はじめにここ数年、少年の凶悪犯罪が数多く起きています。それも、非行少年が起こす犯罪ではなく、突然「良い子」だった少年が人の命を奪うという不可解な犯罪が起きています。この原因に対して、「家庭の問題だ」「学校の問題だ」「少年法の問題だ」などと様々な意見が出でいます。
幼児教育の現場一つとっても、「自由奔放型の育児・教育だ」「才能開発型の育児・教育だ」「一貫教育だ」などと様々な育児・教育を実践している所もありますが、まだまだ確かな成果は出ていません。
一方では、老後問題は深刻さを増しています。何よりも幸せな老人達が少ない現状こそが最大の問題となっています。
実は、家庭の問題として育児を考えていても、母親が追いつめられるだけで、息をつめた母と子が家庭の中に閉じこもってしまい、老後問題も養老院を増やすだけでは、老人が孤独な晩年を過ごす悲しみはなくなりません。ここに、最も新しい考え方、というよりも最も古い考え方があります。
それは、「子どもは、邑(むら)の中で育てる」という考え方です。
今の日本では、「自然村」はほとんどなく、多くの村が「行政村」だという意見もあります。たとえば、3つの自然に生まれた村を、行政上の効率から行政上の村にしてしまうことで、「顔見知り社会」は失われ、村の中で培われていた文化は、形式的には引き継がれたとしても、その心はどんどん消えてしまいます。つまり、行政村では、縁の薄い人同士の「水くさい人間関係」になってしまうのです。
このことに反発して、土地に根ざした村づくりを始めても、「地球市民意識」が要求されている今では、なにやら閉鎖的な匂いがするだけですし、都市では、大変難しい作業になることでしょう。
今の時代、「個人の自由意志の尊重」を基盤として、なおかつ「自然村」に替わる「村」を創らない限り、教育問題も老後問題も解決することはありません。これらは別々の問題ではなく、同じ問題なのです。そこで、ここに抜本的な提案をします。
昔あった「村」を、形を変えて、「ネットワーク・ビレッジ」として蘇らせるという考え方です。そこは「土地に根ざした村」ではなく「ビジョン仲間による繋がりよって創られる村」です。自然環境で、海の村や山の村にすみ分けが起きたように、人はビジョンによってすみ分かれて村を創ります。これが「ネットワーク・ビレッジ」です。
もちろんこの中では、個人の自由意志を尊重し、家庭を尊重しますが、保育園や幼稚園ではない「ひろば」で育児・教育を行い、養老院ではない「ひろば」で老後を過ごします。
よって、ここでは、村人になる方法の一つとして、会員制にします。インターネットなどを使いこなして、村人が様々な「知識・体験・ちえ」を分かちあい、活かしあうるようにします。分かりやすく言えば、仲間に対してサービスし、仲間からサービスされるようにします。
そして、ここが最も大切なことなのですが、村人一人ひとりがビジョン仲間と一緒に、お互いに深い繋がりを回復させる「共育の場」を創り上げることを通して、はじめて「ネットワーク・ビレッジ」がようやく実現できるのだと、村人全員が理解する必要があります。
人は、人生の「ビジョン」を持ち、同じ仲間と「村」を創り、その中で自らの「役割」に生きます。その時、その役割を果たすために「わざ」を磨き、村に貢献し、世界に貢献します。
まさに、21世紀は、「ネットワーク・ビレッジ」の「ネットワーク」によって、「地球市民意識」を持った人類が、様々な問題を解決していくために、新しい枠組みの世界を生み出す世紀なのです。
それゆえ、このような意識で育まれた子どもたちが21世紀を創り出せるように、ここにネットワーク・ビレッジとして「ダ・コール・ランド」を提案します。
いのちの叫びを感じて、
無心に出会う。
ビジョン仲間と共に
ちえを活かしあう。
ネットワークビレッジ「ダ・コールランド」
運営方法
