BEFORE | AFTER |
IBMのノートパソコン ThinkPad560の液晶を交換しましたので、バラシ方を紹介します。
なおHDDとキーボードもその過程で交換できます。
これはメーカー保証外の改造にあたるので、メーカーの修理ができなくなる恐れがあります。 また、この改造によりノートPCが破損しても私fujikkoは責任を取りません |
まずは液晶を入手しないことにはどうしようもありません。メーカーから純正品を購入するととんでもない価格になりますので、中古PC屋やオークションなどを利用するのがいいでしょう。たとえばYahoo!オークションでは、3000円から5000円程度で入手できるようです。液晶パネルだけだとつらいので、ふたがついているものを手に入れたほうがいいです。
液晶パーツユニットです。これは割れたほう。下側左右に間接部分、中央部に信号を送るフレキシブルケーブルとコネクタがあります。 |
上部分のカバーを取り外します。電源を切ってACケーブルとバッテリを外してひっくり返します。上カバーを外すには裏のネジを10本外します。ネジを外したら表にひっくり返し、手前側からはがすようなイメージでカバーを取ります。途中真ん中あたりで引っ掛かりがありますが、内側に押すような感じで外せます。
ACケーブルとバッテリーを外すのを忘れないように | |
上ふたを開けるのに必要なネジは左の写真の白と黄色のところにあるネジです。黄色いネジは他のものより長いので気をつけましょう。水色のところはシールでふさがれています。これはキーボードを外すのに必要です。 | |
カバーを外した状態。なお、この状態でHDDを外すことが可能になります。HDDを交換する場合はフレキシブルケーブルを切らないように気をつけてください。 |
次にキーボードを外します。ただし液晶交換の場合はケーブルを完全に外す必要はありません。上の写真の水色の部分にある穴を塞いでいるシールをカッターの先などではがし、その部分のネジを外します。またメモリースロットの蓋のネジもキーボードを固定しているので外します。
隠してあったネジとメモリスロットカバーを外した状態。この状態で持ち上げるとキーボードが落ちるので、キーを抑えながら表向きにします。 | |
キーボードは関節の方から手前側にめくります。手前側にキーボードとスティックポインタのケーブルがつながっているので切断しないように気をつけましょう。ここでケーブルを外せばキーボードが交換できるでしょう。 |
キーボードをめくると液晶を固定しているネジと信号を接続しているコネクタを固定しているネジが見えます。関節部分のコネクタは後ろ側からも固定されているので、片方2本ずつ、そしてコネクタ固定ネジの計5本を外します。なお、後ろから金具を固定しているネジと、信号コネクタを接続しているネジは他のネジより短くなっています。
すべてのネジとコネクタを外し、上側に引き抜くように液晶を外します。
キーボードをはがした後に出てくるコネクタのネジ | |
信号用のコネクタをとめているネジ | |
後ろから固定しているネジ | |
外した液晶のコネクタのアップです。ネジ穴が3つあります。 |
液晶を外したら新しい液晶を逆の手段で取り付け、ネジ止めしていきもとの状態に戻します。長いネジ、短いネジに注意しましょう。問題なく組み立てられたら電源を入れてみて写ることを確認します。絵が出なかったらすぐに電源を切り、組立工程に問題がないか確認してください。
以上で交換完了です。