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04/03/14 つばめ飛ぶ 〜祝・九州新幹線開業〜

九州新幹線つばめ初乗りの巻。


■ 04/03/13 NH641 HND-KMJ B767-300 JA8670

すでに航空運賃が跳ね上がる春休み期間中につき、今回はマイル特典を行使して九州往復。今日は九州新幹線の開業日、機内で放映された7時のNHKニュースではすでに1番列車の模様がすでに報じられていた。

熊本空港からはバスで八代方面へ。運行するのは「神園交通」という、縁起がよさそうというか、万一交通事故に遭ってもそのまま天国まで連れて行ってもらえそうなバス会社(ぉぃ)。九州道を経由して新八代駅まで1時間ほどで結ぶ。

辺りには菜の花畑が咲き誇るのどかな景色のなかで存在感のある駅舎。蝶が羽を広げたようでもあるが・・・。駅前は地元の名産品やイベントが行われたり、見物客でにぎわっている。どうやら少し前に八代亜希も1日駅長として来訪していたようだ。(「1時間駅長」だったらしいが。)

ホームに上がれば、聞いていたとおり、新在の列車が同一ホーム上で乗り継げるようになっている。途中の乗換は非常に億劫なものだが、中間改札もなく、これは乗換の抵抗感を最小にとどめてくれる嬉しい構造だ。

車内は暖色系でまとめられた落ち着いたカラーリング。和のイメージが重視されながらも、重厚過ぎず、木目を用いたシートも新鮮だ。4列シートは普通席でも余裕がある。ちなみに車内放送は始発・終着駅のみ日・英・韓・中の4カ国語。なお始発駅の放送は客室の案内などがあるため、合計4分に及ぶ。

車窓は新幹線の宿命でトンネル区間が多いが、、時折遠くに八代海を眺めることができる。速さの代償だ。

川内で途中下車し、今日から第三セクターとなった肥薩おれんじ鉄道にも試乗することとする。

川内から、昨日まで九州鉄道の背骨だった線路から第三セクターとして新たな出発をした肥薩おれんじ鉄道に乗車。川内駅舎も立派に建て替えられているが、おれんじ鉄道は券売機も改札口も隅に追いやられているのがなんとも・・・。運賃は川内から出水まで1,410円、時間は50分。対するつばめは自由席で2,310円だが、たった10分。900円と40分の差だが、片方が10分で着いてしまうというのはね・・・

列車には地元の新聞記者も同乗し、そのうち八代海が見え始めたところで車内撮影の許諾を求められた。何枚も熱心にシャッターを切っていたので、帰宅してから南日本新聞のホームページに掲載されていた記事をチェキ!その結果・・・

出典:南日本新聞(http://373news.com/2000picup/2004/03/picup_20040314_3.htm)

しかし良く晴れ渡りのどかな光景を見るにつれ、地元の足としてこの車窓はぜひ守り続けてもらいたいものであると、改めて思う1時間であった。

川内からあらためてつばめの乗客となり、鹿児島中央へ。夕暮れの桜島を眺めながら投宿。


一夜明けて3/14。

姶良付近で日本旅行が団臨で走らせた国鉄色475系「急行錦江(もどき)」と、上り「はやとの風」を撮影。続いて肥薩線に移動し、折り返し下り「はやとの風」を撮影。

それよりも途中に立ち寄った大隅横川駅の重厚な木造の駅舎に感動。

たまたま立ち寄っただけなのだが、帰ってきて調べると九州最古の駅舎ですでに建築100年を越えているらしい。まさに時代の生き証人。無人駅になっていても、手入れが行き届いており、地元の人にも愛されている様子がとてもよく伝わってきた。

ホームの白熱のランプ、夜にはどんな雰囲気になるのだろうか・・・

その後、立ち寄り湯を目当てに霧島温泉郷へ車を走らせたところ、そびえ立つ某Kホテルに立ち寄り湯の案内看板を見つけたのでここへ入ってみることにした。しかし日帰り客専用と書かれた入口は薄暗く、くすんだ自動ドアをくぐっても誰もいない、声をかけても誰も出てこない・・・一体営業しているのだろうか、、、。不安を感じつつも電源の入っていた券売機でややためらいながら800円の入浴券を購入。無人のカウンターに置いて恐る恐る館内へ「潜入」したが、全く電源の入っていないゲームコーナーとかがあり、まるで廃ホテルに不法侵入したかのような気分だ。

やがてなみなみとお湯があふれ出ている浴場を発見。

小学校の体育館ほどの広さはありそうだが、やはり誰もいない。本当に入って良いのか?不安を抱えながらも、目の前のお湯の誘惑には勝てずに入ってみることにした。(だからワタシは客なんだって)

意図を計りかねる壁画。するとどこからともなく、八百万の神様たちが・・・ってそれじゃ千と千尋になっちゃうよ。でも本当にそんな気分で、お湯は良いものの、なんだかあまりゆったり浸かっていられずにそこそこに出てみると、そこにはこんどこそ本物の湯婆婆が・・・あぁ、ブタにされてしまう!・・・ちがった、ホテルのひとだった(^^;)

この方、大変愛想の良い方で「館内には浴場が3箇所あるのでぜひそちらも」と、改めて案内された浴場は、眺めの良い(良い意味で)至って普通の大浴場。こちらにはほかのお客さんも数人いてやっと安心。最初に入ったのはなんでも「ジャングル風呂」というらしい。しかしあの壁画の意味は聞くのを忘れてしまった。

経費削減のため、裏玄関の照明や電源が落とされていたためにこんな感想になってしまったが、正面の玄関やロビーは明るくきれいなきちんとしたホテル。だったら日帰り客も表口に回るように案内してもらいたいもの。


■ 04/03/14 NH628 KOJ-HND B747-SR100 JA8157

霧島神宮の参拝を済ませると同時に空から大粒の雨が降ってきたこともあり、予定を繰り上げ、退役の近いSRの2階席にて帰京。