「ダ・コールランド」の運営には、注意深くおこないたいと思います。特に「審議・決定・執行」をどのようなシステムにするかを丁寧に組み多立てていく必要があります。そして、そのこと以上に、人と人の繋がりを深めていきながら、人の想いを形にし,全体に行き渡らせるシステムの構築こそ最大のテーマでしょう。「人のために何かしたいと思った時、誰かに助けてもらいたいと思った時、その両者の想いを繋げていく」この想いをきちんとしたシステムこそが、「ダ・コール・ランド」の運営の基盤です。
●多数決民主主義から組立民主主義へ
「いきなり多数決」ではなく、村人全員の想いを構造的に組み立て、それをきちんと評価した上で決めていくという「全員参画」の方式の「総会」で運営します。もちろん、「危機管理」のためのリーダーは必要ですが、リーダーに多大な負荷がかからない工夫をします。●地域通貨「エコン」の導入
すべての物事をお金のやり取りで行うのではなく、また、ボランティア団体にみられるように無償の行為をただ受け取ることもしません。そこに、お金「円」と「ネットワーク・ビレッジ」の固有通貨「エコン」の併用で、物事を進めていきます。この「エコンシステム」は、私達が考える「ネットワーク・ビレッジ」のために創り出されたシステムで、「パソコンシステム」をも独自に開発し、「エコンシステム」全体がスムーズに運営できるようにしています。※「エコンシステム」の詳細については、別途資料参照
共育の場
●多文化理解の上で、「ちえを分かち合い、活かしあう」関係へ
人と人の違い、文化の違いは、困った事ではありません。
「人は、異なる人生を歩むがゆえに、異なるちえを身に付ける」という言葉があるように、上司であろうが、部下であろうが、親であろうが、こどもであろうが、日本人であろうが、アメリカ人であろうが、そんなことには関係なく、その人の人生で培われた「知識・体験・ちえ」をお互いに分かちあい活かしあうことこそが、「出会い」に託された「いのち」だと思います。●子どもたちと共に育つ「共育」
子どもたちと大人たちも、「ちえを分かち合い、活かしあう」関係へと向かいます。
たとえば、私達は、赤ちゃんが持つ「ちえ」を気付くことがなかなかできません。無力な赤ちゃんなのに、あんなにも暖かな「笑み」で、周りを幸せな気分にしてくれる。この「笑み」も、赤ちゃんの「ちえ」です。
実は、本人の自覚・無自覚に関係なく、「ちえ」は働きます。大人が、子どもたちの「ちえ」に気づき、そこに繋がっていこうする時、初めて「共育」が生まれます。
ひろば
地域のコミュニティをサポート
「(ネットワーク・ビレッジ)ダ・コール・ランド」は、いくつかの機能を持つ「ひろば」を連動させて活動をします。そして、そのどの「ひろば」も次の基本的な機能を持ちます。
●邑(むら)の「まなびや」
誰もが「共育」に参加します。そして、ここでは、私達の「ことづくり(別途資料参照)」のコンセプトに従って運営されます。
●邑(むら)の「ショップ」
ここでは、私達の「ものづくり(別途資料参照)」のコンセプトに従ったものを販売します。
●邑(むら)の「保健室」
小学校や中学校の保健室ように、いざという時の「拠り所」で、問題の解決をはかります。
今の社会の中で、追いつめられた女性や子どものための「緊急避難場所」にもなります。ホスト会員が世話役
「ひろば」では、1人の「ホスト会員」が、そこの地域に住む人達の世話役をします。※「ダ・コールランドの会則」は、別途資料参照
4つのひろば
●都市のひろば
都市に住む人達が、日常的に参加する「ひろば」です。
●郊外のひろば
都市から電車で1,2時間のところに、自給自足ができる「ひろば」です。
●自然の中のひろば
都市からかなり離れた所にある、野生の動植物と共存できる「ひろば」です。
●海外のひろば
日本以外の場所で展開する日本人のための「ひろば」です。※「ひろば」の運営の詳細については、別途資料参照
