博物館動物園駅


京成電鉄・博物館動物園駅は上野−日暮里間に位置していた地下駅であるが、利用人数の減少と、老朽化、ホーム長が4両分しかない扱いにくさが理由となり、'97年3月をもって営業休止となった。(「休止」といっても実質廃止に等しい。)

戦時中、資材倉庫としても使われたことがあるこの駅の、独特の陰湿な雰囲気は言葉では表せないものがあり、都会のミステリーゾーンといってもおかしくない場所であった。また、地上部分の駅舎が国会議事堂を縮めたような芸術的な作りをしているところが、芸術の杜にある駅らしかった。ちなみに博物館動物園−日暮里間にあった寛永寺坂駅という同じような地下駅が昭和18年に休止−廃止の運命をたどっている。


駅舎

芸術的趣のある駅舎。国会議事堂の屋根に似ている。

改札口

木枠の改札口に掘っ建て小屋風の出札窓口

ペンギン

壁に描かれた古ぼけたペンギンの絵。奇妙な雰囲気が漂う。

ホーム

駅を通過するスカイライナー

駅名標 乗車券

(上)窓口で発売されていた乗車券
(左)駅名標

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