キロ、先頭集団の中でツーレが後ろに下がってきてアームストロングに声を掛けています。一緒に引っ張ってくれないか?俺のそごう順位を上げるためなんだ...かな?アームストロングは首を横に振りこれを拒否、ツーレはしかたなく横にいるべッリにも声を掛けているようです。エース級の選手が抜けたことで先頭集団のスピードはダウン、後続集団との差は2分47秒と少し縮まります。
ゴール前8キロ地点、先頭集団からケルメのコントレラスがアタック、ロングスプリントを仕掛けます。
ゴール前5キロ、コントレラスを追ってビノクロワ、エッリ、セラーノらが追撃を仕掛けます。
ゴール前4キロ地点、その後ろからも数人の選手達がスピードアップ、先頭集団からのエスケープは6人となります。
ゴール前3キロ、エスケープ集団の先頭はセラーノ、エチャバリア、エッリと目まぐるしく変ってゆきます。
ゴール前2キロ地点、ゴールを目の前にしてラストスプリントの仕掛けポイントを巡って牽制が始まります。
ゴール前1キロ、オンセのエチヤバリアが手を上げて同僚のセラーノにアシストを要求します。それに答えてゴール前に姿を現した6人の先頭はセラーノが引っ張っています。ゴール前数百メートル、セラーノが力尽きるとともにエチャバリアが先頭に立ちスプリントを掛けます、他の選手達も必死でスプリントを掛けてきますが、エチャバリアが何とか逃げ切り勝ち!です。GIANTを駆るオンセのエチヤバリアは本年ツール、2度目のステージ優勝を果たしました。GIANTは万々歳ですね。来年のカタログ&ポスターが楽しみです。
21秒遅れてアームストロング、ツーレ、エスカルツィン達がゴール、ビランクに至っては2分13秒遅れでのゴールです。
ステージ成績
1. ETXEBARRIA David ONC 53 ESP 5h 17' 07"
2. CONTRERAS Carlos KEL 113 COL 00' 00"
3. ELLI Alberto TEL 23 ITA 00' 00"
4. VINOKOUROV Alexandre CSO 91 KAZ 00' 00"
5. ARRIETA Jos袁Luis BAN 162 ESP 00' 00"
6. SERRANO Marcos ONC 59 ESP 00' 05"
7. BELLI Wladimir FES 141 ITA 00' 21"
8. TONKOV Pavel MAP 31 RUS 00' 21"
9. GARCIA Francisco Tomas VIT 125 ESP 00' 21"
10. ZULLE Alex BAN 161 SUI 00' 21"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 78h 02' 53"
2. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 06' 15"
3. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 28"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 10' 30"
5. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 11' 40"
6. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 13' 27"
7. CASERO Angel VIT 121 ESP 13' 34"
8. OLANO Abraham ONC 51 ESP 14' 29"
9. BELLI Wladimir FES 141 ITA 15' 14"
10. VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 18' 35"
本日のステージはムレンからボルドーまでの200キロの平坦ステージです。
マペイのトンコフが身内の不幸で未発走となりました。
地元マスコミがアームストロングに対してドーピングしてるんじゃないの?というきな臭い報道をし始めているそうです。事の発端はツールの初日、プロローグでのドーピングチェックの際にアームストロングに薬物(コルチコイド)反応が出たためです。しかしながら、これはアームストロングが皮膚の炎症を治すために使用した軟膏に含まれていた微量のコルチコイドが反応したためで、UCIの規則ではこの軟膏の使用に関してはなんの問題もないと言うことです。地元のマスコミはこれを取り上げてドーピングだ!と騒いでいるそうです。アームストロングはインタビューに答え、ドーピングなんてしていないのに何でこんな目に会わなければならないんだ!レ・キップ誌はどうかしている。フランス人はアメリカ人がツールで活躍するのがそんなに面白くないのか?くだらない保守的な考え方はもううんざりだ、とレ・キップ誌を名指しで批判、怒りをあらわにしていました。本年のツール、フランス人のステージ優勝が未だ一人もなく、このままでは1920年(前回ツールでフランス人のステージ優勝が無かった年)以来の不祥事となってしまいそうな状況の中、そのストレスをアームストロングにぶつけるという形になったのでしょうか?アームストロング、かわいそうですね、欧州以外の選手に浴びせられるバッシングは未だ健在だったようです。あのグレッグレモンが、チーム内でのベルナールイノーとの確執、ラビクレールの社長に、本年のツールはイノーに勝たせてくれないか?とお願いされてしぶしぶ優勝を譲ったこと、現役末期、ガンチームとの契約のいざこざ等、もうヨーロッパへは2度と来たくないと自伝の最後にかいていたことを思い出しました。(それでも最近はツールを見に来ているようですが..)