集い
子どもの集い
●様々な環境の子どもたちが集まれるひろば
●童具(積木)を中心とした集い
和久洋三先生の童具(積木)の考え方を展開します。
●子どもたちが邑(むら)づくりに参画
9歳位までは、邑(むら)づくりの基礎づくりを学びます。
邑(むら)づくりを色々な「ひろば」で疑似体験します。その中で、大人達が実際に邑(むら)づくりを行っている姿を感じることこそが、一番の「共育」だと考え、13歳くらいから大人たちと一緒に邑(むら)づく
りに参画します。大人の集い
●邑(むら)づくり
邑(むら)づくりに参画します。
●ホスト会員の養成
週1回のワークショップを開き、ひろばの「ホスト」になる人をトレーニングをします。
●共育シッターの養成
週1回のワークショップを開き、乳幼児に関わる「共育シッター」になる人をトレーニングをします。
つながる・つなげる力(ネットワークする力)
ビジョン・役割・わざ(ちえ)
「ネットワーク・ビレッジ」では、何よりも「人につながる力・人と人をつなげる力」が、必要になります。この力がなければ、「ネットワーク・ビレッジ」は不安定になることでしょう。
そして、この力は、「ビジョン・役割・わざ(ちえ)」が必要不可欠です。●ビジョン
自らの「人生のビジョン」をはっきりさせなければ、誰とも「ビジョン仲間」になれません。●役割
人は、スーパーマンを目指すのではなく、「ネットワーク・ビレッジ」の中での「役割」に生きていきます。そうすることで、全体が機能するのです。●わざ(ちえ)
「役割」に生きるためには、「わざ(ちえ)」が必要になります。「わざ(ちえ)」がなければ、身に付ける必要があります。
入会のご案内
ダ・コールランドのコンセプト 今の文明とうまくつきあいながら、「いのちの系譜」の象徴としての家族と隣近所や仲間同士という「邑[ムラ]」をうまく連動させる。これを基盤として、子供が成長し、大人になった時、自らの意志を持って、自らの道を選択できるためにも、親はもちろんのこと、その子の周りにいる大人も、それぞれの場面で、できうる限り、子供の「今、ここに」を大切にできる環境を創る。
私達は、このような考えから、子供達との「共育」活動を展開しています。
ダ・コール・ランドの会員は、主に、「子供正会員」と「賛助親会員」によって成り立っていますが、この時の「賛助親会員」は、必ずしも、子供達の実の親である必要はないと考えています。むしろ、子供達の周りにいる大人達が、自分達の「邑[ムラ]」の一員として、子供達を受け入れ、時には暖かく見守り、時には援助しながら、子供達も大人達も、共に育っていく……私達は、こんな考え方に共感してくださる大人達もたくさんいるに違いないと思うし、さらに言えば、このような大人達こそが「賛助親会員」にふさわしいと考えています。
私達は、今、ダ・コール・ランドのコンセプトに共感してくださる「賛助親会員」を募集しています。
入 会 方 法 賛助親会員の会費
1口、年間12000円とし、 2口以上(24000円以上)
内訳 ・1人の子供正会員に対して、1口(12000円)
・自分自身の活動に対して、1口(12000円)
申し込み方法
所定の「プロフィールシート」に必要事項記入の上、
現金を事務局に持参していただくか、現金書留または
銀行振り込みで、お支払いしてください
(りそな銀行 茗荷谷支店(普)
1318240 ダ・コールランド宛)
申し込み・問い合わせ先
ダ・コールランド
〒112-0002
東京都文京区小石川5-5-6 羽鳥ビル4F
tel:03-5978-9831 fax:03-5978-9835
E-mail:daccord@big.or.jp
HP:http://www3.big.or.jp/~daccord
「別途資料」は、会員に対してお渡しています。
「別途資料」を御希望の方は、その旨を事務局まで
メールしてください。