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04/05/02 思い立ったが台湾 〜台北2泊3日〜

GWはふらりと韓国新幹線にでも乗ってこようかと思っていたのだが、1週間前になって友人から「安いツアー見つけたんだけど、台北行かない?」という声がかかって二つ返事でOK。ということで、思い立ったら台湾の巻。


■ 04/04/30 BR2195 NRT-TPE A330-200 B16303

今回はもちろんIT運賃。格安ツアーのため航空会社・便の選択権もなく初のEVA AIR搭乗に。

ELとのコードシェアながらBRはスターアライアンス非加盟のためSA*Gの効力もなく、他社提携もしていないのでマイル加算もないが、機材は新しく、Yでもシートテレビ(VOD)完備、食事もそこそこ、CAさんもきれい揃い(^^;)と3時間あまりのフライトには十分満足。

23:00、台北国際空港に旅行会社の現地係員が遅れて到着。空港から台北中心部までの高速道路はまさにカーチェイス状態。100km/hで走行しているのに、少しでも車間があいているレーンがあると接触すれすれで目の前に割り込んでくるくる。しかし現地の案内係員は平然として「東京の車はヤサシイネ」と一言。しかしバイク事故に対する注意だけは受ける。

宿泊ホテルは圓山大飯店。中国の宮殿をイメージした仰々しい建物。エントランスロビーは一面の赤・赤・赤。部屋は広さもさることながら天井が高いのがポイント高し。

明けて5/1。初日は夜便、最終日は午前便のため、2泊ながら実質遊べるのは丸1日しかない。終日フリータイムなので、EasyCard(台北版Suica)を買い、MTR(市内電車)とバスを乗り継いでまずは故宮博物院へ。

なかは青銅器やら古文書、彫刻、印鑑などが所狭しとずらりと並んでいる。歴史好きにはたまらないと思うが、逆に素人ではガイドさんがつかないとちんぷんかんぷん。しかしそこは団体相手の日本語のガイドさんがうろうろしているので、聞き耳を立てながら鑑賞。
バスで再び台北中心部へ。台北府城の唯一の遺跡であるという北門と、その前にある台湾鉄路局の建物をみてから、新光摩天展望台へ。
街を一望できる展望台は観光客には大変便利。基幹となる大通り沿いには比較的新しい中高層の建築物が立ち並ぶ一方で、少し路地に入るとまだまだ築年数の古そうな建物がひしめき合っている様子がわかる。

遠くは淡水河、松山空港、そして泊まっているホテルまで眺めることができた。周辺の観光スポットもついでにチェック。
展望台を降りて台北駅へ。切符売場は1階のホールにあり、ホームは地下。
鉄路局の売店をのぞくと、駅弁のほか、鉄道趣味雑誌、グッズ、模型などもおいてある。

ここでおみやげに沿線紹介の本を一冊購入。ぱらぱらめくっているだけで、台湾一周したくなってくる本だ。ついでに次回の台湾訪問に備えて鉄路局の時刻表を手に入れようと思ったのだが、ちょうど改訂時期なのか、売り切れており入手失敗。

その後、二二八和平公園、総統府、中正紀念堂などを見て回るものの、日本人が浮かれ気分で見物してもいい場所なのかという思いが頭をよぎった。旅の途中で日本語を話せる人にも出会ったが、特に年配の方にはどう思われているのだろうか。

選挙のほとぼりがまだ冷めないのか、メーデーということもあってか、総統府の近くではデモが行われており、総統府前は有刺鉄線が張られたり、警官がずらりと並んでいたりと物々しい雰囲気のなか、構わず1枚。
MTRの地下駅。ちなみに公共交通機関では飲食禁止。日本の感覚でペットボトルを飲んだりすると、1,500元の罰金。そのせいか、駅は非常に清潔に保たれている。
ふらりと歩いた迪化街の街並み。漢方薬やらの独特の匂いが立ちこめる一角。慣れないときつい。
そうこうしている間に日が落ちてきたので、MTRに30分ほど揺られて夕陽スポットがあるという淡水へ。東京でいえばさしづめMM地区というところか。偶然にも駅も桜木町駅になんとなく雰囲気が似ていた(^^;)
地元の観光客でにぎわう河辺の街。
淡水の観光通り。ここはさながら竹下通り。とにかく人々の熱気でものすごい。

そして1日の締めは士林観光夜市へ。ここは夜になると屋台が建ち並ぶことで有名であるが、とにかく人の多さと料理の熱気で圧倒されまくり。炒米粉、担仔麺、小籠包、水餃を店を替えながら食べ歩く。いずれも100円程度と手軽に食事を楽しめる。そしてなんといってもデザートの愛玉が美味。ハチミツレモンに寒天を入れたようなものだが、さっぱりとした甘酸っぱさと食感に、なぜ日本で流行らないのかと思う。

夜市は食事だけでなく、買い物でもにぎわう。

私はCDショップでヒットチャートの棚からCDを2枚ジャケ買い。帰国してから聴いているが、意外となかなかいい。ちなみにこの3人、北海道に遊びに来たらしい。こっちのCDは新譜を中心にジャケットの装丁が豪華なものが多く、日本のレコード会社も見習ってもらいたい。

日本のポップスも台湾版が1200円くらいで入手でき、方々で宇多田のシングルコレクションが流れていた。また、著作権的にグレーな香りがする、PVやライブ映像を集めたDVDも400円程度で多数販売されている。メジャーどころに混じっておニャン子とか、CoCoなど懐かしのアイドルものが並んでいたり、日本国内では入手困難と思われる映像作品があったり、マニアにはたまらないと思われるものも混じっているのが面白い。

22:30、ホテルに戻り、活動終了。

■ 04/05/02 BR2198 TPE-NRT A330-200 B16302

眠い目をこすりながらホテルを6:00に出発。まったりと昼過ぎに帰国。