公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 道主を囲む会 (2018/12/18記)
道主を囲む会
 平成30年12月2日午前11時より、同年最後の合気神社月次祭が執り行われた。
 植芝守央道主は合気神社にて祝詞を奏上され、約130名が共に参拝し、その後記念写真の撮影を行った。
 続いて正午より、例年の「道主を囲む会」が茨城支部道場で開催された。
 まず主催者の飯島悦男茨城県合気道連盟理事長が挨拶を行った。続いて常井洋治県議会議員、来賓の松田輝雄教育委員会スポーツ振興課課長、磯山博茨城支部道場相談役など多くの方が祝辞、挨拶を行った。
 続いて、道主は「現在140の国と地域にて合気道が広まっておりますが、これも茨城支部道場と合気道本部道場とが一丸となり、海外からの稽古者と共に、日頃の稽古に励んでいることの現れと感じております。来年もまた皆様と歩んでいければと思います。」と挨拶された。稲垣繁實茨城支部道場総務部長の音頭で乾杯を行った。
県内の道場からも多数の参加があり、会は親睦を深め滞りなく行われた。
 第14回植芝守央道主特別講習会 (2018/11/29記)
 第14回茨城支部道場道主特別講習会は、9月15日、16日の両日、笠間市の茨城支部道場で開催された。全国各地、海外合わせ57団体、150名が参集した。
 15日の13時から2時間、植芝守央道主ご指導のもと講習が行われた。植芝道主は転換の体捌きから始まり、入り身投げや一教、四方投げなどを通して、合気道の技は独立して考えるのではなく、全て繋がって技が成り立っている事を指導された。
 講習会終了後、同所にて植芝道主を囲んでの懇親会が行われた。最初に磯山博茨城支部道場相談役より挨拶があった。 
続いて植芝道主からの挨拶があり、その中で合気道が世界に広く普及していることに言及されながら、「今回の講習会でも全国からたくさんの方が参集され、ともに稽古が出来るのは合気道の持つ素晴らしさだと思います」と述べられた。
 乾杯後は参加者同士、懇談に移り、各参加団体の紹介や参加者全員での合唱等もあり、会場は盛大に盛り上がった。
 16日は10時から2時間の講習が行われた。道場の広さに制限がある中、講習会の参加者は各々熱心に稽古に励み、普段稽古することのない他の団体とも交流しながら汗を流した。
2日間の講習会は滞りなく終了した。
第14回植芝守央道主特別講習会
第14回植芝守央道主特別講習会
 合気神社大祭 (2018/6/2記)
合気神社大祭
 「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」は4月29日午前11時より、茨城県笠間市(旧岩間町)の合気神社で執り行われた。1500名の参拝者が集まった。
 修祓に始まり、大祭祝詞、植芝家をはじめとした各界代表の玉串奉奠が行われ、参拝者全員で神言奏上ののち、開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭に移った。
 慰霊祭は開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、二代道主ゆかりの参拝者、参拝者代表による玉串奉呈が行われた後、天津祝詞が奏上された。
 続いて植芝守央道主より「本日はご多用の中このように大勢の皆様に合気神社大祭並びに開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭にご参拝を賜りまして心から感謝申し上げます。開祖は亡くなられて49年吉祥丸二代道主が亡くなられて19年の歳月が経ちました。一般に門戸を開かれてその後吉祥丸二代道主をはじめとする先達の方々が合気道の素晴らしさをしっかりと開祖の意を汲みながら普及振興してこられました。また、現在、日々稽古されている皆様方の情熱、これが合気道を130の国と地域に広げていることの力だと思います。この流れを私どもは大切にしながら次の代に正しくしっかりとした形で伝えていくことが責務だと思います。そのためには日々の稽古をしっかりと大切にし、合気道の理念を会得、体得し、社会貢献をしていくことが私たちのこれからやっていくことだと思います。そのことをご神前にお誓い申し上げました。これからも皆様と共に稽古をしっかりと積んで参りたいと思います。本日は皆様本当にありがとうございました」と主催者挨拶が行われた。この後、植芝充央本部道場長による奉納演武、植芝守央道主による奉納演武が行われ、12時過ぎ祭典を終了した。