本日のスカパーの中継はオリックスvsダイエーという、どうでもいいような野球中継(野球ファンの皆様、申し訳ありません)が延長されたために、いつもより約30分短縮されてしまいました。
中継が始まった時点で既に8人の選手が集団からのエスケープに成功していました。後続の集団との差は5分です。この8人の集団は1つ目のスプリントポイントを通過した際にアタックを掛けた選手達により形成されたもので、一時は約8分もの差を広げていたそうです。
ウドボルツ テレコム
ゴンザレス ビタリチオ
フゼイル フェスティナ
ダクルズ BIG MAT
DE WAELE ロト
バルベロ メルカトーネ
ウーロ ラ・フランセス・ジュ
ボーゲル クレディ・アグリコール
後続集団は既にこの8人の追撃態勢に入っており、その差はどんどん縮まっています。集団の先頭ではマペイ、ポルティ勢によりスピードアップされています。
ゴールまで47キロ地点、先行する8人と集団との差は3分41秒。
ゴールまで30.7キロ地点、その差は2分3秒差です。後続の集団は一列棒状、ハイスピードで追撃を続けています。
ゴールまで27キロ地点、本日2つ目のスプリントポイントを先頭の8人が通過してゆきます。1位ダクルズ、2位DE WAELE、3位フゼイルの順で通過してゆきます。ポイントラインを通過してすぐにフェスティナのフゼイルが先頭の8人からアタック!エスケープに成功します。その後、後続の7人からBIG MATのダクルズもエスケープに成功、フゼイルと2人の先頭集団が形成されます。
ゴールまで20キロ地点、先頭の2人と後続の6人との差は20秒、さらに37秒遅れて大集団という状況です。後続の大集団はマペイとポルティ勢の追撃によりもうすぐそこにまで迫っています。
ゴール前19キロ地点、第2集団の6人が先頭を行く2人を吸収しますが、その6秒後ろには大集団が迫っています。
ゴール前14キロ地点、先行する8人は後続の集団に吸収されてしまい、本日の逃げはここで終了してしまいます。平坦ステージゴール前のいつものパターンで、テレコム勢が先頭に出てきており、他のチームの選手達がよけいなアタックを掛けないようにスピードを上げて集団をコントロール、ザベルのゴールスプリントのお膳立てをしています。
ゴール前5キロ地点、集団の先頭ではテレコム勢がローテーションを組んでスピードを上げています。
ゴール前4キロ地点、ラボバンクの選手がアタックしますが、すぐに集団に飲み込まれてしまいます。
ゴール前3キロ地点、テレコム勢の先頭でのローテーションが続きます。ウド・ボルツ、ラルプデュエズを制したグイリーニも本日はアシストです。
ゴール前2キロ地点を通過した地点、集団の中ほどでオグレディが前を走っている選手の後輪に前輪をハスらせて落車、取り残されてしまいます。
ゴール前1キロ地点、集団の先頭にはテレコムが3人、その後ろにザベル、そしてマペイのスティールスガ続きます。
ゴール数百メートル、テレコムのアシストが力尽き、ザベルが先頭に立ち、ラストスプリントを開始しますが、その横をスティールスがやすやすと抜き去りゴール、3度目のステージ優勝を果たします。
ステージ成績
1. STEELS Tom MAP 39 BEL 4h 22' 29"
2. MC EWEN Robbie RAB 46 AUS 00' 00"
3. ZABEL Erik TEL 21 GER 00' 00"
4. HINCAPIE George USP 185 USA 00' 00"
5. MARTINELLO Silvio PLT 66 ITA 00' 00"
6. MICHAELSEN Lars FDJ 157 DEN 00' 00"
7. CHANTEUR Pascal CSO 94 FRA 00' 00"
8. MONDINI Gianpaolo CTA 179 ITA 00' 00"
9. CAPELLE Christophe BIG 193 FRA 00' 00"
10. VINOKOUROV Alexandre CSO 91 KAZ 00' 00"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 82h 25' 30"
2. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 06' 15"
3. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 28"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 10' 30"
5. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 11' 40"
6. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 13' 19"
7. CASERO Angel VIT 121 ESP 13' 34"
8. OLANO Abraham ONC 51 ESP 14' 29"
9. BELLI Wladimir FES 141 ITA 15' 14"
10. VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 18' 27"
本日のステージはヨンザックからフーチュロスコープまでの187キロの平坦ステージです。スタートして1つ目のスプリントポイントは、1位ザベル、2位オグレディ、3位ホーゲルスの順で通過、その後集団の動きが活発になり、一時は19人による先頭集団が形成されたらしいですが、中継が始まった時点では5人の先頭集団が後方の大集団に1分43秒の差を着けて逃げている状況でした。オグレディが昨日のゴール前の落車に続いて、本日は補給地点で落車に巻き込まれましたが、難なく集団に戻っているようです。
ブラマーティ マペイ
WUYTS ロト
ベッシー カジノ
マンジャン ラ・フランセス・ジュ
シバコフ BIG MAT
ゴールまであと74キロ地点、マンジャン、ブラマーティ、ベッシーらが先頭集団で揺さぶりをかけ、スピードをアップ、WUYTSがいったん千切れますが、何とか追いつきます。この揺さぶりのあと、カジノのベッシーがマペイのブラマーティの横に行って肩をたたきながら話しています。ブラマーティは本日の平坦ステージでの勝利を狙うスティールスがいるので、あまり先頭を引かないので、どうだい、一緒に引っ張ってくれよ..とか話しているのかな?後続集団では本日はロジェ・ルジェ監督の指示によりクレディアグリコールが先頭に立ち集団のスピードをアップしています。未だフランス人のステージ優勝がない本年のツールドフランス、フランソワシモンに優勝を狙わせるのでしょうか?あるいはオグレディにステージ優勝をさせるために先行する集団を吸収させようとしているのか?クレディアグリコールの後ろにはUS-POSTAL勢が続きます。この時点で先頭集団と後続の大集団との差は1分2秒です。
ゴール前70キロ地点、先頭を行く4人はお互いに揺さぶりを掛け合い、後方から差を詰めてきている大集団との差を開こうとしますが、結局スピードアップにはつながらず、ブラマーティが首を横に振り、ベッシーが再びブラマーティーに話しかけ、だめだなこりゃ..と両手を上げてお手上げ状態?後続集団では相変わらずアグリコール勢が集団を引っ張っています。先頭集団と大集団との差は43秒と詰まっています。
ゴール前64キロ地点、ベッシーが先頭集団からアタック、エスケープに成功します。取り残された3人は逃げをあきらめ、後続から来た大集団に飲み込まれます。ベッシーと大集団との差は30秒ほどです。
ゴール前59キロ地点、後続の大集団の後方ではポルティのビランクがのんびりとボトルの水を飲んでいます。山岳ステージは終わり、本年はもうおわったよ..といった感じでしょうか?それとは対照的に、ランプレのクライマー、ピッコーリは集団の前方で頑張っています。ピッコーリは序盤の平坦ステージから活躍していましたから、ピッコーリに山岳賞をあげたいくらいです。びらんくはいつも気がつけば山岳賞、といったパターンですね。
ゴール前56キロ地点、本日のカテゴリー4級の山岳ポイント(登り1.4キロ、平均勾配4.2%)を逃げているベッシーが1位通過、そのご数十秒遅れで大集団が通過、2位ピッコーリ、3位ラ・フランセス・ジュのロバンの順です。この山岳ポイントを通過して2位と3位通過の選手はそのままスピードアップ、集団からのエスケープを成功させ、先行するベッシーを吸収してしまいます。後方の大集団からは次から次へとアタックがかかりこの3人を追撃、気がつけば先頭集団は14人にも膨れ上がっていました。
ラムール コフィディス
ガルゼッリ メルカトーネ
JAKSHE テレコム
ビノクロフ カジノ
ベッシー カジノ
ピッコーリ ランプレ
AGGIANO ビタリチオ
フランソワ・シモン クレディ・アグリコール
ロビン ラ・フランセス・ジュ
グラシアコスタ バネスト
SOLAUN バネスト
モンディーニ カンティナトッロ
ハミルトン US-POSTAL
ブルギニオン BIG MAT
14人中、5人がフランス人です。フランス人、ステージ優勝できるか?本年のツールでフランス人が誰もステージ優勝ができなければ70数年ぶりの不祥事?となるそうです。
ゴール前41キロ地点、先頭の14人と後続の大集団との差は1分31秒。大集団の先頭にはオンセとマペイ勢がでてきて集団のスピードをアップしていますが、先行する14人との差を縮めることができません。
ゴール前34キロ地点、先頭集団と大集団との差は2分7秒、その差はどんどん開いてゆきます。後続の大集団ではオンセの選手が全員先頭に立ち、チームロード状態で先頭を引っ張っていますが、その差はどんどん開いてゆきます。
ゴール前21キロ地点、本日2つ目のスプリントポイント、先頭の14人の中で1位ラムール、2位モンディーニ、3位シモンの順に通過してゆきます。後続集団との差は2分15秒、相変わらずオンセ勢がチームロード状態ですが、その差は全然縮まりません。オンセ勢の最後尾にオラーノ、さらにその後ろにはツーレ、アームストロングが控えています。
ゴール前17キロ地点、先頭集団と大集団との差は2分34秒。大集団ではオンセ勢にケルメ勢も加わってローテーションをはじめました。