 合気神社例大祭の清掃奉仕作業 (2018/5/1記)
 合気神社例大祭の清掃奉仕作業が4月15日午前9時から行われ、茨城県合気道連盟傘下の18団体と本部道場指導部、本部道場幹事、茨城支部道場の会員、計120名が参加した。神社境内・神社・道場周辺の草刈りを行い、12時30分に終了した。当日は天候が不安定であったが、清掃が終わるまで崩れることなく最後まで作業を行うことが出来た。奉仕作業に参加された皆様に心から感謝申し上げます。
時は経てども
 新春挨拶 (2018/1/16記)
合気道道主 植芝守央
合気道道主 植芝守央
 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 本年も、大晦日23時半から元旦零時半までの越年稽古に本部並びに地域道場の会員200名が参加し、稽古に汗を流しながら新年の挨拶を交わすことが出来ました。昨年は政治・経済、地球温暖化、異常気象、地震や豪雨による災害、その上何度となく鳴らされたアラートなど安心安全とは言えない年であったと思いますが、こうして心新たに新年を迎える事は本当に幸せな事と感じております。
 「全世界に斯道(しどう)が隆盛となりつつある現在、歴史と伝統に輝く(財)合気会本部道場は、斯道の精神に即した斯界の健全な育成発展の場とする。それに相応しい合気道の殿堂にしつつ、斯道に志す国内、外の合気道人の期待に応えたい。皆々様には何卒、この点をご理解下さって絶大なるご支援とご協力をお願いしたい」この言葉は昭和43年1月、植芝吉祥丸二代道主が新道場の落成記念式典において述べられた言葉です。昭和20年東京が米軍機による大空襲を受けた際、吉祥丸二代道主が近隣の人々の協力を得ながら命がけで戦火から守り抜かれた道場をご自身で建て替えられた現在の本部道場ですので吉祥丸二代道主の深い思いが伝わってまいります。
 それから時は流れ、50年という歳月が経ちました。その間に社会的背景も価値観、そのほか様々な変化があり、その変化は大変大きなものだと思います。合気道は日々、心身の鍛錬の道とはいえ時代に即した考え方もしていかなければならないかもしれません。しかし、合気道の道の根本、開祖が創始した合気道の根幹は決して変わっておりませんし、今後も変えてはいけないものと思っております。
 私は昨年10月、アルゼンチン50周年記念講習会に出向いた折、パタゴニア・ウスアイアへ出向いたのですが南アメリカ大陸最南端でも合気道の稽古に励む方々があたたかく出迎えてくださいました。又、10年前に私が訪れた北の果てアイスランド・レイクキャビクにも合気道の稽古に励む方々がいらっしゃいました。このように合気道の広がりが地球の北端から南端へと広がっている事を目の当たりにすることが出来ました。これまで私自身が海外へ足を運ぶ事100余回になりますが、開祖植芝盛平翁の和合の心で世界に「銀のかけ橋」をしっかりと架けられたのを実感し感慨深いものがありました。
 現在の鉄筋のコンクリートの本部道場に建て替えられた50年前に現在のような合気道の広がりを願ってはいても想像することは出来ませんでした。しかしどのように世界の隅々まで広がってゆこうと、開祖が創始し、吉祥丸二代道主が戦後焼け野原となった日本で国の誇れるものとして世に広めてゆこうと誓った合気道の心は何も変わっておりません。戦後一般に門戸を開き、時が経ち、周りがどのように変化しても、合気道の本部道場がこの地にある限り、道の心臓として確かな鼓動で正しい心を送り続けてゆかなければならないと思っております。どのようにインターネットが便利に使われようと、人と人が直接顔を合わせ、言葉を交わし、心を通わせながら伝えてゆきたいと思っております。今後の更なる合気道の広がりに期待しながら。
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