ゴール前10キロ地点、先頭と後続の集団は3分2秒にまで開いてしまいました。先頭の14人、逃げ切りでしょう。沿道では泥よけのついたドロップハンドルのスポーツ車で先頭集団と並走している観客が2人います。その後、マウンテンバイクで頑張って並走している人も1人いました。
ゴール前7キロ地点、先頭の14人のビノクロフが揺さぶりをはじめたことにより、そのスピードはさらにアップしてゆきます。
ゴール前5キロ地点、先頭と大集団との差は2分58秒と少し縮まります。先頭集団の中ではフランソワシモンが太ももをたたいてアタック?に備えているのかな?..と思っていたら先頭でカンティナトッロのモンディーニが素晴らしいタイミングでアタックを決め、集団からのエスケープに成功します。シモンが追撃を掛けますが、うまくいかず、取り残された12人の集団に吸収されてしまいます。
ゴール前2キロ地点、先頭モンディーニ、後続の13人は牽制しあってしまってなかなかモンディーニの追撃態勢をとることができません。そんなことをしている間に、モンディーニはどんどん一人でその差を開いてゆきます。
ゴール前1キロ地点、先頭で姿を現したのはモンディーニです。後続の13人は追撃のタイミングが遅く、誰もモンディニーをとらえることができません。モンディーニ、両手を大きく広げ、喜びをあらわにしてのゴールです。3秒遅れで12人、さらに3分7秒遅れで大集団のゴールとなります。
ステージ成績
1. MONDINI Gianpaolo CTA 179 ITA 4h 17' 43"
2. ROBIN Jean-Cyril FDJ 151 FRA 00' 03"
3. VINOKOUROV Alexandre CSO 91 KAZ 00' 03"
4. PICCOLI Mariano LAM 105 ITA 00' 03"
5. LAMOUR Claude COF 5 FRA 00' 03"
6. SIMON Francis C.A. 131 FRA 00' 03"
7. GARZELLI Stefano MER 11 ITA 00' 03"
8. JAKSCHE Jorg TEL 26 GER 00' 03"
9. AGGIANO Elio VIT 122 ITA 00' 03"
10. BOURGUIGNON Thierry BIG 192 FRA 00' 03"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 86h 46' 20"
2. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 06' 15"
3. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 28"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 10' 30"
5. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 11' 40"
6. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 13' 19"
7. CASERO Angel VIT 121 ESP 13' 34"
8. OLANO Abraham ONC 51 ESP 14' 29"
9. BELLI Wladimir FES 141 ITA 15' 14"
10. VAN DE WOUWER Kurt LOT 86 BEL 18' 27"
今日の実況、青嶋アナウンサーはお休みで、相変わらずのひどい実況でした。佐野アナウンサーのとんちんかんな突っ込みに、福井さんが何度え??とすっとんきょうな声を発したことでしょう。中継が始まってもそれまでのレース展開の説明は無し、あとは景色の説明、集団が右に曲がりました、左に曲がりました、アタックを掛けても反応無し、といった事の繰り返しです。青嶋アナウンサーから佐野アナウンサーをサポートするための資料がファックスで送られてきても、こんなに資料を送られても...私には処理しきれません..だって。もっと勉強して出直してこい!と思わずつぶやいてしまいました。(福井さんも処理してください!とマジな声で突っ込みを入れていました)ゴール前34キロ地点まで我慢して日本語の実況を聞いていましたが、私はツール初心者、中継をご覧の初心者の皆さん、一緒に楽しみましょう!といった感じの実況にへきへきしてフランス語中継にチェンジしました。意味の判らないフランス語を聞いているほうがどれほど心地よいことか...。...まあ、ツールの生中継が見れるだけでも昔に比べれば幸せなのに、こんな愚痴をこぼすのは贅沢しすぎなのかもしれませんね。
本日のステージはフューチロスコープでの57キロ個人タイムトライアルです。
選手が3分間隔で次々とスタートしてゆきますが、LOTTOの一部の選手がGTのフレームを使用していませんでした。GTはタイムトライアルバイクを用意していない様で、緑色のフレームなのですが、メーカー名が判らないように黒いテープでマスキングしてあるようです。
ポルティ、ビランクのスタート。本日はヘルメットをかぶらず、コッピのTTバイクにまたがり、CARNACのシューズカバーをしてスタートしてゆきました。山岳ポイントトップのビランクですが、42キロ地点のチェックポイントで既にトップタイムから約3分も遅れており、精彩のない走りです。
オンセ、オラーノのスタート。本年、ツールでステージ優勝2勝を果たしたGIANTのTTバイク?(ノーマルバイクより少し小さめのフレームにエアロバーを着けただけ?で登場です。ウェアはカステリのアルカンシェル・デザイン、TTの世界チャンピオンであるオラーノはTTレースのみでアルカンシェルマイヨを着るそうです。スタートして13.5キロ地点の計測ポイントではそれまで走った選手の中でベストタイムをマーク、調子がいいのかな?とおもったら42キロ地点ではそれまでのベストタイムに遅れること48秒、またも精彩のない走りで本日のTTを終了します。オンセのエースとしてツールに乗り込んできたオラーノですが、結局アシスト達がステージ優勝2勝をはたし、エースとしての面目丸つぶれです。地元開催のヴェルタでの活躍が期待されますが、強豪、ウルリッヒ&パンターニが待ちかまえていますから、そう簡単には行かないでしょう。
バネストのツーレ登場。マシンはかつてリースやウルリッヒラが使用していたピナレロのカーボンモノコックフレームです。エアロハンドルはデチャダイ?総合優勝を逃してしまったものの、気合いの走りで3分前にスタートしたローランデュフォーを追い抜いてゆきます。42キロ地点ではUS-POSTALのタイガー・ハミルトンのベストタイムを1分04秒上回るベストタイムをたたき出します。途中、サドルの下につけたボトルを落としてしまうというアクシデントがありましたが、最後までハイペースで走りきります。
ケルメのエスカルツィン登場。現在、総合で2位に着けていますが、本日、ツーレにタイムを逆転されることは必至です。案の定、その差はどんどんつまり、最終的には4分もの差を着けられてしまいます。先にスタートしたケルメのアシストがエスカルツィンにコースコンディションの情報を教えていたとのことですが、いくらコンディションがわかったところで基本的にクライマーなので平地でのスピードではツーレにかなうはずがありません。そのライディングフォームはもがいているどんどんお尻が前に出てくるという、TTの走りでは典型的な前乗りタイプです。(アクセル・メルクスほどではありませんが...)マシンはGIOSのフレームにミズノのエアロフォークでした。
そして、US-POSTALのアームストロングの登場です。マシンはトレックのTTバイク、GIROの半漁人ヘルメットにナイキのイエロージャージワンピース(パールイズミのロゴはどこにもない)、スペアバイクにチタンカラーのTTバイクを用意してのスタートです。その走りは相変わらず絶好調のようで、3分前にスタートしたエスカルツィンを難なく?抜き去り、すべての計測ポイントにおいてそれまで通過したどの選手よりも最速のタイムを更新して通過してゆきます。ツーレよりも9秒速いタイムでゴール、本年ツール4度目のステージ優勝を果たしました。
これまでのところ、全く取りこぼすことなくイエロージャージを守ってきたアームストロングは完ぺきです。本日9秒差で2位、総合でも7分37秒差で2位にのツーレ、あの序盤での大落車に巻き込まれ、集団の後ろに取り残されることが無ければ、アームストロングとの激闘が見れたかもしれない、という話もありますが、私はそうは思いません。あのステージ、落車に巻き込まれるような場所にいたこと自体、ツーレの位置取りに間違いがあったわけで、いまさらタラレバを言ってもしょうがないと思います。さらに、あの落車が無かったとしてもアームストロングの方がその走りにおいて、圧倒していましたからね。TTで強く、各ステージでも動くべきところでは動き、その力を誇示する走り、かつてのベルナール・イノーを彷彿させます。TTでタイムを稼いで他のステージでは動かない、というインデュラインのパターンとは全く違う、昔のツールが戻ってきてくれたことは大歓迎です。
表彰式ではアームストロングのステージ優勝を祝福する母親の姿がありました。
ウルリッヒは本年のツール、膝の故障で出場できませんでしたが、10月にイタリアで行われる世界選手権に向けての調整を開始、ヴェルタを調整レースとして走り、世界選に挑むそうです。ヴェルタではパンターニとウルリッヒの激闘が見られるかもしれません。
ステージ成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 1h 08' 17"
2. ZULLE Alex BAN 161 SUI 00' 09"
3. HAMILTON Tyler USP 184 USA 01' 35"
4. CASERO Angel VIT 121 ESP 01' 37"
5. VERBRUGGHE Rik LOT 87 BEL 02' 03"
6. OLANO Abraham ONC 51 ESP 02' 18"
7. BELLI Wladimir FES 141 ITA 02' 23"
8. GONZALEZ GALDEANO Alvaro VIT 126 ESP 02' 28"
9. VOIGT Jens C.A 139 GER 02' 45"
10. O'GRADY Stuart C.A 136 AUS 02' 47"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA 87h 54' 37"
2. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 37"
3. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 10' 26"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 14' 43"
5. CASERO Angel VIT 121 ESP 15' 11"
6. OLANO Abraham ONC 51 ESP 16' 47"
7. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 17' 02"
8. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 17' 28"
9. BELLI Wladimir FES 141 ITA 17' 37"
10. PERON Andrea ONC 57 ITA 23' 10"
本日のステージはアルパジョンからパリまでの143.5キロの平坦ステージ、本年ツール最終ステージです。
本日の中継はスタート地点からです。スタート地点、アームストロングはイエローのヘルメット、イエローのホイールで登場です。他のUS-POSTALの選手達はイエローのパールイズミのグローブにバーテープをイエローに巻き替えています。ザベルはグリーンのヘルメット、グリーンカラーのピナレロ、グリーンのテレコムパンツと、グリーンずくめの出で立ちで登場です。スタートライン、集団の先頭にに並んだザベルとアームストロングは二人で何やらたがいにお腹を指さして笑顔で話し合っています。その横でビランクがむっつり?一人ぽつんと立っています。最終ステージのスタートが切られると同時に中継のオートバイがアームストロングに近づいてインタビューをはじめます。
ソシエテ・ツールドフランスの会長が旗を振りリアルスタート地点をつうかしてレースがスタートとなりますが、本日は最終ステージ、お祭りのようなもんで、集団のスピードは上がらず、超スローペースのサイクリングモードです。集団の先頭ではビランクとアームストロングが笑顔で会話を交わしています。ラ・フランセス・ジュの選手達はみな頭を青く染めています。中でもミカエルセンは、母国、デンマークの国旗の色に頭を染め、本年のツールでのチームの活躍により、ラ・フランセス・ジュのスポンサード契約期間が延長されたことを祝っているようです。
スタートして3キロ地点、コフィディスのクリストフ・リネロの頭がスキンヘッドに成っています。BIG MATのブルギニオンはおちゃらけで鼻の頭に何か赤い円いボールのようなものを着けてふざけていたりなんかします。本日の序盤はこんな感じで、選手達がみなここまで完走できたことを喜びあい、お祭り気分で集団は進んでゆきます。昨年の最終ステージなんか、ワインを飲みながら走っている選手もいて、パンターニにワインを勧めるなんて言う場面もありました。そのころ、集団の先頭ではマイヨベールのザベルとイエロージャージのアームストロンング、そしてマイヨ・グラン・アポア・ルージュのビランクの3人が肩を組んでお決まりの記念写真の撮影をしています。
5キロ地点、今度はジャッキーデュランが何だか変なものをもって集団の前に出てきました。どうやらランタンのおもちゃのようです。ロトのジャッキーデュランは総合成績でビリ、つまりランタン・ルージ、ということでランタンのおもちゃ(でかい!)をぶら下げて走っているようです。前を走っているアームストロングをランタンで小突く?なんていうおちゃらけたシーンもありました。そんなジャッキーデュランですが、本年、2年連続で敢闘賞です。
9キロ地点、サエコのコンメッソが中継カメラに向かってなにやら大声で完走できた喜びを語っています。よく見るとパンツが、イタリアナショナルチャンピオンジャージにコーディネイトされており、右半分が赤で、左半分がグリーンというすごいデザイン。しばらくして今度はUS-POSTAL勢の選手達が全員集団の先頭に立ち、記念写真を取っていました。
スタートして25.5キロ地点、集団は相変わらずサイクリングモードで進んでゆきます。集団後方でラボバンクのマキュアンとテレコムのウドボルツが接触して落車しますが、なんの問題もなく、集団に追いつきます。集団の先頭からはラ・フランセス・ジュのミカエルセンが少しスピードを上げて集団から先行し、沿道で待つ家族達の所へ行き、自転車を降りて一服して水(ワイン?)をのみながらみんなで記念写真をとる、というシーンがありました。
34.5キロ地点、集団はカテゴリー4級の山岳ポイントを通過してゆきます。1位通過はロトのバンデワウワー、2位ランプレのピッコーリ、3位ポルティのビランクの順です。
40.5キロ地点、2つ目のカテゴリー4級の山岳ポイントを通過。誰も仕掛けることなく、ビランクが少しスピードをあげて1位通過、2位ピノッティ、3位ピッコーリの順で通過してゆきます。山岳ポイントライン通過後、ビランクは集団に戻りながら軽く右手をあげてみんなに挨拶、悪いね、取らせてもらって...ってな感じかな?既に山岳ポイントを含め、各賞の順位は決まっているようなもので最終日のポイント争いで順位の変動はありえないので、みんな和やかです。
43.5キロ地点、BIG MATのブルギニオンが一人、集団の走る車道から外れ、歩道を走っています。自転車に乗ってツールを観戦に来た?アベックと一緒に走ったり軟化しています。集団の中ではクレディ・アグリコールのフランソワ・シモンが頭をフランス国旗の色に染めています。フランソワシモンは本年、ステージ優勝を果たすことができず、シモン4兄弟の中でただ一人、ツールでの優勝が無い不肖の?弟となってしまいました。
50.5キロ地点、アームストロングの前輪がパンク、黄色く染めたフロントホイールをノーマルのホイールと交換して集団に戻ってゆきます。集団に戻りながら各チームカーを追い越す際にはそれぞれのチームの監督達が車の中から手を差し伸べ、アームストロングの総合優勝を祝福していました。アームストロングもそれに答え、一人ひとりと握手しているのが印象的でした。
本日1つ目のスプリントポイント通過、1位BIG MATのカッペル、2位ラ・フランセス・ジュのミカエルセン、3位BIG MATのダクルズの順です。
63.5キロ地点、パリのエッフェル塔が見えてきます。集団の先頭にはUS-POSTAL勢が出てきて集団のスピードをコントロールし始めます。
67.5キロ地点、集団はパリの町に突入、だんだんとスピードが上がってきますが、先頭にUS-P0STAL勢が立ち、未だアタックのかからないようににらみを利かせています。
78.5キロ地点、集団はパリのシャンゼリーゼ通りの周回コースに突入してゆきます。集団の先頭には未だUS-POSTAL勢が位置取り、ここまで誰もアタックを掛けさせませんでした。
1周目、BIG MATの選手が揺さぶりをかけたのをきっかけに、集団の動きは活性化します。凱旋門の手前をUターンしてシャンゼリゼの下りではなんとビランクがアタック、一瞬、逃げるのか?と思われましたが、すぐに集団に吸収されてしまいます。ランプレのセルペリーニがアタック、それを追ってビタリチオのAGGIANO、ポルティのサッキらがアタック、3人の先頭集団ができますが、すぐに集団に吸収されてしまいます。
2周目、フェスティナのプロシャールがアタック、凱旋門へ向けてのシャンゼリーゼの緩やかな登りを単独で走り抜けてゆきますが、すぐに集団に吸収されてしまいます。そしてUターン、下り坂、集団の中から先程と同じポイントでビランクが再びアタック!。このポイントに誰か知り合いでも居るのかな?ビランクはすぐに集団に吸収され、アグリコールのイエンスボイトがアタック、それを追ってメルカトーネのナポリターノ(すごい名前)、テレコムのグイリーニ、フランセスジュのゲスドンらが次々とアタックをしてゆき、イエンスボイトに追いついて4人の先頭集団が形成されます。
3周目、先行する4人に、後続の大集団からさらに4人の選手が追いつき、8人の先頭集団となりますが、すぐに吸収されてしまいます。トンネルの手前、集団のスピードがいったん落ちたところで9人の選手がエスケープに成功します。
デビアン コフィディス
SCHAFFRA テレコム
ランフランキ マペイ
BRASI ポルティ
アーミンマイヤー サエコ
DE WAELE ロト
イノー クレディ・アグリコール
モラン ラフランセスジュ
シバコフ BIG MAT
9人の集団は後続の集団に28秒の差を着けて4周目に突入してゆきます。後続の大集団はスピードを緩め、この9人を泳がせる作戦に出たようで、その差は49秒にまで開きます。
5周目、先行する9人の中で揺さぶりが始まり、モランとデビアンの2人がエスケープに成功します。取り残された後続の7人の中ではイノーがパンク、脱落して第2集団は6人となります。6周目、先行する2人と6人の集団との差は34秒、さらに遅れること10秒で大集団が迫っています。凱旋門へ向けての上り坂で大集団は第2集団の6人を吸収しますが、先頭の2人との差は44秒に開きます。その後先頭の2人と大集団との差は最大で51秒にまで拡がります。
7周目、先行する2人と大集団の差は35秒。大集団は一度そのスピードを上げて一列棒状になりますが、すぐにスローダウン、この2人を泳がせているようです。
8周目、先頭の2人と大集団との差は23秒。後続集団は大幅にスピードアップ、追撃をはじめ、トンネルの手前で2人を吸収します。
9周目に入る直前、ランプレのピノッティがアタック、約5秒ほどの差を着けてエスケープしますが、すぐに吸収されてしまいます。凱旋門の前をUターンしてシャンゼリゼ通りの下り、今度はコフィディスのビノクロワがアタック、それを追ってカンティナトッロのバロンティが集団から飛び出しますが、これもすぐに吸収されてしまいます。
10周目に突入、この時点でもう集団ゴールは決まったようなもので、ここから先はいつもの平坦ステージで見られる各チームのアシスト達が集団を全力で引っ張り、だれも集団からエスケープできないようにしてしまいます。集団のスピードはこの時点で60キロ近くに足しているはずで、このスピードで突き進む集団からエスケープするためには最低でも時速70キロ近いスピードで集団から飛び出し、さらに最低でも集団と同じスピードあるいは、それ以上のスピードで単独で走り続けなければならないわけで、いくら強靱なヨーロッパのプロ選手をもってしてもそんなことは100%不可能ですから...。
シャンゼリゼ通り、凱旋門に向けての登り、マペイ、クレディ・アグリコール、テレコム勢が集団の先頭を形成、スピードを上げています。
凱旋門の手前、Uターンしシャンゼリゼ通りの下りにさしかかり、集団はスピードアップ、と、ビタリチオの選手が一人、このスピードの集団から果敢にアタックを試みます。自転車を大きく左右に振りダッシュ、しかしながらコンコルド広場にさしかかったところで、予想通り吸収されてしまいます。
トンネル手前、集団の先頭にテレコム3人、その後ろにザベル、さらに2人後ろにスティールスの順で集団が通過してゆきます。
ゴール前1キロ地点通過、先頭はテレコム3人です。その右からフェスティナのプロシャールがアタック、コンコルド広場に突入してゆきますが、すぐに吸収されてしまい、再び集団になります。
ゴール前のストレート、集団の先頭にいるのはテレコムのアシスト2人、続いてザベル。
テレコムのアシストが1人、2人と力尽きてザベルが集団の先頭に立ち、ラストスプリントを開始したと同時に後ろについていたラボバンクのマキュアンがダッシュ!ザベルを抜き去って1位でゴールラインを時速68キロで通過、最終ステージの優勝を果たしました。
ツール初のステージ優勝を果たしたマキュアンはオーストラリア人、気がつけばツールもオーストラリア人が増えました。クレディアグリコールのオグレディ、ボーゲルそしてマキュアン、やはりかつてのフィリップアンダーソンにあこがれてプロレース界に入ってきたのでしょうか?
ついに総合優勝を果たしたアームストロング、表彰式では表彰後、ステージをおりて観衆の中にいる母親の所へ行って喜びを分かち合っていました。アメリカのチーム、アメリカ人のアシスト、アメリカのバイクと初のアメリカずくめでの初優勝です。
さらに、シマノ、パールイズミといった日本ブランドのツール初制覇でもあります。個人的にはツールだけはカンパニョーロの聖域としてシマノには勝ってもらいたくなかった、というのが本心です。
まあ、そんなことはさておき、本年のアームストロングの優勝により、来年のツールが今から楽しみですね。ウルリッヒ、パンターニ、アームストロング、ツーレ、エスカルツィン、オラーノ、これはもう完全に群雄割拠の時代に突入で、ウルリッヒにしてもそうは簡単にツールで勝つことができないような状況になってきましたね。ウルリッヒの時代が到来、といわれながら、なかなかツールでの勝利を物にできないウルリッヒ、以外とウルリッヒのツール連覇は無いのではないか?と思ったりします。
ステージ成績
1. MC EWEN Robbie RAB 46 AUS
2. ZABEL Erik TEL 21 GER 00' 00"
3. MARTINELLO Silvio PLT 66 ITA 00' 00"
4. O'GRADY Stuart C.A. 136 AUS 00' 00"
5. DA CRUZ Carlos BIG 194 FRA 00' 00"
6. MICHAELSEN Lars FDJ 157 DEN 00' 00"
7. COMMESSO Salvatore SAE 73 ITA 00' 00"
8. STEELS Tom MAP 39 BEL 00' 00"
9. WESEMANN Steffen TEL 29 GER 00' 00"
10. MONDINI Gianpaolo CTA 179 ITA 00' 00"
総合成績
1. ARMSTRONG Lance USP 181 USA
2. ZULLE Alex BAN 161 SUI 07' 37"
3. ESCARTIN Fernando KEL 111 ESP 10' 26"
4. DUFAUX Laurent SAE 74 SUI 14' 43"
5. CASERO Angel VIT 121 ESP 15' 11"
6. OLANO Abraham ONC 51 ESP 16' 47"
7. NARDELLO Daniele MAP 38 ITA 17' 02"
8. VIRENQUE Richard PLT 69 FRA 17' 28"
9. BELLI Wladimir FES 141 ITA 17' 37"
10. PERON Andrea ONC 57 ITA 23' 10"
最後まで読んでくださいました皆様に感謝いたします。来年のツールレポートをお楽しみにしていてくださいね!